注意: 既存のeDirectory環境をアップグレードする前に、現在インストールされているNovellおよびサードパーティ製のアプリケーションでeDirectory 8.8 SP6がサポートされているかどうかを確認してください。また、アップグレードの前にeDirectoryをバックアップしておくことを強くお勧めします。
次のプラットフォームのいずれかを使用できます。
32ビットeDirectory対応プラットフォーム:
Windows Server 2003 Enterprise SP2
32ビットWindows Server 2008(Standard/Enterprise/Data Center Edition)
64ビットeDirectory対応プラットフォーム:
64ビットWindows Server 2008(Standard/Enterprise/Data Center Edition)
Windows Server 2008 R2(Standard/Enterprise/Data Center Edition)
重要: eDirectoryの最新のパッチを適用する必要があります。
eDirectory 8.8 SP6サーバをWindowsホストから、別のホストで実行されている既存のツリーに追加しようとすると、ファイアウォールが有効になっている場合は失敗する可能性があります。
この問題を回避するには、ファイアウォールでSLPサービスとNCPポート(デフォルトは524)を有効にして、セカンダリサーバを追加できるようにします。
eDirectory 8.8 SP6のインストールに備えて既存のツリーを準備する方法については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』の「Windows用のeDirectoryスキーマの更新」を参照してください。
eDirectoryおよびNovell iManagerのインストールでは、Java 1.4以降が使用されます。このため、インストールを正しく実行するには、ビデオカードおよびドライバの設定で色深度を8ビット(256色)以上にする必要があります。
一部のビデオカードやドライバのバージョンでは、インストール画面の表示に異常が発生する場合があります。たとえば、画面がパステルカラーの配色になったり、斑点状に表示されたりするため、実際の設定よりも非常に低い解像度に見える場合があります。インストール画面がまったく表示されない場合もあります。このような場合は、インストールが停止または中止されたように見えます。インストール画面が正常に表示されない場合は、ビデオカードドライバの最新バージョンをダウンロードします。最新バージョンを適用しない場合、インストールが正常に完了しない可能性があります。
一部のビデオカードでは、256色に設定されている場合、SNMP部分のインストール状況が表示された後でインストール画面が消えたように見えることがありますが、実際にはinstall.exeとlaunch.exeは実行中であるというケースがあります(Windowsタスクマネージャで確認可能)。このような場合には、タスクマネージャを使用してlaunch.exeプロセスを終了し、画面を256色以上に設定してから、インストールを実行し直します。この結果、既存のインストールの上からアップグレードインストールが実行され、アップグレードは正常に完了します。
任意のWindowsサーバにeDirectory 8.8 SP6をインストールする前に、ネイティブのマスタエージェントがインストールされていることを確認してください。
Windows SNMPサービスがシステムにインストールされ実行されている場合、eDirectoryインストールでは、Novell SNMPサブエージェントをインストールする間、Windows SNMPサービスを一時的にシャットダウンします。Novell SNMPサブエージェントがインストールされると、Windows SNMPサービスは再起動されます。
IPX環境設定で内部ネットワーク番号が0に設定されている場合、コンピュータに複数のNICがあるとeDirectory 8.8 SP6のインストールに失敗することがあります(IPX環境設定はWindowsのコントロールパネルのネットワーク設定で確認します)。eDirectoryインストールを正常に完了し、インストール後にeDirectoryを正しく実行するためには、内部ネットワーク番号を0以外の値に設定する必要があります。
IPXをアンインストールする場合は、一部またはすべてのアダプタで無効にするだけでなく、IPXを完全にプロトコルとしてアンインストールする必要があります。
IPXを使用する場合は、正しく設定する必要があります。つまり、複数のアダプタ(LANまたはWAN)で、有効なIPX内部ネットワーク番号を設定する必要があります。
eDirectoryの実行中は、各アダプタのプロトコルをインストール、削除、有効化、または無効化することはできません。
