組織図ポートレットを使用すると、エンドユーザは、アイデンティティボールトのオブジェクト間の階層関係を表示したり、参照したりすることができます。たとえば、次の階層を表示するように組織図ポートレットを定義できます。
デフォルトでは、Identity Manageユーザアプリケーションの[識別セルフサービス]タブには[組織図]アクションが含まれています。このアクションは、アイデンティティボールト内のユーザオブジェクト間の関係を表示する組織図ポートレットです。次の例は、デフォルトの組織図ポートレットで(サンプルデータを使用して)この関係がレンダリングされたときの画面です。
組み込みリンク 組織図ポートレットには、次のリンクが組み込まれています。
リンク |
説明 |
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次の上位レベルに移動できます。これは、親エンティティと子エンティティが同じ関係を表示する場合にのみ使用できます。 |
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詳細ポートレットを起動します。 この組み込みリンクは、組織図のレイアウトの初期設定で説明されている組織図のレイアウト初期設定で設定できます。 |
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組織図のリストを表示します。表示する組織図は選択できます。 この組織図のリストは動的なリストです。同じ親エンティティタイプを共有する他の組織図が表示されます。たとえば、マネージャの従業員組織図(親エンティティはユーザ)を表示する場合、このアイコンをクリックすると、表示される組織図のリストには、親エンティティもユーザである関係のみが含まれます。 この組み込みリンクは、組織図のレイアウトの初期設定で説明されている組織図のレイアウト初期設定で設定できます。 |
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次の目的で電子メールツールを起動します。
この組み込みリンクは、組織図のレイアウトの初期設定で説明されている組織図のレイアウト初期設定で設定できます。 |
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[ルックアップ]リンクでは、エンティティ検索を実行できます。検索の結果、見つかったエンティティは、表示された図のトップノードとなります。 |
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次のレベルにドリルダウンできます。 |
組織図の組み込みリンクの追加および制限の詳細については、組織図のレイアウトの初期設定を参照してください。
組織図ポートレットは、ディレクトリ抽象化レイヤで定義されている関係を表示します。Identity Managerユーザアプリケーションのインストール後に使用できる関係は、次のとおりです。
組織図の関係の作成および変更については、セクション 4.0, ディレクトリ抽出化レイヤの設定を参照してください。
メモ:組織図ポートレットでは、ダイナミックグループが完全にはサポートされていません。ダイナミックグループは、関係の親エンティティとしては定義できませんが、子エンティティとしては定義できます。
デフォルトでは、組織図は「ポートレットの幅」と「ポートレットの高さ」の初期設定で定義された領域のポートレットフレームに表示されます。定義された領域より大きい領域がコンテンツで必要な場合は、ポートレットの境界が拡張され、ページの高さと幅も拡張されます。ポートレットのタイトルバーにある最大化アイコンをクリックすると、組織図を完全に表示できます(詳細ポートレットから起動する場合は、デフォルトで最大化モードで表示されます)。
ユーザイメージ ユーザオブジェクトの組織図のレイアウトには、デフォルトで「ユーザの写真」属性が含まれています。ただし、アイデンティティボールトにこの属性が含まれていない場合、または含まれていても指定されていない場合、ランタイム時に組織図で無視されます。写真を別の場所に格納している場合は、それらの写真を表示するよう組織図を設定できます。
詳細については、セクション 18.2.3, イメージの動的なロードを参照してください。