JTSデータシート

Novell exteNd Messaging PlatformのJTSは、Sun Microsystems JTS (Java Transaction Services)およびJTA (Java Transaction API)の純粋なJava実装です。

OTS 1.2仕様の実装

Novell exteNd Messaging PlatformのJTS実装は、OMG OTS 1.2TransactionService仕様要件に準拠しています。 OTS仕様で必要とされないため、ネストトランザクションはサポートされていません。

完全に回復可能なサービス

トランザクションマネージャは、トランザクションのACIDプロパティを保証するログ機構を備えています。 トランザクションマネージャは、故障後の状態の回復を保証するために、OMG OTS 1.2で指定された想定済のロールバックプロトコルによる2フェーズコミットを実装しています。

CORBAトランザクションオブジェクトおよびリソースのサポート

トランザクションマネージャはクライアントからサーバへのトランザクションオブジェクト呼び出しのトランザクション伝達をサポートするために、ORBに対して完全なトランザクションサービスを提供します。 トランザクションに参加するために、トランザクションとCORBAリソースを管理するためのJTSインタフェースを備えています。

JTA準拠リソースマネージャのサポート

トランザクションマネージャはJDBC 2.0 XAインタフェースをサポートするリソースマネージャの分散型トランザクションをサポートします。 Clo7udscapeバージョン3.6および4.0、Oracle 8.1.6 ThinクライアントおよびOCIドライバでテストされています。

OnePhaseResource機能

トランザクションマネージャは、ローカルトランザクション機能のみを持つJDBCを分散型トランザクションに参加させることを許可する固有のインタフェースです。 トランザクションマネージャは、2フェーズコミットプロトコルの該当する特殊なリソースを、他のすべてのリソースで準備させて呼び出すことで処理します。 準備段階の結果がトランザクションにコミットされると、TMはOnePhaseResourceを呼び出し、1フェーズコミットを実行させます。 1フェーズコミットの正常な結果は、コミットする最後の投票と見なされ、他のすべてのリソースは、プロトコルのコミットフェーズを完了するために呼び出されます。

1フェーズコミット最適化

トランザクションマネージャは、1フェーズコミットプロトコルを使用して、1つのリソースしか持たないトランザクションがコミットされる場合に最適化します。

伝達されたトランザクションの相互ポジション

トランザクションマネージャは、プロセスに伝達させるトランザクションを配置することにより、プロセス間通信を最適化します。 つまり、TMはプロセスの下位コーディネータを作成し、そのトランザクションでローカルに関連付けられたリソースを調整する一方、トランザクションの発信者であるルートコーディネータに対するリソースとして動作します。 ルートコーディネータは下位コーディネータと通信して、トランザクションを完了します。 下位コーディネータはローカルリソースに完了をリレーします。

「純粋なクライアント」のサポート

トランザクションマネージャクライアントは、小規模のトランザクションマネージャを備えており、実際のトランザクション、ログ、およびjBroker TMインスタンスへの回復を委任します。

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