キャッシュはIdentity Managerユーザアプリケーションでそのキャッシュを使用するサブシステムに基づいて名前が付けられます。通常は、データの使用頻度またはソースデータの変更頻度に基づいてユーザアプリケーションが自動的にキャッシュをフラッシュするため、ユーザが自らキャッシュをフラッシュする必要はありません。ただし、特別に必要な場合は、選択したキャッシュまたはすべてのキャッシュを手動でフラッシュできます。
[キャッシュ]ページに移動します。
ページの[キャッシュをフラッシュ]セクションで、ドロップダウンメニューからフラッシュ対象のキャッシュを選択します(または[すべてを消去]を選択します)。
使用可能なキャッシュのリストは、動的なリストです。その時点でキャッシングされているデータに従って動的に変わる点に注意してください。
[キャッシュをフラッシュ]ボタンをクリックします。
ユーザアプリケーションのディレクトリ抽象化レイヤにもキャッシュが存在します。すべてのデータモデル操作でパフォーマンスを最適化するため、DirectoryAbstractLayerDefinitionsキャッシュではアプリケーションサーバ上に抽象化レイヤ定義を格納します。
通常、ユーザアプリケーションは、DirectoryAbstractLayerDefinitionsキャッシュと、アイデンティティボールトに格納されている抽象化レイヤ定義との同期を自動的に行います。ただし、必要に応じて、最新定義を強制的にアイデンティティボールトからロードさせるために、(上述した方法で)DirectoryAbstractLayerDefinitionsキャッシュを手動でフラッシュすることもできます。
ユーザアプリケーションのディレクトリ抽象化レイヤの詳細については、セクション 4.0, ディレクトリ抽出化レイヤの設定を参照してください。
クラスタアプリケーションサーバ環境および非クラスタアプリケーションサーバ環境のいずれでも、キャッシュのフラッシュはサポートされています。アプリケーションサーバがクラスタの一部である場合に手動でキャッシュをフラッシュすると、クラスタ内にあるすべてのサーバのキャッシュも自動的にフラッシュされます。