セクション 4.7, コンソールを使用したUNIX/LinuxプラットフォームへのIdentity Managerのインストールでは、UNIXプラットフォームでのメタディレクトリサーバ、Webコンポーネント、およびユーティリティのインストールについて説明しました。さらに、UNIXまたはLinuxサーバでは接続システムオプションも使用できます。
eDirectoryサービスとメタディレクトリエンジンのオーバーヘッドをアプリケーションサーバにかけないようにするには、接続システムオプションを使用します。 リモートローダにより、他の場所でアクセス可能なアプリケーションをロードせずに、Identity Managerを使用して必要な同期を行えるようになります。
始める前に、システムが表 1-3に示されている要件を満たしていることを確認してください。
必要なIdentity Managerの.isoイメージファイルをダウンロードします。 Identity Managerの.isoイメージファイルは、Novellのダウンロードサイトからダウンロードできます。
Identity ManagerのLinuxインストールは、Identity_Manager_3_5_1_Linux.isoまたはIdentity_Manager_3_5_1_DVD.isoにありますが、AIXおよびSolarisのインストールはIdentity_Manager_3_5_1_Unix.isoまたはIdentity_Manager_3_5_1_DVD.isoにあります。
ホストコンピュータで、rootとしてログインします。
セットアップディレクトリから.binファイルを実行します。
現在の作業ディレクトリを、インストールファイルが存在するsetupディレクトリに変更します。 続いて、次のコマンドのいずれかを入力してインストールを実行します。
プラットフォーム |
パスの例 |
インストールファイル |
---|---|---|
Linux |
linux/setup/ |
idm_linux.bin |
Solaris |
solaris/setup/ |
idm_solaris.bin |
AIX |
aix/setup/ |
idm_aix.bin |
これらのパスは、インストールイメージのルートと相対的なもので、インストールイメージを展開した場所、またはCDをマウントした場所になります。
現在の作業ディレクトリをインストールプログラムが存在する場所にしないと、インストールプログラムはインストールするパッケージを見つけることができません。
インストールプログラムを実行する言語を選択するか、デフォルト(英語)を使用します。 数字を入力して、<Enter>キーを押します。
[ようこそ]の情報を確認し、<Enter>キーを押してインストールを続行します。
<Enter>キーを押して使用許諾契約を最後まで確認し、使用条件に同意する場合はYと入力します。同意しない場合は、Nと入力してインストールプログラムを終了します。
接続システムサーバをインストールするには、番号2を指定します。
インストールセットには、リモートローダと、Avaya、区切りテキスト、GroupWise、JDBC、JMS、LDAP、Linux/UNIX設定、Linux/UNIX Bidirectional、Lotus Notes、PeopleSoft、RACF、Remedy、SAP、SIF、Top Secret、およびWork Orderの各ドライバが含まれています。
[インストール前の概要]画面に表示された項目を確認します。 <Enter>キーを押してコンポーネントをインストールします。
デフォルトでは、使用可能なすべてのドライバがインストールされるため、別のドライバが必要になった場合に後でインストールプログラムを実行する必要はありません。 ドライバファイルは、iManagerまたはDesignerを使用して設定された後、展開されるまで使用されません。
デフォルトでは、Identity ManagerドライバユーティリティはLinux/UNIXインストールにはインストールされません。 Identity ManagerのインストールCDからIdentity Managerサーバにユーティリティを手動でコピーする必要があります。 すべてのユーティリティはプラットフォームの\setup\utilitiesディレクトリにあります。
[インストールが完了しました]画面が表示されたら、<Enter>キーを押してインストールプログラムを閉じます。