場合によっては、スキーマ拡張の同期が遅れ、1つ目の新規eDirectory 8.8 SP6サーバがインストールされているツリーの下位レベルにスキーマ拡張が同期されないために、機能の一部が完全にインストールされないことがあります。
この問題は、ツリーのスキーマを手動で拡張してからeDirectory 8.8 SP6をインストールすると回避できます。このとき、<展開場所>\nt\I386\NDSonNT\ndsnt\ndsディレクトリ(32ビットの場合)または<展開場所>\windows\x64\NDSonNT\ndsnt\ndsディレクトリ(64ビットの場合)にある、eDirectory 8.8 SP6スキーマファイルを使用します。
スキーマ拡張の詳細については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』を参照してください。
ediraudit.schファイルを拡張するとき、次のメッセージが表示されます。
NDS schema already configured
これは予期される動作です。サーバがDirectory 8.8 SP6の場合、スキーマを拡張する必要はありません。
Novell Clientがすでに含まれているWindows 2000マシンにeDirectory 8.8 SP6をインストールすると、eDirectoryによりSLPサービスがインストールされますが、このSLPサービスは手動モードに設定されるため、サーバの起動時に実行されません。この場合、eDirectoryではNovell ClientのSLPサービスが使用されます。Novell Clientが削除され、eDirectoryで使用するSLPサービスがなくなった場合は、SLPサービスを手動で起動するか、SLPサービスがサーバの起動時に自動的に開始するように変更する必要があります。
eDirectory 8.5.xまたは8.6.xをお持ちの場合は、最初にeDirectory 8.7.xにアップグレードしてから、eDirectory 8.8 SP6にアップグレードする必要があります。
eDirectory 8.7.xからeDirectory 8.8.6にアップグレードするときに、Identity Managerファイルの場所が変更されます。このため、Identity Managerエンジンおよびドライバを再インストールする必要があります。サードパーティ製のjarファイルは新しい場所に自動的にコピーされるわけではありません。関係するドライバを起動する前に手動で配置する必要があります。eDirectory 8.8 SP6にアップグレードする前に、すべてのドライバを手動に設定する必要があります。
eDirectoryサーバを以前のバージョンからeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際には、DIBアップグレードに対応したディスク容量チェックが実行されます。DIBが配置されるファイルシステムに必要な空きディスク容量は、DIBサイズと同じ容量になります。ディスク容量チェックのメッセージは、インスタンス固有のログディレクトリに配置されたndscheck.logで更新されます。デフォルトインスタンスはC:\Novell\NDS\ndscheck.logです。
注意: ディスク容量チェックが必要になるのは、DIBのアップグレード処理の間だけです。詳細については、「eDirectory 8.8のアップグレード要件」を参照してください。
eDirectoryをeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際は、サーバを停止してDIBのアップグレード処理を実行してから、サーバを開始して通常のアップグレードを実行します。このアップグレードにかかる時間は、ツリー内のオブジェクト数によって異なります。
DIBアップグレードの詳細については、『eDirectory 8.8インストールガイド』の「eDirectory 8.8 SP6のアップグレード要件」を参照してください。
DIBパスをカスタマイズすると、DIBを格納しているファイルシステムのディスク容量が不足しているため、eDirectoryのアップグレードを続行できないことを示すエラーメッセージが表示されます。
問題を回避するには次の手順に従ってください。
eDirectoryをインストールした場所に、空の「DIBFiles」フォルダを作成します。
アップグレードを再試行します。
たとえば、eDirectoryをC:\Novell\NDSにインストールし、DIB pathをE:\Novell\Dib\DIBFilesにカスタマイズしている場合、eDirectoryを正常にアップグレードするには、DIBFilesフォルダをC:\Novell\NDSの下に作成する必要があります。アップグレード後、DIBFilesディレクトリは削除できます。
管理者にツリースキーマを変更するための十分な権利がないというエラーが発生し、eDirectoryのアップグレードに失敗します。
