DirXML 1.1aからIdentity Manager 3.5.1にアップグレードすると、ドライバ環境設定がアップグレードされることがあります。ドライバ環境設定のアップグレードには、次の2つの側面があります。
Identity ManagerポリシーへのDirXMLルールの変換。これは、変換ツールにより行われ、ドライバの機能は拡張されません。従来のドライバはこの変換を行わずに実行されますが、変換を行うとIdentity Manager iManagerプラグインで既存のドライバ環境設定を参照できるようになります。
充分なテストを実施して、この手順が有効であることを確認する必要があります。また、ソリューションのテスト、分析、および開発が可能なテスト/開発環境を用意することを強くお勧めします。作業が滞りなく進むようになったら、最終製品を運用環境に展開します。
ドライバポリシーのアップグレードによる新しい機能の追加。たとえば、これまでスタイルシートに含まれていた機能に対して、Identity ManagerでDirXMLスクリプトを使用できるようになります。このレベルの機能は、Identity Managerのエキスパートが行うことをお勧めします。
『Novell Identity Manager 3.5.1管理ガイド』の「DirXML 1.1aからIdentity Manager 3.5.1形式へのドライバ環境設定のアップグレード」および「Identity Manager環境でのDirXML 1.1aドライバの管理』を参照してください。
別の方法として、Identity Managerドライバ環境設定から始めて、DirXML 1.1a環境設定と同じようにそれらの環境設定をカスタマイズすることもできます。