プロジェクトは、統合候補、保護候補、ワークロード、およびシナリオを任意に組み合わせて構成できます。統合候補は、仮想マシンに移動させるネットワークワークロードです。保護候補は、ディザスタリカバリのために待機中のVM複製を作成する際のワークロードです。
プロジェクトのシナリオは、ユーザが作成して比較します。「プロジェクト」レポートはシナリオの比較結果から構成され、環境に最適な統合シナリオを判断できるよう支援します。
プロジェクトを作成する前に、統合候補を識別し、グループ化してください。識別された候補を使用すると、プロジェクトの統合シナリオを作成して比較できます。
メモ:プロジェクトの開始前に各ワークロードに対して少なくとも24時間分のデータを収集することが推奨されます。
新規プロジェクトを作成する方法:
次のいずれかを実行します:
[、[ ]の順にクリックします。
Project Explorerで、をクリックします。
Project Wizardの[Step 1 of 5: Project Name and Type]ダイアログボックスが表示されます。
プロジェクトに対して固有のプロジェクト名を入力します。
次のいずれかのプロジェクトタイプを選択します:
[Server Consolidation]: このプロジェクトでは、同時実行およびCPUとメモリヘッドスペースの要件に関連して最適なワークロード配置の推奨が示されます。
[Workload Protection]: このプロジェクトでは、ディザスタリカバリに対するワークロード展開の推奨が示されます。既存の仮想サーバを指定するか、またはサーバテンプレートを使用してシナリオを構築してください。
[Both]: このプロジェクトでは、統合と保護の両方に対する推奨が示されます。たとえば、サーバを最適に統合し、残りのヘッドルームはデータ保護のためにプロビジョニングします。
同じプロジェクト内では、統合と保護の両方に対してワークロードをプロビジョニングすることはできません。
[
]をクリックします。[Step 2 of 5: Workload Selection]ダイアログボックスが表示されます。
プロジェクトに含めるワークロードを識別します。
プロジェクトに含めるワークロードを識別し、次のいずれかの方法で、それらを[Workloads to Consolidate]パネルに含めるか、[Workloads to Protect]パネルに含めます:
左側のツリーからワークロードをドラッグし、右側の[Workloads to Consolidate]パネルまたは[Workloads to Protect]パネルにドラッグします。
右側のペインのサーバを選択し、それらを追加するパネルを指す矢印をクリックします。
既存の仮想ホストがPlateSpin Reconによりインベントリされている場合、ターゲットサーバの候補としてそれらをプロジェクトに追加できます。既存のサーバは、シナリオ生成時にサーバテンプレートよりも優先します。使用中の環境に存在する統合または保護に使用する仮想ホストがある場合はそれらを選択します。ターゲットサーバを[Protection or Consolidation]パネルにドロップします。
メモ:PlateSpin Reconは常にSolaris 10マシンを統合のターゲットサーバと見なします。そのマシンはデフォルトでグローバルゾーンが有効に設定されているからです。したがって、Solaris 10マシンを統合ソースと見なすことはできません。
[Workloads to Consolidate]パネルまたは[Workloads to Protect]パネルからサーバを削除し、パネルでサーバを選択し、サーバリストを指し示す矢印をクリックします。
同じプロジェクト内で統合と保護のために、サーバをターゲットに設定できません。
[
]をクリックします。[Step 3 of 5: Workload Utilization Date and Time Range]ダイアログボックスが表示されます。
ワークロードデータを集計する日付と時間の範囲を設定します。
および は、ワークロードの24時間プロファイルを計算するために必要です。
(オプション) ワークロードのスケール係数を設定するには、
をクリックします。[Workload Scaling]ダイアログボックスが表示されます。
スライドコントロールを使用して、値またはタイプを希望の数値に調整します。
ワークロードの可変性と予測される増大を考慮に入れて、ワークロードは5つのディメンション全体にスケールできます。ターゲットサーバのワークロードに割り当てられるサーバリソースは、スケールされたワークロードに基づきます。ワークロードをスケールアップすると、より多くのリソースが必要になり、結果として統合比率が低くなる可能性があります。スケール用のポインタを動かすと、ワークロードのスケール係数が変化します。
ピーク時の平均以下にワークロードをスケールすることはできません。
[
]をクリックします。[
]をクリックします。[Step 4 of 5: Forecast Options]ダイアログボックスが表示されます。
予測オプションと傾向タイプを選択します。
ワークロードは、将来の増大を考慮に入れて予測できます。
[
]をクリックします。[Step 5 of 5: Power and Cooling]ダイアログボックスが表示されます。
[
]の値を指定するか、または値が含まれないようにするには[ ]チェックボックスを選択解除します。[Energy Cost]: キロワット時間あたりのエネルギーのコスト。
[Server Derating Factor]: 平均サーバによる合計エネルギー消費の割合。たとえば、800ワットの定格のサーバが、50%の軽減係数のサーバで400ワットを使用します。
[
]をクリックします。新しいプロジェクトがProject Explorerに表示されます。
プロジェクトを作成するときに、ワークロードの24時間プロファイルが計算されます。これには、各ワークロードに対して24時間にわたるプロセッサ速度(MHz)、メモリ(MB)、使用されるディスク容量(GB)、ディスクI/O (MB/秒)、およびネットワークIO (MB/秒)の計算が含まれます。24時間プロファイルは、1日の各時間に対応する24個のワークロードの値(0~23)から構成されます。24時間プロファイルの各値は、該当の時間に対して観測されたすべての値からピーク値を取得することによって計算されます。