問題を回避するには、[管理者のログイン]セクションで管理者ユーザを参照し、手動で選択して処理します。
eDirectoryインストラメンテーションがインストールされているeDirectoryサーバをアップグレードする場合、eDirectoryインストラメンテーションファイルは自動的にはアップグレードされません。このため、eDirectoryインストラメンテーションファイルは手動でアップグレードする必要があります。
注意: eDirectoryインストラメンテーションはIdentity Manager 4.0では自動的にインストールされます。
インストラメンテーションのアップグレードの詳細については、『Novell eDirectory 8.8.6インストールガイド』を参照してください。
インストール時にeDirectory情報を指定する際に、無効なサーバオブジェクトコンテナタイプを指定した場合、エラーはすぐに検出されませんが、eDirectoryインストールが-611または-634エラーで失敗します。
有効なサーバオブジェクトコンテナタイプは、次のとおりです。
組織(O)
部門(OU)
ドメイン(DC)
ごくまれにですが、コアDSコンポーネントのインストール時にeDirectoryのインストールに失敗することがあります。その場合、次のようなエラーが表示されます。
eDirectoryのDSコンポーネントを正しくインストールできませんでした。受け取ったエラー:「<エラー>」。詳細についてはDSInstall.logを参照してください。eDirectoryのインストールを終了します。
このエラーが表示された場合は、製品を再インストールするか、製品を削除してから再インストールする必要があります。インストールの一部がすでにシステム内にある場合や、その他の原因で再インストールに失敗する場合は、Novell Support Webサイトで考えられる解決方法を参照してください。
eDir_88_iMan27_Plugins.npm iManagerプラグインをWebからダウンロードします。
『iManager 2.7インストールガイド』に記載されている手順に従って、NPMをインストールします。
注意: iManagerプラグインはWebサイト(download.novell.com)から入手できます。
NICIのアンインストール後、NICIをサーバから完全に削除するには、\windows\system32\Novell\NICIサブディレクトリ(32ビットNICIの場合)または\windows\SysWOW64\Novell\NICIサブディレクトリ(64ビットNICIの場合)を削除します。これらを削除するには、NICIサブディレクトリの下にあるいくつかのファイルおよびディレクトリの所有権を持っている必要がある場合があります。
警告: NICIサブディレクトリの削除後は、以前にNICIで暗号化されたすべてのデータまたは情報を復元することはできません。
dsbkスクリプトとCRONスケジューラの環境が異なるため、dsbkスクリプトをスケジュールされたcronジョブとして実行できません。対応策として、dsbkスクリプトは、ndstraceバイナリパスを指定するように手動で編集してから、cronジョブとしてスケジュールするようにします。
eDirectoryをインストールして設定してから、xdaspropertiesファイルを設定します。次に示すように、Syslog appenderが有効になっていることを確認します。
log4j.appender.S=org.apache.log4j.net.SyslogAppender
次に示すように、Layout definition for appender Syslog Sを無効にします。
# Layout definition for appender Syslog S. #log4j.appender.S.layout=org.apache.log4j.PatternLayout log4j.appender.S.layout.ConversionPattern=%c : %p%m%n
xdasauditdsをロードしようとすると、eDirectoryはコアのダンプを開始し、プログラムは信号11で停止します。
この問題は、log4cxxが、xdaspropertiesファイルでレイアウトの存在を設定の前に確認しないことが原因で発生します。xdaspropertiesファイルでSyslog appenderが有効になっていると、Layout definition for appender Syslog Sは自動的に有効になっているとみなされます。
XDASロールまたはXDASアカウントページにアクセスすると、他のページに移動する前に、iManagerプロパティページの自動保存機能によりデフォルトのオブジェクトクラスが保存されます。自分の要件に合った適切な設定であることを確かめるには、iManagerを使用して設定を行った後、ncpサーバオブジェクトのxdasconfiguration属性を確認します。
