ZENworks Configuration Managementはソフトウェアの配布に高い柔軟性を提供します。 アプリケーションおよび個別ファイルの配布、または単にデバイス上の既存のファイルへの変更を行うことができます。
ソフトウェアはバンドルを使用して配布されます。バンドルは、すべてのファイル、構成設定、インストール指示などから構成され、デバイス上のアプリケーションまたはファイルを展開および管理する必要があります。 作成できるバンドルには4つのタイプがあります。
「ディレクティブ」バンドル: 1つまたは複数のアクションをデバイスで実行します。たとえば、ディレクティブバンドルを使用して、Windows INIファイルまたはテキストファイルを編集できます。 スクリプトの実行、サービスの開始または停止、ファイルの削除ができます。さらに、バンドルには他のさまざまなアクションの作成、およびパーソナリティの保存やパーソナリティの適用などのパーソナリティアクションの作成が含まれます。これらのパーソナリティアクションを使用して、システム設定やアプリケーション設定などのパーソナリティをマイグレートできます。
ファイルバンドル: ファイルまたはディレクトリをデバイスにコピーまたはインストールします。たとえば、「ファイル」バンドルを使用して、設定ファイルまたはデータファイルを含めることができます。「ファイル」バンドルは、Windowsバンドルの一部ではないファイルを配布するのに便利です。
イメージングバンドル: オペレーティングシステムのブート前に操作を実行します。さまざまなイメージングバンドルのタイプを使用して、1つまたは複数のデバイスにイメージをインストールしたり、イメージングバッシュプロンプトから発行できるコマンドが含まれているZENworksスクリプトを実行できます。
Windowsバンドル: Microsoft Windows Installer (MSI)パッケージ、Microsoft Windows Software Patch (MSP)パッケージ、シンクライアントアプリケーション、またはその他のWindowsベースのアプリケーションを、Windowsデバイスに配布します。
バンドルに含まれているソフトウェアは、ZENworksサーバリポジトリにアップロードされます。 これにより、ZENworksサーバおよびZENworks Adaptive Agentが、他のネットワーク場所にアクセスする必要なくソフトウェアを配布することができます。
ソフトウェアバンドルを作成するには、新しいバンドルの作成ウィザードを使用します。バンドルの作成の手助けに加えて、ウィザードでは、デバイスおよびユーザへの割り当てと配布、起動および可用性スケジュールの作成を行うことができます。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[バンドル]パネルで、[
]>[ ]をクリックして新規バンドルの作成ウィザードを起動します。プロンプトに従って、バンドルの作成、割り当て、およびスケジュールを行います。
ウィザードの各ページで[
]ボタンをクリックすると、そのページの詳細情報が表示されます。ウィザードを完了すると、バンドルが[バンドル]パネルに追加されます。バンドルをクリックすると、バンドルの詳細の表示および割り当ての変更、スケジュールなどを行うことができます。
zmanユーティリティでbundle-createコマンドを使用してソフトウェアバンドルを作成することもできます。 詳細については、『ZENworks 10 Configuration Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「バンドルコマンド」を参照してください。
ソフトウェア配布の詳細については、『ZENworks 10 Configuration Managementソフトウェア配布リファレンス』を参照してください。