アセット管理データのマイグレーション中は、アセット管理オブジェクト(購入レコード、ライセンス製品など)の大半は、ZENworks 10 Asset Management内の重複オブジェクトをチェックせずにマイグレートされます。これにより、ZENworks Asset Management 7.5からマイグレートされたオブジェクトと一致するオブジェクトがZENworks 10 Asset Management内にあると、次の結果につながります(各オブジェクトタイプの重複判断については、セクション A.1, 重複オブジェクトの詳細を参照)。
エラーによってマイグレーションプロセスが再起動された場合、ZENworks Asset Management 7.5データの一部はすでにマイグレートされています。マイグレート済みのオブジェクトは拒否され、マイグレーションユーティリティからエラーが報告されます(重複キー違反)。
SQLサーバ上で実行しているZENworks 10 Asset Managementにマイグレートする場合、[
]設定をオフにしておくと、重複を修正してマイグレーションユーティリティを再起動することができます。SybaseまたはOracle上で実行しているZENworks 10 Asset Managementにマイグレートする場合、ZENworks Asset Management 7.5およびZENworks 10 Asset Managementのバックアップを復元し、重複を解決して再度マイグレーションユーティリティを実行する必要があります。
オブジェクトが重複しており、オブジェクトのZENworks 10 Asset Managementバージョンがサブフォルダにはない場合、マイグレーションユーティリティはエラーを発生します。マイグレーションユーティリティが処理中だった重複オブジェクトの一部、または全部(ライセンスなど)が、ZENworks 10 Asset Managementに移動されません。
オブジェクトが重複しているが、オブジェクトのZENworks 10 Asset Managementバージョンがサブフォルダにある場合は、マイグレーションユーティリティがZENworks 10 Asset Managementにオブジェクトを追加します。ZENworks 10 内の別なフォルダに同じ名前の2つのオブジェクトが配置されます。例外は契約で、ZENworks 10 Asset Managementがサブフォルダ内にあっても、重複した契約IDを許可しません。