ZENworksサーバでZENworks Adaptive Agentを自動的にデバイスに展開する場合は、まず初めに管理ゾーンにデバイスを追加する必要があります。これを行うには、次の2つのオプションがあります: 1)ZENworks検出技術を使用してネットワーク上のデバイスを検出してZENworksコントロールセンターに表示する。または2)カンマ区切り値(CSV)ファイルからインポートする。
このセクションでは検出技術の使用方法について説明します。CSVファイルからデバイスをインポートする方法の詳細については、セクション 4.2, デバイスのインポートを参照してください。
実行できる検出には2つのタイプがあります。
IP検出: IPアドレス範囲を指定することができます。デフォルトでは、6つのディスカバリテクノロジ(WMI、WinAPI、MAC Address、ZENworks、SNMP、SSH、NMAP)を使用します。それぞれの検出技術からは、検出済みデバイスに関するさまざまなレベルの情報(OSバージョン、DNS名など)が返されます。
LDAP検出: LDAPディレクトリコンテキストを指定してすべてのデバイスタイプのオブジェクト(ワークステーション、サーバなど)を検索します。検出されるデバイスオブジェクトは、デバイスのOSバージョンおよびDNS名を判別するために周知の属性(dnsHostName、 OperatingSystem、wmNameDNS、wmNameOSなど)に対してクエリが行われます。
いずれかの検出を実行するには、検出タスクを作成する必要があります。検出タスクでは、検索するソース(IPアドレス範囲またはLDAPディレクトリ)の識別、検出されたデバイスからの情報の取得に必要な資格情報の指定、検出を開始する日時のスケジュール、および検出を実行するZENworksサーバの選択を行うことができます。検出タスクの作成方法の詳細については、『ZENworks 10 検出、展開、リタイアリファレンス』を参照してください。