eDirectory 8.6.2およびeDirectory 8.7.3の機能サポート

次の表は、eDirectory 8.6.2を実行している場合にサポートされない機能と、eDirectory 8.7.3に関するいくつかの考慮事項を示します。

注:  eDirectory 8.6.2より前のバージョンをレガシーNDS(R)と呼びます。Identity Managerに付属のDirXMLエンジンは、レガシーNDSでは実行できません。

Identity ManagerはeDirectory 8.7ではテストされていないため、eDirectory 8.7はサポートされません。eDirectory 8.7.3はサポートされており、eDirectory 8.7から無償でアップグレードできます。

機能 eDirectory 8.6.2 eDirectory 8.7.3

Policy Builder

サポートされます。

サポートされます。

DirXML Script

サポートされます。

サポートされます。

Password Policy (パスワードポリシー): Advanced Password Rules (詳細パスワードルール)

パスワードルールにはユニバーサルパスワードが必要なため、eDirectory 8.6.2上のIdentity Managerではサポートされません。

ただし、混在環境では、2つのツリーを同期化し、一方がeDirectory 8.7.3の場合、8.6.2ツリーにはAdvanced Password Rule (詳細パスワードルール)を適用できます。たとえば、8.7.3が実行されている識別ボールトがあり、そのツリー内でパスワードの変更のみをユーザに許可している場合は、識別ボールトのユニバーサルパスワードをオンにして、eDirectory 8.6.2ツリーに一方向で同期化できます。ユニバーサルパスワードをNDSパスワードに同期化し、パスワードルールを適用できます。

eDirectory 8.6.2を使用する場合、使用できるパスワード制限は、NDSパスワードについて使用できる制限となります。

Password Policy (パスワードポリシー)でユニバーサルパスワードが有効になっている場合、サポートされます。

接続システムでPassword Policy (パスワードポリシー)を適用することもできます。

Password Policy (パスワードポリシー): パスワードを忘れた場合のセルフサービス

次を除くすべての機能がサポートされます。

  • ページ上でのパスワードのリセットをユーザに許可する
  • 現在のパスワードをユーザに電子メールで送信する

この機能には、逆方向パスワードが必要です。eDirectory 8.6.2はユニバーサルパスワードをサポートしないため、この機能は使用できません。

Password Policy (パスワードポリシー)でユニバーサルパスワードが有効になっている場合は、すべての機能がサポートされます。

Password Policy (パスワードポリシー)でユニバーサルパスワードが無効になっている場合、管理者は、次のオプションをポリシーのユーザに提供することはできません。

  • ページ上でのパスワードのリセットをユーザに許可する
  • 現在のパスワードをユーザに電子メールで送信する

この機能には逆方向パスワードが必要なため、ユニバーサルパスワードが有効になっていない場合は使用できません。

Password Policy (パスワードポリシー): チャレンジセット

サポートされます。

サポートされます。

Password Policy (パスワードポリシー): パスワードのリセットのセルフサービス

サポートされます。

ユニバーサルパスワードが使用できない場合、Reset PasswordガジェットはNDSパスワードを変更するので、eDirectory 8.6.2で使用できます。

サポートされます。

ユニバーサルパスワードが使用できない場合、Reset PasswordガジェットはNDSパスワードを変更するので、ユーザのPassword Policy (パスワードポリシー)でユニバーサルパスワードが有効になっていない場合でも使用できます。

Password Policy (パスワードポリシー): [Set Universal Password]タスク

NDSパスワードの変更はサポートされません。代わりに、[Modify Object]タスクまたは他のヘルプデスクタスクを使用して、ユーザのNDSパスワードを変更できます。

ユニバーサルパスワードが有効になっている場合はサポートされます。

[Reset Password]タスクと異なり、[Set Universal Password]タスクは、ユニバーサルパスワードがユーザのPassword Policy (パスワードポリシー)で有効になっている場合にのみ使用できます。

パスワード同期

Identity Managerに発行するパスワードのみがサポートされます。

8.6.2を使用し、新しいプラットフォームに対するサポートを追加すると、Password Synchronization 1.0で提供される機能と同じ機能を模倣するようドライバを設定できます。

Identity Managerは、接続システムからのパスワードを受け入れ、NDSパスワードをアップデートできます。ただしユニバーサルパスワードがない場合、接続システムが別のeDirectoryツリーでない限り、Identity Managerは接続システムにパスワードを配布できません。

サポートされます。

ただし、Password Policy (パスワードポリシー)でユニバーサルパスワードが有効になっていない場合は、パスワードを接続システムに配布できません。この場合、受信したパスワードに対してはPassword Policy (パスワードポリシー)を適用できますが、接続システムに対しては適用できません。

Role-Based Entitlement (役割ベースのエンタイトルメント)

サポートされていません。Entitlement Policy (エンタイトルメントポリシー)はダイナミックグループです。ダイナミックグループの機能の一部はeDirectory 8.6.2ではサポートされていません。

サポートされます。

レポーティングと通知

Novell Nsure Auditをサポートします。

アップグレードのお客様のみが利用できます。レガシーのレポーティングと通知サービスであるRNSもサポートされます。RNSはIdentity Managerに含まれますが、DirXMLエンジン用のRNSコンポーネントは含まれません。

Novell Nsure Auditをサポートします。

アップグレードのお客様のみが利用できます。レガシーのレポーティングと通知サービスであるRNSもサポートします。RNSはIdentity Managerに含まれますが、DirXMLエンジン用のRNSコンポーネントは含まれません。

eGuide

サポートされます。

サポートされます。