5.1 ドライバオブジェクトのプロパティの設定

通常、ドライバのプロパティは、ドライバ環境設定ファイルをインポートし、証明書ウィザードを実行するときに、自動的に設定されます。

プロパティを手動で設定するには、次の手順を実行します。

  1. iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順にクリックします。

  2. eDirectory™ドライバを含むドライバセットを探し、そのドライバのアイコンをクリックします。

  3. [Identity Managerドライバの概要]ページで、ドライバ環境設定を表示するeDirectoryドライバオブジェクトをクリックします。

  4. [ドライバモジュール]セクションを探し、[Java]を選択します。

    [ドライバモジュール]セクション
  5. [名前]編集ボックスに、次のeDirectoryドライバJavaクラス名を入力します。

    com.novell.nds.dirxml.driver.nds.DriverShimImpl
    
  6. パラメータを設定します。

5.1.1 認証パラメータ

[認証]セクション

ソースサーバがターゲットサーバと通信できるようにするための情報を入力します。

認証ID

ソースサーバおよびターゲットサーバでパスワードなどの機密情報を交換する場合は、NDS2NDS eDirectory Certificates Wizard (NDS to NDS間eDirectory証明書ウィザード)を実行します。このウィザードは、暗号化キーオブジェクト(KMO)を作成し、[認証ID]フィールドに適切なKMO名を配置します。

KMOは、次のようなセキュアソケットレイヤ(SSL)証明書です。

KMOの例

認証コンテキスト

[認証コンテキスト]フィールドに、ターゲットサーバのホスト名またはIPアドレス、および10進数値のポート番号(187.168.1.1:8196など)を入力します。

NOTE:「java.net.ConnectException: Connection Refused (java.net.ConnectException: 接続が拒否されました)」と表示された場合は、リモート側でポート接続を利用できないことを示しています。このエラーは、次のいずれかの理由が原因と考えられます。

  • リモート側のドライバが実行されていない。
  • ドライバは実行されているが、別のポートを使用するように設定されている。

リモートローダ接続パラメータ

リモートローダオプションは、eDirectory用のIdentity Managerドライバでは必要ありません(したがって、使用されません)。

ドライバのキャッシュ上限

Novellのサポート担当者からの指示があった場合を除いて、このフィールドは変更しないでください。