次に、Active Directoryドライバを使用し、同じ問題が別のドライバについて発生する可能性のある例を示します。
例: Active Directoryのユーザに一致するような新しいユーザオブジェクトをeDirectoryに作成する際に、Active Directoryドライバがユーザの初期パスワードを提供すると想定します。Active Directoryドライバのサンプル設定は、初期パスワードをユーザの追加とは別の操作として送信します。さらに、Active Directoryからパスワードが提供されない場合はユーザのデフォルトパスワードを提供するポリシーも含んでいます。ユーザの追加とパスワードの設定は別々に実行されるので、このケースでは新しいユーザは、一時的ではあるにしても、必ずデフォルトパスワードを受け取ります。ユーザの追加後すぐにパスワードをActive Directoryドライバが送信するので、パスワードはすぐにアップデートされます。デフォルトパスワードがユーザのeDirectoryのPassword Policy (パスワードポリシー)に準拠しない場合、エラーが表示されます。たとえば、ユーザの名字を使用して作成されたパスワードがPassword Policy (パスワードポリシー)に対して短すぎる場合は、パスワードが短すぎることを示す-216エラーが表示されます。ただし、その後Active Directoryがポリシーに準拠する初期パスワードを送信した場合には、状況はすぐに解決されます。
使用しているドライバにかかわらず、ユーザオブジェクトを作成する接続システムで初期パスワードを提供するようにするには、次のいずれかを行うことを検討します。これらの方法は、初期パスワードがイベントの追加に付属するのではなく、それ以降のイベントとして提供される場合には、特に重要です。
このオプションを使用することをお勧めします。これは、システム内で高レベルのセキュリティを維持するために、デフォルトのPassword Policy (パスワードポリシー)を用意することが推奨されているためです。
または、