9.9 トラブルシューティング

Novellの担当者は、想定されるセットアップおよび環境設定のあらゆる問題に対応いたします。 差し当たり、問題が発生した場合の対処方法をリストします。

項目

推奨されるアクション

インストール中に作成したユーザアプリケーションの環境設定を変更するとします。 たとえば、次のような環境設定と仮定します。

  • 識別ボールトの接続および証明書

  • 電子メール設定

  • メタディレクトリのユーザ識別情報、ユーザグループ

  • Access ManagerまたはiChainの設定

インストーラとは別に、環境設定ユーティリティを実行します。

LinuxおよびSolarisでは、インストールディレクトリ(デフォルトでは、/opt/novell/idm)から次のコマンドを実行します。

configupdate.sh

Windowsでは、インストールディレクトリ(デフォルトでは、c:\opt\novell\idm)から次のコマンドを実行します。

configupdate.bat

アプリケーションサーバのスタートアップ時に、ログメッセージ「ポート 8180 使用中、使用されている」とともに例外がスローされる。

すでに実行されているTomcat (または他のサーバソフトウェア)のすべてのインスタンスをシャットダウンします。 アプリケーションサーバを再設定して 8180以外のポートを使用する場合は、必ずユーザアプリケーションドライバのconfig環境設定を編集してください。

アプリケーションサーバの起動時に、トラステッド証明書が見つからないというメッセージが表示される。

ユーザアプリケーションのインストールで指定したJDKを使用して、アプリケーションサーバを起動するようにします。

ポータル管理ページにログインできない。

ユーザアプリケーションの管理者アカウントが存在することを確認します。 これを、iManagerの管理者アカウントと混同しないでください。 2つの別の管理者オブジェクトがあります(またはある必要があります)。

管理者としてログインできるが、新規ユーザを作成することができない。

ユーザアプリケーションの管理者は、最上位のコンテナのトラスティでなければならず、スーパバイザ権限が必要です。 応急処置として、LDAP管理者と同等の権限を持つ、ユーザアプリケーションの管理者権限の設定を試みることができます(iManagerを使用)。

アプリケーションサーバの起動時に、キーストアエラーが発生する。

アプリケーションサーバで、ユーザアプリケーションのインストール時に指定したJDKを使用されていません。

次のようにkeytoolコマンドを使用して、証明書ファイルをインポートします。

keytool -import -trustcacerts -alias aliasName -file certFile -keystore ..\lib\security\cacerts -storepass changeit
  • aliasNameは、この証明書に選択した一意の名前に置き換えます。

  • certFileは、証明書ファイルのフルパスおよび名前に置き換えます。

  • デフォルトのキーストアパスワードは、changeitです(別のパスワードがある場合は、それを指定します)。

電子メール通知が送信されない。

configupdateユーティリティを実行して、電子メール送信者および電信メールホストのユーザアプリケーション環境設定パラメータに値を指定したかどうかを確認します。

LinuxおよびSolarisでは、インストールディレクトリ(デフォルトでは、/opt/novell/idm)から次のコマンドを実行します。

configupdate.sh

Windowsでは、インストールディレクトリ(デフォルトではc:\opt\novell\idm)から次のコマンドを実行します。

configupdate.bat