6.9 NCPサーバ(OES 2 Linux)

NSSファイルの属性とNCP™サービスは、NetWare管理者にとって混同しがちです。ファイルおよびディレクトリの属性は、NCPボリュームの基礎となるファイルシステムによってサポートおよび使用されていることに注意してください。NCPサーバがサポートおよび使用しているのではありません。

たとえば、NCPクライアントインタフェースで名前変更禁止属性が設定可能として表示されても、基礎となるファイルシステムが従来型Linux (Reiser、その他)であれば、その属性はサポートされず、設定することもできません。

サルベージ(削除復元)およびパージは別の機能で、NSSでのみ、およびサルベージ属性が設定されている場合にのみ(NSSのデフォルト)、使用できます。サルベージとパージはNCPクライアントでNetStorageを介して管理できますが、基礎となるファイルシステムが従来型のLinuxのNCPボリューム上では使用できません。

一部の管理者は、NSSボリュームから従来型Linuxパーティションの定義済みNCPボリュームに、コピーまたは移行したファイル、ディレクトリ、およびメタデータによって、NSS属性サポートを提供できると考える場合があります。しかし、これは機能しません。NSSファイル属性はNSSボリューム上でのみサポートされます。