SSLを使用したセキュリティ保護印刷

セキュリティ保護印刷ではSSLが使用されます。SSLを使用するには、ユーザはeDirectoryのユーザ名とパスワードで認証を受ける必要があります。認証は、セッションごとにeDirectoryツリーそれぞれについて1回行なわれます。印刷データは暗号化され、すべての印刷データの送信には443番のポートが使用されます。セキュリティ保護印刷でない場合は、プリンタはネットワークのファイアウォールの内側にいるユーザなら誰でも使用でき、印刷データは暗号化されません。セキュリティ保護印刷は、プリンタに設定されているセキュリティレベルに応じて実行されます。

次の表は、セキュリティ保護印刷が有効または無効になっている場合に、プリンタセキュリティのレベルに応じたアクセスの状態を示します。


表: 3. セキュリティ保護印刷が有効の場合のプリンタセキュリティの効果

プリンタセキュリティレベル セキュリティ保護印刷が無効(SSL使用なし) セキュリティ保護印刷が有効(SSL使用)

フルアクセス

eDirectory認証

ユーザの有効な権限の確認

eDirectory認証およびユーザの有効な権限の確認

ユーザはSSLを使用してeDirectoryの認証を受ける必要があります

SSLを使用していない場合、エラーメッセージが表示されます

eDirectory認証、ユーザの有効な権限の確認、および接続の検証

詳細については、『Novell Distributed Print Services Administration Guide』の「Setting Printer Security Levels」を参照してください。



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