LDAP用Identity Managerドライバは、アイデンティティボールトとLDAP準拠のディレクトリの間でデータを同期します。このドライバは、Windows*、NetWare®、Linux*、Solaris*、およびAIX*をはじめとする、アイデンティティボールトが実行するすべてのプラットフォームで動作し、メタディレクトリサーバまたはIdentity Managerリモートローダが実行している場所で実行できます。
このドライバは、軽量ディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)を使用して、LDAP準拠の接続ディレクトリとアイデンティティボールトの間の変更を双方向に同期します。
通信向けの柔軟性の高いモデルであることから、このドライバはアイデンティティボールトでサポートされていないプラットフォーム(HP-UX*、OS/400、OS/390など)で実行するLDAP準拠のディレクトリとの同期が可能です。
このドライバでは、次のいずれかの発行方法に従ってデータ変更を認識し、そうした変更をIdentity Managerを介してアイデンティティボールトに通知できます。
この方式は、変更ログが使用可能な場合に優先されます。変更ログは次の場所にあります。
Section 4.1.3, LDAP発行者設定: 変更ログとLDAP検索方式およびSection 4.1.4, LDAP発行者設定: 変更ログ方式のみを参照してください。
一部のサーバでは、変更ログメカニズムを採用していません。LDAP検索方式を利用すると、LDAPドライバでLDAPサーバに関するデータをアイデンティティボールトに発行できます。
追加ソフトウェアやLDAP準拠のディレクトリの変更は必要ありません。
Section 4.1.5, LDAP発行者設定: LDAP検索方式のみを参照してください。
Identity Managerの新機能については、『Identity Manager 3.0インストールガイド』の「Identity Manager 3の新機能」を参照してください。