WindowsでeDirectory 8.8 SP6にアップグレードする際に、他のNovell製品(ZENWorks、Nsure Audit、NetMail Managerなど)がインストールされている場合は、eDirectory 8.8 SP6のインストールを開始する前に、現在実行されているNDSサーバサービスを手動で停止する必要があります。eDirectoryをインストールした後でこのアプリケーションを再起動します。
セキュリティ上の問題により、Windows Server 2003はサービス内からのコンソールアクセスを制限しています。eDirectoryはWindowsのサービスとして呼び出されるため、コンソールへのアクセスが制限されており、ヘルプダイアログボックスを開くことができません。この現象は、dsrepair、dsmerge、およびdsbrowseなどの操作で発生します。
これらのユーティリティのヘルプファイルを参照するには、ヘルプファイルが配置されているディレクトリでこれらのファイルを直接ダブルクリックします。たとえば、日本語のヘルプファイルはC:/Novell/NDS/NLS/Nihongoにあります。
セカンダリサーバのインストール時にログインに失敗する場合は、[Administrator Login Name(管理者ログイン名)]ダイアログボックスの横にある[参照]ボタンをクリックします。この後、エラーメッセージと、IPアドレスの入力を求めるダイアログボックスが表示される場合があります。その場合は、ツリー内の任意のサーバ(サーバが追加されているパーティションのマスタサーバを推奨します)のIPアドレスを入力します。サーバが524以外のポート番号を使用して実行されている場合は、ポート番号も入力します(例: 1.2.3.4:1524)。これでサーバへの接続が完了し、ツリー名が表示され、ログイン名とパスワードの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの手順にしたがって、インストールを続行します。プライマリとセカンダリサーバの時刻が同期されていることを確認します。
eDirectory 8.7.3.xをeDirectory 8.8 SP6にアップグレードして暗号化複製を有効にしている場合、ごくまれに複製に失敗することがあります。
この問題を回避するには次の手順に従ってください。
Novell iManagerで[オブジェクトの変更]を選択し、次にNCPサーバオブジェクトを選択します。
[全般]タブで[その他]を選択します。
NCPKeyMaterialNameを[値がない属性]から、SSL CertificateDNSなどの証明書の名前が付いた[値がある属性]に追加します。
手順3で属性を変更したサーバでLimberを実行します。
eDirectory 8.8 SP6のインストールの完了後、iMonitorにログインするか、NDSCONSを使用してsas.dlmサービスを開始すると、-5984エラーが表示される場合があります。
この問題は、Client32がインストールされていないシステムで発生します。この問題を解決するには、パス環境変数に\novell\nds\smsを追加します。
2バイト文字または拡張ASCII文字が含まれるパスからインストールファイルを実行すると、eDirectoryのインストールに失敗します。
インストーラが、rt.jarファイルをロードするための正しいパスを検出できません。このエラーは、eDirectoryのインストールフォルダのディレクトリパスが比較的短かい場合は発生しません。たとえば、ディレクトリパスの長さが115文字を超えると、eDirectoryインストールは失敗する可能性があります。
リモートデスクトップ接続を使用してインストールを実行すると、そのインストールは失敗し、エラーメッセージが表示されます。リモートデスクトップ接続は実際の物理的なアクセスよりも速度が遅いため、インストールプロセスがローカル参照の取得に失敗し、インストールも失敗します。
この問題を回避するには、実際にサーバを物理的に接続してeDirectoryをインストールするか、VNC接続を使用してeDirectoryをインストールします。
Windowsでは、簡易パスワードを持つLDIFをアップロードするときに、SystemフォルダおよびAdministratorフォルダに格納されているNICIキーが同期されていない場合、ldif2dibが失敗することがあります。
この問題を回避するには、次の手順でnici/systemフォルダ内のキーにアクセスします。
C:\Windows\system32\novell\nici\フォルダに移動します(32ビットNICIの場合)。
または
C:\Windows\SysWOW64\novell\nici\フォルダに移動します(64ビットNICIの場合)。
