6.1 セキュリティパラメータ

インストール時に、ドライバで必要な情報が収集され、デフォルトのセキュリティポリシーとパラメータが作成されます。Active Directoryドライバをカスタマイズするには、次のことに精通している必要があります。

パラメータの連携やオペレーティングシステムとの連動を理解すると、Identity Managerデータ同期のセキュリティへのアプローチを定義できるようになります。

6.1.1 推奨されるセキュリティ設定

Identity Managerリモートローダの使用

Table 6-3 推奨される設定

パラメータ

説明

認証ID

ドメインログオン名(Administratorなど)。

認証コンテキスト

ドメインコントローラのDNS名。

Active Directoryドメインコントローラでドライバを実行しない場合、[ネゴシエーション]方式ではホスト名を使用しますが、[シンプル]方式ではホスト名またはIPアドレスを使用します。

アプリケーションパスワード

認証アカウント用のパスワード。

リモートローダパスワード

リモートローダサービスのパスワード。

認証方式

ネゴシエーション。

署名を使用する

いいえ。最新のサポートパックを適用したWindows 2003またはWindows 2000、および両方のサーバ上にInternet Explorer 5.5 SP2以降が必要です。

封印を使用する

いいえ。最新のサポートパックを適用したWindows 2003またはWindows 2000、および両方のサーバ上にInternet Explorer 5.5 SP2以降が必要です。

SSLの使用

はい。ドライバシムがドメインコントローラで実行していないときに購読者パスワードのチェック、設定、および変更を実行するために、SSLが必要です。

SSLの使用

[シンプル]認証ではパスワードがクリアテキストで渡されるため、[シンプル]認証メカニズムを選択した場合は、SSLを使用することをお勧めします。

Table 6-4 SSLパラメータ

パラメータ

説明

認証ID

LDAP形式の認証ID

認証コンテキスト

ドメインコントローラのIPアドレス

パスワード

指定した認証IDのパスワード

署名を使用する

いいえ

封印を使用する

いいえ

SSLの使用

はい