[NetWare Remote Manager Configuration Options]ページにアクセスするには、サーバオブジェクトに対するスーパバイザ権を持つユーザとしてサーバにログインし、ヘッダフレームの[Configure]アイコンをクリックします。
[NetWare Remote Manager Configuration Options]ページでは、次の作業を行えます。
これらのオプションを使って、非表示のSETパラメータ、コンソールコマンド、ファイル、およびシステムフォルダやシステムファイルをNetWare Remote ManagerのWebページ上のリストまたはサーバコンソール上のリストに表示するかどうかを制御できます。
特に2つの類似したサーバの設定を比較する場合は、非表示のパラメータ、またはシステムファイルやシステムフォルダを表示すると便利です。
パラメータがリストに表示されるかどうかに関係なく、NetWare Remote Managerやサーバコンソールコマンドを使って、非表示のSETパラメータを変更したりコンソールコマンドを使用したりできます。
非表示コンソールコマンドを表示すると、マニュアルに書かれていないコマンドを見つけるのに役立ちます。
このオプションを使って、ブラウザのページの更新や再ロードを手動と自動のどちらで行うかを制御できます。また、色の他にテキストを使用してサーバの全体的なヘルス状態を表示することもできます。 ユーザ補助オプションを有効にすると次の処理が行われます。
サーバとの接続が解除されると、「ページが見つかりません」というエラーが表示されます。 ブラウザ表示全体または特定の状態ページを手動で再ロードまたは更新するまでは、特定のページの状態情報やサーバの全体的なヘルスは変化しません。
ユーザ補助オプションを変更した後でブラウザ表示を変更するには、ブラウザでWebページを更新または再ロードします。 ユーザ補助オプションが有効の場合も無効の場合も、サーバのヘルス状態が変化したときに電子メールで通知を受け取ることができます。 その他のユーザ補助オプションは、すべてWebブラウザで利用できるオプションを使って設定する必要があります。 サーバでNovell(R) eDirectoryTMが正常に動作していない場合は、Emergencyユーザとしてサーバにログインし、eDirectoryなしで行える必要な診断およびデバッグの作業をすべて実行します。 Novell Technical ServicesSMから指示があった場合は、[Turn Debug Screen On]オプションを使用してHTTPSTKモジュールの問題をデバッグできます。[Turn Logger On]ボタンをクリックすることも必要です。デバッグコンソール画面には、サーバで動作しているHTTPスタックのデバッグ情報が表示されます。このログはサーバへの各接続を表示し、どのページがアクセスされているかをタイムスタンプによって示します。ワークステーションからのすべてのリクエストについて、それぞれのインスタンスの情報を表示できます。このボタンをクリックするとHTTPログ機能がオンになります。 HTTPコマンドを使って実行されたサーバへのアクセスの詳細を表示する場合は、[View Current HTTP Log File]オプションの[View]ボタンをクリックします。 このログファイルには、エントリ番号、GMT (グリニッジ標準時)による日付およびタイムスタンプ、ホスト名、コールを実行したプログラム、コールのレベル(サーバとユーザのどちらが実行したか)、およびエントリ自身の説明(リクエストを発信したコンピュータのIPアドレス、メッセージ、状態、およびその他の情報)などが含まれます。 ログへの記録がオフになっている場合、このボタンをクリックするとオンになります。 ログのプレーンテキストファイルはSYS:\HTTPLOG.TXTにありますが、[View Current HTTP Log File]オプションを使って表示すると表形式で見ることができるので情報を理解しやすくなります。ログへの記録がオンになっている場合、このファイルはNetWare Remote Managerでしか表示できません。ファイルを生の形式で表示するには、ログへの記録をオフにしてファイルを閉じる必要があります。 [Reset Current HTTP Log File]オプションは、現在のログをクリアし、新しいログを開始します。サーバの設定を変更した後で新たにログを記録する場合は、ログを新しく開始すると便利です。 [Log Only Errors to Log File]オプションは、エラーだけをログファイルに記録するか、またはすべてのリクエストを記録するかを制御します。エラーだけをログファイルに記録すると、ログファイルが最大サイズに達するまでの時間が長くなりますが、サーバへの通常のアクセスは記録されません。 [HTTP Log File Rollover Size (in Megabytes)]オプションは、HTTPログファイルの最大サイズを設定します。SYS:ボリューム上で使用できる容量が限られている場合は、ログファイルのサイズを小さく設定する必要があります。