Administratorフォルダ内のファイルをバックアップします。
Systemフォルダの[プロパティ]ウィンドウにある[セキュリティ]タブに移動します。
[詳細設定]を選択し、[所有者]タブに移動します。
Administratorを選択します。
[セキュリティ]タブに戻り、Administratorを一覧に追加します。
Administratorフォルダ内のファイルをSystemフォルダ内のファイルで上書きします。
アップロードした後に、バックアップファイルをAdministratorフォルダにコピーします。
Systemフォルダおよびフォルダ内のファイルへのAdministratorのアクセス権を変更します。
LDIFファイルには、エントリが属するすべてのオブジェクトクラスを記述する必要があります。また、クラスの継承によってエントリが属することになるクラスも記述する必要があります。たとえば、inetOrgPersonタイプのエントリの構文はLDIFファイルでは次のようになります。
objectclass: inetorgperson
objectclass: organizationalPerson
objectclass: person
objectclass: top
ldif2dibユーティリティを使用してバルクロード処理を行ったオブジェクトは、オブジェクトのオブジェクトクラス用のACLテンプレートで指定されたACLと一緒には追加されません。
sキーまたはSキーを押すと、オフラインのバルクロード処理を一時的に停止することができます。バルクロード処理を停止する際はエスケープキー(Esc)を使用することができます。
レプリカリング内のいずれかのサーバが停止している場合は、iManagerを使用して暗号化複製を設定することはできません。
暗号化複製が有効になっている場合、ツリーのマージに失敗します。マージを行う前に、各ツリーでセキュリティ保護された複製を無効にします。
オフラインのバルクロード処理の直後にサーバのクローンを作成する場合、バルクロード処理がインデックスの無効化オプション付きで行われていると、クローン作成に失敗することがあります。
ただしこの問題は、バルクロード処理の完了後数時間以内にdibcloneを実行した場合は発生しません。
ソースサーバで暗号化複製機能を有効にしてクローンを作成する際に、クローン作成されたサーバを一時的に除外するようにERポリシーを変更します。この設定は、クローン作成されたサーバの設定が完了した後で変更できます。
Windowsでは、NLDAPを停止した後に、サーバを再起動してNLDAPをロードする必要があります。
iManagerでは、iManagerがインストールされているWindowsシステムにNMASサポートをインストールする必要があります。Novell Clientでは必要ありません。Novell Clientを使用する場合は、iManagerでNMASサポートが含まれているバージョンが必要になります。
iMonitorを使用してeDirectoryツリー内のオブジェクトを参照する際、名前に2バイト文字が含まれているオブジェクトについては、オブジェクトプロパティへのハイパーリンクが正しく設定されないことがあります。
iMonitorのエージェントヘルスチェック機能を単一のサーバツリーで実行すると、破損しやすいデータのステータスが原因で、[結果]カラムに[警告]アイコンが表示されます。これは、ツリーが正常でないということでも、エージェントヘルスチェックが設計どおりに機能していないということでもありません。破損しやすいデータとは、現在のところ少なくとも1つのレプリカにも同期されていないデータです。単一のサーバツリーは、その性質上、別の場所にデータのレプリカを作成していないため、このようなデータには常に重大な障害が発生する危険性があります。ハードディスクに障害が発生した場合、データを失うことになります。
単一のサーバツリーの破損しやすいデータまたは読み込み可能なレプリカ数に関するヘルスチェック警告を表示させたくない場合は、ndsimonhealth.iniファイルを編集することにより、これらのヘルスチェックを無効にすることができます。ヘルスチェックを無効にするには、次のエントリを変更します。
perishable_data-active: OFF
および
ring_readable-Min_Marginal: 1またはring_readable-active: OFF
この設定により、読み込み可能なレプリカ数および破損しやすいデータに関する警告が無効になります。
iMonitorのカスタムレポート機能は、カスタムレポートを作成するときに、ユーザが指定したURLを保存対象のレポート(保存されるHTMLファイル)に挿入するように設計されています。このため、保存された実行済みのカスタムレポートを開くと、カスタムレポートが実行された時点でURLによって取得されたデータではなく、アクティブな(現在の)データが表示されます。この問題はiMonitorの今後のリリースで解決される予定です。
