[]アクションを使用すると、役割要求(明示的に行った要求、および自分が属するグループまたはコンテナへの役割割り当て要求を含む)のステータスを表示できます。各要求の現在の処理状況を確認できます。また、途中で方針が変わって要求を完了する必要がなくなった場合、完了または終了していない要求を撤回することもできます。
[]アクションは、稼働中、保留中の承認、承認済み、完了、却下済み、または終了を含むすべての役割割り当て要求を表示します。さらに[]アクションは、[]アクションを使用して役割関係を作成する要求も表示します。
[要求ステータスの表示]ページで表示できる内容および実行できる内容は、次に説明するように、セキュリティの役割に依存します。
表 16-1 各セキュリティの役割の機能
大量の結果セット デフォルトでは、[要求ステータスの表示]を実行すると、最大10,000の要求オブジェクトが取得されます。それよりも大量の結果セットを取得しようとすると、制限に達していることを示すメッセージが表示されます。この場合、検索条件を絞り込んで(特定のユーザまたはステータスを指定するなど)、結果セットに返されるオブジェクト数を制限する必要があります。役割名にフィルタを適用すると、返されるオブジェクト数ではなく、表示対象およびその順序が制限されることに注意してください。
役割要求を確認する
[]アクションのリストにある[]をクリックします。
現在認証されているユーザの役割要求のステータスが、ユーザアプリケーションに表示されます。
以下では、役割要求のリストのカラムについて説明します。
[]カラムでは、要求に指定した役割の名前が表示されます。
[]カラムでは、要求を行ったユーザを特定します。
[]カラムでは、要求が承認された場合に役割を受け取るユーザ、グループ、またはコンテナを特定します。役割関係の場合、[]カラムには、[]カラムに名前のある役割に関係する役割の名前が表示されます。
[]カラムには、要求の詳細なステータスおよびステータス概要を示すアイコンが表示されます。ステータス概要には、要求の一般ステータスが表示され、[フィルタ]メニューから選択することで特定のステータスを持つ要求を検索する際に結果を絞ることができます。
メモ:役割サービスドライバが存在するサーバ上のシステムクロックが、ユーザアプリケーションが実行されているサーバ上のシステムクロックと同期されていない場合、要求ステータスは[要求ステータスの表示]ページと[役割の割り当て]ページでは異なって表示される可能性があります。たとえば、承認が必要でない役割の割り当てを要求する場合、[要求ステータスの表示]ページでは「プロビジョニング済み」というステータスが表示されますが、[役割の割り当て]ページでは「保留中のアクティベーション」と表示されます。1分程度待機すると、[役割の割り当て]ページ上のステータスが「プロビジョニング済み」に変更されます。ユーザアプリケーション全体でステータスが確実に正しく表示されるようにするには、システムクロックが適切に同期されるようにチェックしてください。
[]カラムには、要求が行われた日付が表示されます。
[]カラムには、要求が行われた際に要求者が提供した説明が表示されます。
要求リストを以下のようにフィルタできます。
特定の文字列で始まる割り当てのみを表示する場合、[]ボックスに入力する内容については、データのフィルタを参照してください。
特定のユーザに該当する要求のみを表示するには、[]ツールまたは[]ツールを使用してユーザを選択します。自分の要求を表示するには、ユーザリストから自分自身を選択する必要があります。[]ツールおよび[]ツールの使用方法の詳細については、[オブジェクトセレクタ]ボタンを使用した検索を参照してください。
メモ:ログインしたユーザが役割モジュール管理者または役割マネージャでない場合、ユーザコントロールは利用できません。
特別なステータス概要を持つ役割要求を表示するには、[]ドロップダウンリストからステータスを選択します。
自分が要求者である要求のみを表示するには、[]ボックスを選択します。
メモ:現在のユーザが役割モジュール管理者または役割マネージャである場合、[]コントロールは利用できません。
自分が受信者である要求のみを表示するには、[]ボックスを選択します。
メモ:ログインしたユーザが役割モジュール管理者または役割マネージャである場合、[]コントロールは利用できません。
表示するよう指定したフィルタ基準を適用するには、[]をクリックします。
現在指定しているフィルタ基準をクリアするには、[]をクリックします。
ページごとに表示される要求の最大数を設定するには、[]ドロップダウンリストから数を選択します。
要求のリストをソートするには、ソート対象のデータを含むカラムヘッダをクリックします。
複数の役割の割り当てが共通要求IDを共有する場合、関連する要求をいっしょに表示するために初期要求の説明でデータをソートする必要があります。共通要求IDとは、同時に要求された一連の役割の割り当てを相互に関連付ける内部ID([要求の詳細]グループボックスにのみ表示される)です。一連の役割の割り当てが共通要求IDを共有する状況を次に示します。
単一の要求が複数の役割を単一のユーザに割り当てます。
単一の要求が単一の役割を複数のユーザに割り当てます。これは、要求者が役割をグループまたはコンテナに割り当てる場合に発生する場合があります。
一連の役割の割り当てが共通要求IDを共有する場合、ユーザは割り当てごとに個別に撤回できます。さらに、役割の割り当てごとに個別に承認または却下できます。
特定の要求の詳細を表示するには、[]カラムにあるステータスをクリックし、[要求の詳細]グループボックスが表示されるまで下にスクロールします。
[ステータス]フィールドには、ステータス概要アイコンおよびアイコンの説明とともに要求のステータスが表示されます。アイコン(および関連テキスト)は、ステータスを簡単に確認できる仕組みを提供します。次の表では、ステータスコードがどのようにステータスアイコンにマップされるかを示します。
要求を撤回するには、[]をクリックします。
[]ボタンは、要求が完了または終了した場合には無効になります。
自分の要求が、一連の関連する要求と共通要求IDを共有する場合は、役割の割り当てごとに個別に撤回できます。