より長い期間にわたってより多くの情報をログファイルに収集する場合は、ロールオーバサイズを大きくします。いっぱいになったファイルは削除され、新しく開始されます。自動ロールオーバを使用すると、ログへの記録がオンになっている場合に、ログファイルが常にサーバの最新の動作を反映していることが保証されます。 重要: ログへの記録をオンにするまで、このファイルには何も書き込まれません。 ポートパラメータを調整すると、HTTPがどのポートでリクエストの受け入れを試みるかを制御できます。前の設定を覚えていなくても、[Reset]ボタンをクリックして[Apply]ボタンをクリックするだけでエントリを前の設定に戻すことができます。ページを閉じたり再度開いたりする必要はありません。 [Change Minimum Startup Threads]オプションを使って、デフォルト設定を任意の数値に変更できます。最低1つのスレッドが必要であり、その他のスレッドは必要に応じて作成されます。最初の作業スレッドは、サーバとブラウザベースのクライアントとの間に作成されます。したがって、最初の通信は2つのリスナスレッドと32の作業スレッドによって開始されます。32の作業スレッドがすべて使用されている場合は、必要に応じてHTTPSTKが追加のスレッドを自動的に作成します。スレッドが開始されると、それぞれに小さなサイズのシステムメモリが割り当てられます。サーバのメモリが少ない場合は、この数値を4に設定し、必要に応じて追加のスレッドが作成されるようにすることができます。 [Change TCP Keep Alive (in Seconds)]オプションを使って、アクセス時間のデフォルト値を変更できます。 PORTAL.NLMまたはHTTPSTK.NLMの再起動が必要になる変更をサーバに加えた場合、またはNLMプログラムの新しいバージョンをサーバにロードした場合には、該当する[Restart]ボタンをクリックしてモジュールのアンロードおよび再ロードを実行できます。モジュールを再起動してこのユーティリティを一時的に使用不可にしてもよいかを確認するメッセージが表示されます。リセットの実行中は、リセットが実行されていることを示すページが表示されます。ポート設定を変更していない場合は、リセットが完了するとページが更新され、設定が変更された環境設定ページが表示されます。 重要: ポート設定を変更した場合は、新しい数値を使ってNetWare Remote Managerにアクセスしてください。 このページで、プライマリメールサーバ、代替メールサーバ、通知リストの8人までのユーザ、およびMail From識別子を指定できます。[Health Monitor]ページでどの項目について通知するかを制御できます。 このページで、NetWare Remote Mangerへのアクセスを制限できます。ワークステーションのIPアドレスを指定したり、アクセスを許可する一定範囲のワークステーションに対してサブネットおよびサブネットマスクを指定したりできます。特定のIPアドレスまたは特定のサブネットへのアクセスを制限することによって、NetWare Remote Managerからサーバへの安全なリモートアクセスが確保されます。 たとえば、スタティックIPアドレス(管理者のワークステーションに簡単に割り当てることができる)を持っている場合は、[Allow Access Only from the Following IP Addresses]オプションを使って管理アクセスを制御します。一致するIPアドレスを含むワークステーションだけが、NetWare Remote Managerにアクセスできます。 サブネットマスク範囲内のすべてのIPアドレスを割り当てるなど、もう少し柔軟にIPアドレスを割り当てたい場合は、[Allow Access Only from the Following IP Subnets]オプションを使用します。このオプションを設定すると、IPサブネットマスクとIPアドレスが論理ANDステートメントによって比較されます。IPアドレスが指定されたサブネットと一致した場合は、NetWare Remote Managerにアクセスできます。IPアドレスがサブネットと一致しなかった場合はアクセスできません。 この方法は、DHCPを使ってIPアドレスを動的に割り当てる場合に適しています。この場合は、IPアドレスを要求するたびに同じアドレスを取得することはありません。しかし、サブネットマスク範囲内のIPアドレスが割り当てられることになっているので、NetWare Remote Managerにアクセスすることができます。注意しなければならないのは、サブネットマスク範囲内の他のすべてのワークステーションからもNetWare Remote Managerにアクセスできることです。インターネットに接続している人々や他のサブネットのユーザがNetWare Remote Managerにアクセスしないようにするには、指定されたサブネットマスクをISワークステーションだけが使用できるようにサブネットマスクを設定します。