iMonitorの多くのボタン([オン]/[オフ]、[すべて選択]、[すべてクリア]、[更新]ボタンなど)が表示されるかどうかは、JavaScriptが有効になっているかどうかで決定します。Internet Explorer 6.0.3790.0では、デフォルトでJavaScriptが無効になっています。
Internet Explorer 6.0.3790.0のJavaScriptを有効にするには、次の手順を実行します。
[ツール]、[インターネットオプション]の順にクリックし、[セキュリティ]タブをクリックします。
[インターネット]アイコンを選択し、[レベルのカスタマイズ]をクリックします。
[スクリプト]セクションまで下にスクロールし、[アクティブスクリプト]の[有効にする]をオンにします。
[OK]を2回クリックします。
Windowsターミナルサーバでdsbrowse.dlmやdsrepair.dlmなどのeDirectoryユーティリティを実行すると、これらのユーティリティは、ターミナルサービスウィンドウではなくメインデスクトップで開きます。セキュリティ上の理由により、Win32ではターミナル画面にサービスのウィンドウを表示することができないため、メインデスクトップに表示されます。
修復ウィンドウを開いたままで管理者がログオフすると、DHostがクラッシュします。修復ユーティリティの実行時には、Windowsセッションからログオフする前にすべての修復ウィンドウを閉じる必要があります。
他のNovell製品(Identity Managerなど)をアップグレードまたはインストールしているとき、eDirectoryのシャットダウン中にDHostが不規則にクラッシュし、次のエラーが発生します。
Memory could not be written.
ただし、データの損失はありません。
Novell SecretStore機能は、LDAP経由では動作しません。この問題を解決するには、iManagerを通じてLDAPを更新する必要があります。
Windows上のeDirectory MIBファイル (<eDirectoryインストールルートディレクトリ>\snmp\edir.mib)は、HP-OpenViewの一部のエラーおよび警告をコンパイルします。これらのエラーは無視することができます。
LDAPがクリアテキストモードで実行されるように設定されていない場合は、eDirectory SNMPサブエージェントを起動する前に、SNMP環境設定ファイル(SSLKEY C:\Novell\nds\trust.derなど)でルート認証局証明書ファイルの名前を指定する必要があります。
ndssnmp.cfgは、Windows上のC:\novell\nds\snmpにあります。
eDirectory 8.8 SP6を初めてインストールする(新しいツリーを作成する)際に、サーバにインストールされているWindows SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryはSNMPサービスをシャットダウンできません。このような場合は、eDirectoryをインストールした後にSNMPを使用することができません。
次の手順に従って、SNMPサービスを再起動してください。
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。
名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。
[Yes to All]をクリックします。
名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。
Windows対応プラットフォームのサーバにeDirectoryをインストールしている際に、SNMPグループオブジェクトの作成エラーが発生した場合は、SNMPグループオブジェクトを手動で作成する必要があります。SNMPオブジェクトを手動で作成する手順については、『Novell eDirectory 8.8管理ガイド』の「Novell eDirectoryのSNMPサポート」セクションを参照してください。
Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryのアンインストールによってC:\novell\ndsディレクトリ内のSNMPファイルがすべて削除されるわけではありません。ただし、SNMPレジストリエントリの削除や、Novell SNMPエージェントがDSおよびSNMPサービスによって行う設定解除プロセスなど、その他のアンインストールプロセスは正常に完了します。
アンインストールを完了するには、次の手順を実行します。
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。
名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[停止]をクリックします。
