レスポンスファイルに[Selected Nodes]セクションを追加すると、他の製品とサービスをNetWareインストールの一部として自動インストールできます。レスポンスファイルのこのセクションは他のセクションほど簡単に設定できないため、次の手順を実行することをお勧めします。
サーバにインストールする製品を選択し、手動インストールを実行します。
出力されたレスポンスファイルを、次回のNetWareインストールの入力に利用するために修正します。
入力レスポンスファイルに、[Selected Nodes]セクションを追加します。
[Selected Nodes]セクションの見出しの下に、次の行を追加します。
Novell:NetWare5:1.0.0=Novell:NetWare5OS:5.0.0,Novell:Products:1.0.0,Novell:NWUpdateGroup:1.0.0
Novell:NetWare5OS:5.0.0=Novell:DiskCarver:1.0.0,Novell:Protocols:1.0.0,Novell:DS_Install:1.0.0, Novell:LicensePrompt:1.0.0,Novell:NW:1.0.0,Novell:NDPS Server Files:1.0.0
Novell:NW:1.0.0=Novell:Startup:1.0.0,Novell:SYS:1.0.0,Novell:DriverFiles:1.0.0
Novell:Startup:1.0.0=Novell:StartupDirectory:1.0.0
Novell:SYS:1.0.0=Novell:SYSDirectory:1.0.0,Novell:ETCDirectory:1.0.0,Novell:PROFINST_NODE:1.0.0
Novell:DriverFiles:1.0.0=Novell:LANFiles:1.0.0,Novell:SBDFiles:1.0.0
Novell:NDPS Server Files:1.0.0=Novell:NDPS System:1.0.0,Novell:NDPS Public:1.0.0
Novell:Products:1.0.0=Novell:NICIInstall:1.0.0
Novell:NICIInstall:1.0.0=Novell:NICIModule:1.0.0
Novell:NWUpdateGroup:1.0.0=Novell:NWUpdate:1.0.0
注: 目的に応じて、行を追加することもできます。ここに示したのは、[Selected Nodes]セクションに記述が必要な最低限の情報です。
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
Prompt = True |
用途 |
[Additional Products and Services]画面を表示するかどうかを決定します。 |
サーバに複数の製品をインストールする場合には、設定例で示したとおり、Novell:Products:1.0.0キーにカンマで区切られた複数の値が与えられていることを確認してください。
[Novell:Products:1.0.0]キーで製品を指定するのに加えて、[Selected Nodes]セクションでは各製品に固有のキーと値を指定します。各製品のキーと値を次に示します。このキーや値を直接ファイルに記述するよりも、以前のインストールで使用したレスポンスファイルを再利用することをお勧めします。次に示す内容が正確に入力されなかった場合、NetWareインストールは突然停止し、トラブルシューティングに役立つ情報も表示されません。
Novell:NDPS:2.0.0=Novell:NDPS Server Files:1.0.0,Novell:NDPS Resource Files:1.0.0
Novell:NDPS Resource Files:1.0.0=Novell:NDPS Banner:1.0.0,Novell:NDPS Font:1.0.0,Novell:NDPS Prndef:1.0.0,Novell:NDPS Prndrv:1.0.0
Novell:NDPS Prndrv:1.0.0=Novell:NDPS Prndrv W31:1.0.0,Novell:NDPS Prndrv W95:1.0.0,Novell:NDPS Prndrv NT4:1.0.0
Novell:SecuritySASModule:1.0.0=Novell:SASFiles:1.0.0
Novell:PKIModule:1.0.0=Novell:PKIFiles:1.0.0
Novell:IpCatalogService:1.0.0=Novell:DfgCatalogService:1.0.0
Novell:IpWanmanService:1.0.0=Novell:DfgWanmanService:1.0.0
Novell:SecuritySASInstall:1.0.0=Novell:SecuritySASModule:1.0.0,Novell:PKIModule:1.0.0,Novell:NICIModule:1.0.0
Novell:SecuritySASModule:1.0.0=Novell:SASFiles:1.0.0
Novell:PKIModule:1.0.0=Novell:PKIFiles:1.0.0
Novell:PKIInstall:1.0.0=Novell:PKIModule:1.0.0,Novell:NICIModule:1.0.0
Novell:PKIModule:1.0.0=Novell:PKIFiles:1.0.0
Novell:RAS:4.1.0=Novell:RAS Server Files:1.0.0,Novell:SVCDEF_NODE:1.0.0,Novell:SupportedOS:1.0.0,Novell:UpgradeFrom:1.0.0
Novell:RAS Server Files:1.0.0=Novell:RAS System Connect:1.0.0,Novell:RAS System Connect Scripts:1.0.0,Novell:RAS Public:1.0.0
Novell:SMS:1.0.0=Novell:SMSFiles:1.0.0
Novell:SMSFiles:1.0.0=Novell:SMSSystemFiles:1.0.0,Novell:SMSPublicFiles:1.0.0
このサービスのインストールでは、追加のキーや値は使用しません。
NetWareで利用できるその他のサービスのうち、LDAPサービスとNovell(R) DNS/DHCPサービスの2つには、設定用のデータ入力画面があります。このサービスについては、前の項で説明したキーと値に加えて、レスポンスファイルに専用のセクションを記述する必要があります。
注: キーや値を入力する際には、大文字と小文字を区別して入力するように注意してください。
デフォルト |
(なし) |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
prompt=false |
用途 |
LDAP設定画面を表示するかどうかを決定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(NDS識別名) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
adminID=.CN=admin.O=install |
用途 |
管理者名とNDSコンテキストを指定します。この内容はレスポンスファイルの[NWI:NDS]セクションで指定されている、[Admin Login Name]と[Admin Context]に対応している必要があります。文字列の大文字小文字の区別に注意してください。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
installCatalog=false |
用途 |
LDAPカタログをインストールするかどうかを決定します。次の質問に対応します。「Enable use of LDAP catalog?」 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
useCatalogOnly=false |
用途 |
LDAPカタログを検索に限って使用するかどうかを決定します。LDAP画面の、次のプロンプトに対応します。「Catalog Usage for Searching」 |
デフォルト |
なし |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
Prompt=false |
用途 |
DNS/DHCP設定画面を表示するかどうかを決定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(テキスト) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
TreeName=Novell |
用途 |
DNS/DHCPサービスをインストールするNDSツリーの名前を指定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(NDS識別名) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
UserName=.CN=admin.O=install |
用途 |
管理者名とNDSコンテキストを指定します。この内容はレスポンスファイルの[NWI:NDS]セクションで指定されている、[Admin Login Name]と[Admin Context]に対応している必要があります。文字列の大文字小文字の区別に注意してください。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
ExtendDNIPSchema=true |
用途 |
DNS/DHCPサービスのためにスキーマを拡張するかどうかを決定します。「True」に設定してください。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(NDS識別名) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
LocatorNDSContext=O=install |
用途 |
ロケータオブジェクトがインストールされるNDSコンテキストを指定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(NDS識別名) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
GroupNDSContext=O=install |
用途 |
グループオブジェクトがインストールされるNDSコンテキストを指定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(NDS識別名) |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
RootSrvrNDSContext=O=install |
用途 |
RootSrvr ZoneがインストールされるNDSコンテキストを指定します。 |
このセクションで指定するNDS/DHCPキーに加え、[Settings]セクションに次のエントリを含む行を追加する必要があります。Novell:DNS_DHCP:1.0.0=