次の図は、GSSAPIがLDAPサーバとともにどのように動作するかを示しています。
図 7この図の数字は、それぞれ次のことを示しています。
eDirectoryユーザは、チケット認可チケット(TGT)と呼ばれる初期チケットの要求を、LDAPクライアントを通してKerberos KDC(Key Distribution Center)サーバに送信します。
Kerberos KDCとしては、MIT、Microsoft*、またはHeimdalのいずれかのものを使用できます。
KDCは、TGTを送ってLDAPクライアントに応答します。
LDAPクライアントはTGTをKDCに返信し、LDAPサービスチケットを要求します。
KDCは、LDAPサービスチケットを送ってLDAPクライアントに応答します。
LDAPクライアントはLDAPサーバに対してldap_sasl_bindを実行し、LDAPサービスチケットを送信します。
LDAPサーバはGSSAPIメカニズムを利用してLDAPサービスチケットを確認し、その結果に基づいて、ldap_sasl_bindが成功したか失敗したかをLDAPクライアントに返信します。