メールアカウントの操作

Evolutionでは、複数のアカウント(識別情報)を持つことができます。電子メールを作成するときに使用するアカウントは、メッセージコンポーザで[差出人]フィールドの横にあるドロップダウンリストから選択できます。

[送受信]をクリックすると、無効になっていないすべてのメールソースが選択されます。特定のアカウントについてメールをチェックしないようにするには、そのアカウントを[メールのアカウント]タブで選択して、[無効]ボタンをクリックします。

新しいアカウントを追加するには、[追加]をクリックしてメール設定アシスタントを開きます。既存のアカウントに変更する場合は、そのアカウントを[Preferences (設定)]ウィンドウで選択して[編集]をクリックすると、アカウント編集ダイアログボックスが表示されます。

アカウント編集ダイアログボックスには、6つのセクションがあります。

身元情報: このアカウントの名前と電子メールアドレスを指定します。このアカウントから送信するメッセージに挿入するデフォルトの署名を選択することもできます。

メールの受信: メールを受信する方法を選択します。メールは、サーバからダウンロードする(POP)、読んでからサーバ上に保存する(Microsoft ExchangeまたはIMAP)、すでにデスクトップコンピュータ上に存在しているファイルから読むのいずれかができます。サーバに対する接続では、SSL (Secure Socket Layer)接続を使用する必要があります。SSL接続について、[常に]、[可能ならば]、[しない]のいずれかを選択できます。機能しない場合は、別のものを選択してください。

メールサーバの特定ポートに接続するようシステム管理者が要求する場合があります。使用するポートを指定するには、サーバ名の後にコロンとポート番号を入力します。たとえば、「smtp.omniport.com」というサーバのポート143に接続するには、サーバ名として「smtp.omniport.com:143」を指定します。

詳細については、メールの受信を参照してください。

受信オプション: メールを自動的にチェックするか、およびその頻度を設定します。また、その他のメッセージ受信オプションも設定します。

詳細については、メールの受信オプションを参照してください。

メールの送信: このセクションでは、メールを送信する方法を選択および設定します。SMTP、Microsoft Exchange (Evolution Connector for Microsoft Exchangeをインストールした場合)、またはSendmailを選択できます。

詳細については、メールの送信を参照してください。

デフォルト: このセクションでは、このアカウントに送信されたメッセージを保存する場所と、ドラフトとして保存するメッセージを設定します。デフォルトの設定に戻すには、[Restore Defaults (デフォルトに戻す)]をクリックします。

このアカウントから送信したすべてのメッセージについてコピーを他のアカウントに送信するには、[常に使用するCC先]または[常に使用するBcc先]を選択して、1つ以上のアドレスを指定します。

セキュリティ: このセクションでは、このアカウントのセキュリティオプションを設定します。暗号化を使用する場合は、PGP鍵のID (詳細は暗号化参照)を入力して、鍵と署名の扱いについて4つのオプションのいずれかを選択します。