Linux上で実行されるZENworksサーバは、WMIやWinAPIなどのWindows特有の技術を使用する検出タスクを実行することができません。また、展開にはWindows特有の技術が使用されるため、Linuxサーバは、ZENworks Adaptive AgentsをWindowsデバイスへ展開することもできません。Linux ZENworksサーバで検出と展開タスクを実行できるようにするため、ゾーン内にある管理対象Windowsデバイスを指定して、検出と展開プロキシサーバとして機能させることができます。管理対象デバイスは、Windowsサーバあるいはワークステーションのいずれでもかまいません。
Linux ZENworksサーバがWindows特有の技術を含んだ検出タスクを受け取ると、非Windows検出タスクのみを処理し、Windows特有の技術はプロキシにオフロードします。プロキシは検出を実行し、Linux ZENworksサーバに結果を返します。展開タスクは、Windowsプロキシに全面的にオフロードされます。
使用中の環境でLinuxサーバのみを使用している場合、まずhttps://IP_address_of_the_ZENworks_Server/zenworks-setupからエージェントをダウンロードして手動でZENworks Adaptive AgentをWindowsデバイス上にインストールし、デバイスを検出と展開タスク用のプロキシに指定する必要があります。
プロキシを指定するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[管理ゾーンの設定]パネルで、[
]をクリックし、次に[ ]オプションをクリックします。次のフィールドに入力します。
Windowsプロキシ: をクリックして参照し、LinuxベースのZENworksサーバの代わりに検出タスクを実行する管理対象Windowsデバイス(サーバまたはワークステーション)を選択します。
Windowsプロキシタイムアウト: ZENworksサーバがWindowsプロキシからの応答を待機する時間を秒数で指定します。指定されたタイムアウト期間後に受信した応答は破棄されます。
[
]をクリックし、変更を保存します。