Identity Reportingモジュールは、Identity Managerの 設定のさまざまな側面に関する重要なビジネス情報を表示するレポートを生成します。これには、識別ボールトおよびActive DirectoryまたはSAPなどの管理対象システムから収集された情報も含まれます。Identity Reporting Moduleは、レポートを生成するのに使用できる、一連の事前定義されたレポート定義を提供します。さらに、サードパーティ製ツールで定義されたカスタムレポートをインポートするオプションも使用できます。レポーティングモジュール用のユーザインタフェースを使用すると、パフォーマンスを最適化するために、レポートを混雑していない時間帯に実行するようスケジュールするのが楽になります。
図 5-6 Identity Reportingモジュール
Identity Reportingモジュールは、いくつかのオープンな統合ポイントを提供します。たとえば、Identity Managerに接続されていないサードパーティ製のアプリケーションに関するデータを収集する場合、カスタムRESTエンドポイントを実装し、これらのアプリケーションアイコンからデータを収集できます。さらに、識別ボールトにプッシュされるデータをカスタマイズできます。このデータが利用可能になったら、カスタムレポートを記述してこの情報を表示できます。