[Yes to All]をクリックします。
名前の一覧でSNMPサービスを右クリックし、[開始]をクリックします。
C:\novell\ndsディレクトリに残っているSNMPファイルを手動で削除します。
Windows Server 2008でeDirectory GUI(C:\novell\NDS\NDSCons.exe)からユーティリティを実行すると、対話式のダイアログボックスが表示されます。
実行したユーティリティを使用して起動および続行するには、対話式のダイアログボックスで
オプションをクリックします。注意: Novell eDirectoryモジュール用のディレクトリエージェント(ds.dlm)を構成する場合は、ds.dlmのダイアログボックスを終了して、Novell eDirectoryサービスの使用を続行してください。
Novell iManagerでeDirectory Service Managerを使用してeDirectoryを停止すると、Service Managerを通じてeDirectoryを再起動することはできません。eDirectoryサーバでNovell eDirectoryサービスユーティリティ(C:\novell\NDS\NDSCons.exe)を使用して、eDirectoryを再起動します。
Netscape関連の属性は、eDirectory 8.8 SP6のLDAPでインストールされるデフォルトのスキーマから削除されました。これらの属性を使用する必要がある場合は、eDirectory 8.8より前にインストールされたツリーに存在する属性を使用します。または、Novell Import Conversion Exportユーティリティを使用して、schemaディレクトリ内のnetscape-mappings.ldifファイルを実行することにより、これらの属性を新しいツリーに追加することができます。
2台以上のサーバが含まれるツリーでは、移動したオブジェクトの削除に失敗する場合があります(エラー: 637)。
eMBoxでは、eMBoxクライアントおよびiManagerを使用してロールフォワードディレクトリを設定するときに2バイト文字が処理されません。処理するには、DSBKを使用します。
「dynamicgroup」というオブジェクトクラス属性を持つダイナミックグループオブジェクトを他のコンテナに移動すると、ダイナミックグループが機能しなくなります。移動後、ダイナミックメンバーにクエリおよび検索を実行しても機能しません。
eDirectory 8.7.3.xサーバからのアップグレード後に標準ndsrepairを実行すると、[エントリの先祖IDリストが無効です]というエラーメッセージが表示されます。
先祖IDアップグレードは、DIBのアップグレード後、バックグラウンドプロセスの一環として行われるため、このエラーは無視することができます。
eMBoxでネットワークアドレスを修復しているとき、eMBoxが修復用の最近の修正で更新されていないと、次のエラーが発生します。
エラー: このサーバのネットアドレスが見つかりませんでした。エラー: 11004
エラー: 接続できませんでした。エラー: 11004
eDirectoryはデフォルト以外の場所にインストールできますが、xdasconfig.propertiesファイルの場所は現在c:\に設定されています。したがって、この環境設定ファイルは、c:\novell\ndsディレクトリからc:\ドライブに移動する必要があります。
XDASのLDAPイベントはWindows 32ビットではサポートされていません。したがって、Windows 32ビットではXDASイベントを登録しないでください。
Novell eDirectory 8.8 SP6には、次のマニュアルがあります。
Novell eDirectory 8.8新機能ガイド
Novell eDirectory 8.8インストールガイド
Novell eDirectory 8.8管理ガイド
Novell eDirectory 8.8トラブルシューティングガイド
これらのマニュアルは、Novell eDirectory 8.8オンラインマニュアルWebサイトから入手できます。
このreadmeの最新バージョンは、Novell eDirectory 8.8オンラインマニュアルWebサイトから入手できます。
iManager 2.7に関する情報については、iManager 2.7オンラインマニュアルを参照してください。
NMASに関する情報については、NMASオンラインマニュアルを参照してください。
Certificate Serverに関する情報については、Certificate Serverオンラインマニュアルを参照してください。
NICIに関する情報については、NICIオンラインマニュアルを参照してください。
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