movecfg.exeユーティティはWindowsコンソールのコマンドラインユーティリティで、Lotus Notes用Identity Managerドライバ1.xをバージョン2.2へアップグレードする場合に使用します。Identity Managerのインストール時に、ユーティリティのインストールオプションを選択すると、インストールされます。
movecfg.exeユーティリティは、Lotus Notes用Identity Managerドライバ1.xのパラメータを、WindowsレジストリからアイデンティティボールトのLotus Notes 用Identity Managerドライバ2.2のパラメータの場所へ移動するのに使用します。
複数のndsrepインスタンスがある場合、-ndsrepパラメータを使用して、各インスタンスに対してmovecfg.exeを実行する必要があります。
Lotus Notes用Identity Managerドライバのバージョン2.2の場合は、ndsrepのDominoアドインプロセスが、Lotus Notesデータベース(dsrepcfg.nsf)から環境設定パラメータを読み込みます。バージョン2.0以前では、これらのパラメータはWindowsレジストリ(\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NOVELL\VRD\DOMINO)に格納されていました。
このユーティリティは、必要なパラメータを、Windowsレジストリからアイデンティティボールト内のLotus Notesドライバオブジェクト(アップグレード対象)へ移動しようとします。また、レジストリに格納されたndsrepのLastEventTimeStampを、Lotus Notesデータベース(dsrepcfg.nsf)へ配置しようとします。LastEventTimeStampはアイデンティティボールト内のドライバパラメータとしては保存されません。そのため、ndsrep環境設定データベース(dsrepcfg.nsf)に直接配置されます。
Section A.2, バッチファイルの使用例で例示されているように、バッチファイルを使用することもできます。
NOTE:このユーティリティは、各国語にはローカライズされていません。ドライバにインポートされるパラメータは、すべて英語で説明されています。