16.2 作成ポートレットの設定

作成ポートレットを設定するには、次の手順に従います。

ステップ

タスク

説明

1

デフォルトの「ユーザまたはグループの作成」機能が、要件に一致しているかどうかを判別します

一致する場合は、以降の手順は必要ありません。

一致しない場合は、残りの手順に従う必要があります。

2

ユーザが作成できるオブジェクトのタイプを定義します。

オブジェクトおよび属性をディレクトリ抽象化レイヤに追加します。

詳細については、セクション 4.0, ディレクトリ抽出化レイヤの設定を参照してください。

3

この新しいポートレットにユーザがアクセスできる方法を指定します。

このポートレットを既存ページから起動できるようにするか、新しいページから起動できるようにするか、または、どのユーザをポートレットとページにアクセスできるようにするかについても考慮します。

ページの詳細については、セクション 7.0, ページの管理を参照してください。

4

ページおよびポートレットインスタンスにアクセスできるユーザを指定します。

ページセキュリティを編集し、ユーザをリストに追加します。ページに対するユーザアクセスの制限の詳細については、セクション 7.0, ページの管理を参照してください。

ポートレットインスタンスを編集してセキュリティを変更します。ポートレットに対するユーザアクセスの制限の詳細については、セクション 9.0, ポートレットの管理を参照してください。

5

ポートレットの初期設定を指定します。

初期設定で定義する内容は次のとおりです。

  • ユーザが作成できるオブジェクト
  • 作成中に指定する属性

詳細については、セクション 16.3, 作成の初期設定の設定を参照してください。

6

テスト

オブジェクトが作成され、属性が適切に指定されていることを確認します。

7

エンドユーザについて、eDirectoryにおける適切な権利を設定します。

オブジェクトを作成するには、ユーザは、オブジェクトが作成される部門および組織のトラスティが割り当て済みである必要があります。

16.2.1 ディレクトリ抽象化レイヤの設定

作成ポートレットのユーザが作成可能なオブジェクト、および指定可能な属性は、ディレクトリ抽象化レイヤで次のように定義する必要があります。

定義タイプ

プロパティ

エンティティ

create (作成)

選択

view (表示)

選択

選択しない場合、作成できるエンティティのリストにそのエンティティが表示されません。

Container for Create (作成用コンテナ)

有効なアイデンティティボールトコンテナを指定します。

有効なコンテナが指定されない場合、ユーザアプリケーションのインストール時に指定されたルートコンテナが使用されます。

password (パスワード)

エンティティタイプが作成時にパスワードを必要とする場合、選択します。

作成ポートレットへのアクセス権を持ち、OUのトラスティ権のあるユーザは誰でも、ユーザを作成して初期パスワードを割り当てることができます。新しいユーザの初回ログイン時には、初期パスワードを変更するためのIDMパスワードの変更ポートレットにリダイレクトされます。

IDMパスワードの変更ポートレットの詳細については、セクション 19.0, パスワード管理ポートレットの参照を参照してください。

attribute (属性)

enabled (有効)

表示可

選択

[enabled (有効)]または[viewable (表示可)]を選択しなかった場合、その属性は作成ポートレットで使用できなくなります。

抽象化レイヤの設定の詳細については、セクション 4.0, ディレクトリ抽出化レイヤの設定を参照してください。