ヒント

サーバベースライセンスを取得できない

問題: サーバコンソールに「Unable to get a Server Base license」と表示される。

アクション: ライセンス許可証をいったん削除してから、再インストールします。iManageを使用する場合は、ライセンス許可証のインストール中に手動でサーバ割り当てを行う必要があります(MLAアカウントの場合は、サーバ割り当てを行わないでください)。

ライセンスユニットにアクセスできない

eDirectory^TMツリー内に、ライセンスサービスプロバイダオブジェクトが正しく配置されていなければ、一部のNLSクライアントがライセンシングサービスにアクセスできない場合があります。

ライセンス許可証は、なるべく実際のユーザに近く、しかも他のユーザからも必要であればアクセスできるように、eDirectoryツリーのなるべく上位に配置します。

次のガイドラインを検討します。

• ライセンスユニットにアクセスするために、NLSサーバが低速のWANリンクを通過しなくてよいように、サーバライセンス許可証を配置します。
• ユーザがツリーへの認証を受けている間に、NLSがWANリンクを通過しなくてよいように、ユーザ許可証を配置します。
• 1つ以上のライセンスサービスプロバイダオブジェクトをツリーのルートに近いコンテナに配置します。また、eDirectoryツリー内で多数またはほとんどのユーザがログインするサーバに、ライセンスサービスプロバイダソフトウェアをロードすることを検討します。この2つの対策により、ライセンスユニットへのリクエストが分散されます。
• eDirectory全体で多くのユーザが使用するライセンス許可証がどれかを調べます。このようなライセンス許可証は、eDirectoryツリーのルートに近いコンテキストに配置します。
• 少数ユーザのグループが使用するライセンス許可証がどれかを調べます。このようなライセンス許可証は、そのユーザのオブジェクトと同じeDirectoryコンテキストに配置します。
• 多数ユーザのグループが使用するライセンス許可証がどれかを調べます。このような許可証は、そのグループから見て最上位のコンテキストを表すeDirectoryコンテキストに配置します。

誤って重複ライセンスが報告される

問題: システムが、eDirectoryツリーに重複ライセンスがインストールされていると報告します。

考えられる原因: 使用中の旧バージョンのNLSで、ライセンス許可証をインストールし、その後削除して、eDirectoryツリーの別の場所に再インストールしたことが考えられます。旧バージョンのNLS探索プロセスで、eDirectoryツリー内にある許可証が検索された際に削除済みの許可証が検出され、重複とみなされた可能性があります。

解決方法: そのライセンス許可証が、ライセンスコンテナオブジェクト内の唯一の許可証であった場合は、以前に許可証をインストールして削除したライセンスコンテナオブジェクトを削除します(ライセンスコンテナオブジェクトに、他のライセンス許可証が含まれている場合は、削除しないでください)。

解決方法: NetWare 4 Support Pack 6aおよびNetWare 5 Support Pack 4をサーバにインストールして、NLSの現在のバージョンを導入します。

|