A.1 ユーザアプリケーション環境設定: 基本パラメータ

図 A-1 ユーザアプリケーション環境設定の基本オプション

表 A-1 ユーザアプリケーション環境設定の基本オプション

設定のタイプ

オプション

説明

識別ボールト設定

識別ボールトサーバ

必須。LDAPサーバのホスト名またはIPアドレスと、そのセキュアポートを指定します。 たとえば、次のようにします。

myLDAPhost

識別ボールト管理者

必須。 LDAP管理者の資格情報を指定します。 このユーザはすでに存在している必要があります。 ユーザアプリケーションは、このアカウントを使用して識別ボールドへの管理接続を行います。 この値は、マスタキーに基づいて暗号化されます。

ユーザアプリケーションの[管理]タブを使用してこの設定を修正しない限り、configupdateユーティリティを使用してこの設定を修正できます。

識別ボールト管理者パスワード

必須。 LDAP管理者パスワードを指定します。 このパスワードは、マスタキーに基づいて暗号化されます。

ユーザアプリケーションの[管理]タブを使用してこの設定を修正しない限り、configupdateユーティリティを使用してこの設定を修正できます。

識別ボールトDN

ルートコンテナDN

必須。ルートコンテナのLDAP識別名を指定します。 これは、ディレクトリ抽象化層で検索ルートが指定されない場合に、デフォルトのエンティティ定義検索ルートとして使用されます。

ユーザアプリケーションドライバDN

必須。ユーザアプリケーションドライバの識別名を指定します。たとえば、ドライバがUserApplicationDriverでドライバセットの名前がmyDriverSetであり、ドライバセットがo=myCompanyのコンテキストにある場合は、次の値を入力します。

cn=UserApplicationDriver,cn=myDriverSet,o=myCompany

ユーザアプリケーション管理者

必須。 指定されたユーザアプリケーションのユーザコンテナについての管理タスクを実行する権限のある、識別ボールト内の既存のユーザ。 このユーザは、ユーザアプリケーションの[管理者]タブを使用してポータルを管理できます。

ユーザアプリケーション管理者が、iManager、Novell Designer for identity Manager、またはユーザアプリケーション([要求と承認]タブ)に公開されているワークフロー管理タスクに参加する場合は、この管理者に、ユーザアプリケーションドライバに含まれるオブジェクトインスタンスに対する適切なトラスティ権限を与える必要があります。詳細は、『ユーザアプリケーション: 管理ガイド』を参照してください。

ユーザアプリケーションの展開後にこの割り当てを変更するには、ユーザアプリケーションの[管理]>[セキュリティ]ページを使用する必要があります。

ユーザアプリケーションをホストしているアプリケーションサーバをすでに起動している場合、この設定はconfigupdateを介して変更できません。

RBPM Context name (RBPMコンテキスト名)

現在のコンテキスト名を表示します。

RBPM Reporting Admin (RBPMレポーティング管理)

レポーティング管理者を指し示します。デフォルトでは、インストーラが他のセキュリティフィールドと同じユーザにこの値を設定します。

メモ:インストール後には、このファイルでほとんどの設定を編集できます。 編集するには、インストールサブディレクトリにあるconfigupdate.shスクリプトまたはWindows configupdate.batファイルを実行します。クラスタ内でこれを記憶します。このファイルの設定はクラスタのすべてのメンバーで同じである必要があります。