Identity Managerを使用しないと、ユーザのプロビジョニングは冗長で時間と費用のかかる作業になる可能性があります。ただし、その作業は、プロビジョニングアクティビティが組織のポリシー、要件、および規制を遵守してきたかどうかを検証することよりも不適切である可能性があります。適切なユーザが適切なリソースへのアクセス権を持っていますか。同じリソースから不適切なユーザが削除されていますか。昨日働き始めた従業員は仕事に必要なネットワーク、電子メール、および6つの他のシステムに対するアクセス権を持っていますか。先週退職した従業員については、アクセス権をキャンセルしましたか。
Identity Managerを使用すると、過去または現在を問わずユーザのプロビジョニングアクティビティが監査のためにすべて追跡され、ログが記録されることが分かっているので、作業が楽になります。Identity Managerには、お客様の組織内部の識別ボールトと管理対象システムの現状と望ましい状態に関する情報のインテリジェントリポジトリが含まれています。ウェアハウスに問い合わせることで、お客様の組織に関連するビジネスの法律および規則を完全に遵守するのに必要なあらゆる情報を取得できます。
ウェアハウスでは、お客様のビジネスエンタイトルメントに関する360°のビューが提供され、組織内で識別情報に対して付与された権限や許可の過去および現在の状況を確認するのに必要な知識が得られます。この知識をもとに、最も高度なGRC (Governance Risk and Compliance)に関する問い合わせであっても答えることができます。
Identity Managerには事前定義されたレポートが含まれています。このレポートを使用すると、識別情報ウェアハウスに対して問い合わせを実行し、ビジネス、IT、および会社の方針を遵守していることを明らかにできます。事前定義されたレポートがニーズを満たさない場合は、カスタムレポートを作成することもできます。