4.5 正規表現
正規表現とは、あるパターンに従ったテキスト文字列を照合するための式です。正規表現は、標準文字とメタ文字から構成されます。標準文字には、大文字と小文字、数字があります。メタ文字には特別な意味があります。次の表に、一般的なメタ文字とその意味を示します。
表 4-3 一般的な正規表現
. |
任意の1文字を意味します。 |
$ |
行の終わりを意味します。 |
^ |
行の先頭を意味します。 |
* |
直前の文字が0個以上含まれることを意味します。 |
\ |
リテラルのエスケープ文字です。この文字を使用することで、検索対象に任意のメタ文字を指定できます。たとえば、「\$」と指定した場合、行の終わりではなく、$1000が検索結果になります。 |
[ ] |
角括弧で囲まれた文字のいずれかを意味します。 |
[0-9] |
ハイフンの前後の文字範囲が対象になります。この例では、すべての数字を意味します。 |
[A-Za-z] |
複数の範囲が対象になります。この例では、すべての大文字と小文字が対象になります。 |
(?u) |
Unicode*対応のケースフォールディングを有効にします。このフラグはパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。 |
(?i) |
大文字と小文字を区別した一致を有効にします。 |
引数ビルダは、Javaで定義されている正規表現を使用するように設計されています。Java Webサイトで詳細情報を参照できます。