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ZENworks 2020 Update 1 Readme
1.0 ZENworks 2020 Update 1の新機能
2.0 ZENworks 2020 Update 1の展開の計画
3.0 ZENworks 2020 Update 1のダウンロードと展開
4.0 ZENworks 2020 Update 1で解決された問題
5.0 ZENworks 2020 Update 1で引き続き存在する問題
6.0 ZENworks 2020 Update 1の既知の問題
7.0 その他のマニュアル
8.0 保証と著作権
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ZENworks 2020 Update 1 Readme

1.0 ZENworks 2020 Update 1の新機能#

このリリースに含まれる新機能の詳細については、『ZENworks 2020 Update 1新機能リファレンス』を参照してください。

2.0 ZENworks 2020 Update 1の展開の計画#

管理ゾーン内でのZENworks 2020 Update 1の展開を計画するには、次のガイドラインを使用します。

  • ZENworks 2017以前のFull Disk Encryption Agentでディスク暗号化を使用していて、これらのエージェントをZENworks 2020 Update 1に更新したい場合、これらの管理対象デバイスのZENworks AgentをZENworks 2020 Update 1に更新する前に実行する必要がある追加の手順があります。これらの手順には、適用可能なデバイスの復号化、17.1より前のディスク暗号化ポリシーの削除、およびZENworks Agent更新後の新しいディスク暗号化ポリシーの展開が含まれます。

    17.0以前のバージョンからFull Disk Encryption Agentを更新するための包括的な手順については、『ZENworks 2020 Update 1 - Full Disk Encryption Update Reference』を参照してください。

  • まずプライマリサーバをアップグレードし、次にサテライトサーバ、最後に管理対象デバイスという順番でZENworks 2020 Update 1にアップデートする必要があります。ゾーン内のすべてのプライマリサーバがZENworks 2020 Update 1にアップグレードされるまで、管理対象デバイスおよびサテライトサーバをアップグレードしないでください(または、新しい2020 Update 1エージェントをゾーンに追加しないでください)。

    メモ:プライマリサーバがすべてアップグレードされるまで、エージェントは整合性のないデータを受け取る可能性があります。したがって、このプロセスのこの部分はできる限り短時間で実行することをお勧めします。理想的には、最初のプライマリサーバのアップグレード直後に実行します。

  • 次のデバイスにバージョン2020 Update 1を直接展開することができます。

    デバイスタイプ

    オペレーティングシステム

    ZENworksの最小バージョン

    プライマリサーバ

    WindowsおよびLinux

    ZENworks 2020以上のバージョン

    サテライトサーバ

    Windows、Linux、およびMac

    ZENworks 11.3.x以上のバージョン

    管理対象デバイス

    Windows

    ZENworks 11.3.x以上のバージョン

    Linux

    ZENworks 11.3.x以上のバージョン

    Mac

    ZENworks 11.3.x以上のバージョン

  • ZENworks 2020 Update 1へのアップグレードが完了すると、システムは再起動します。ただし、次の場面では再起動が2回必要になります。

    • Endpoint Securityが有効な状態で11.3.xからZENworks 2020以上のバージョン(2020 Update 1)に更新する場合は、再度再起動してZESNETAccessドライバをロードする必要があります。

    • 管理対象デバイスがクライアントセルフディフェンスが有効なWindows 10を使用していて、11.4.xからZENworks 2020以上のバージョン(2020 Update1)にアップグレードする場合は、ZENworksコントロールセンターでクライアントセルフディフェンスを無効にして管理対象デバイスを再起動してから、更新を実行して、再度デバイスを再起動する必要があります。

    重要:11.3.xより前のバージョンが実行されている管理対象デバイスは、まず11.3.xにアップグレードする必要があります。システムは11.3.xへのアップグレード後に再起動し、ZENworks 2020 Update 1システム更新の展開時にもう一度再起動します。

  • システム更新をインストールする前に、次の場所に十分な空きディスク容量があることを確認してください。

    場所

    説明

    ディスク容量

    Windows: %zenworks_home%\install\downloads

    Linux: opt/novell/zenworks/install/downloads

    エージェントのパッケージを維持するため

    6.2GB

    Windows: %zenworks_home%\work\content-repo

    Linux: /var/opt/novell/zenworks/content-repo

    zipファイルをコンテンツシステムにインポートするため

    6.2GB

    エージェントキャッシュ

    ZENworksサーバを更新するために必要な、該当するシステム更新コンテンツをダウンロードするため

    1.5GB

    システム更新ファイルがコピーされる場所。これは、システム更新zipファイルをインポートするために使用されるZENworksサーバにのみ適用されます。

    ダウンロードしたシステム更新zipファイルを保存するため

    6.2GB

3.0 ZENworks 2020 Update 1のダウンロードと展開#

ZENworks 2020 Update 1のダウンロードと展開の方法については、『ZENworks System Updates Reference』を参照してください。

ZCC内で更新のチェックアクションを使用し、使用可能な更新のリストを表示するには、まず、次のセクションで詳しく説明されている手順を実行して、システム更新エンタイトルメントを再登録する必要があります。

システム更新エンタイトルメントを再登録して、ZENworksライセンスを有効にする

  1. ZENworksコントロールセンター(ZCC)にログインします。

  2. 環境設定>インフラ管理>システム更新の設定の順に移動します。

  3. [システム更新エンタイトルメント]セクションで、エンタイトルメント状態フィールドに対して設定リンクをクリックします。

  4. メールアドレス起動コードを指定します。

    起動コードは、Micro Focus Customer Center のシステム更新エンタイトルメントまたはZENworks Configuration Management Activation Code (ZENworks Configuration Management起動コード)で入手できます。

  5. 有効化をクリックします。ライセンスが有効化されたら、アクション>更新のチェックをクリックして、システム更新ページで使用可能なシステム更新を表示できます。

    詳細については、TID 7024521を参照してください。

管理ゾーンが、ZENworks 2020より前のバージョンのプライマリサーバで構成されている場合、これらのプライマリサーバすべてをZENworks 2020にアップグレードした後でのみ、プライマリサーバにZENworks 2020 Update 1を展開できます。手順については、『ZENworks アップグレードガイド』を参照してください。

管理タスクについては、ZENworks 2020 Update 1のマニュアルのサイトを参照してください。

重要:ゾーン内のすべての結合プロキシサテライトサーバが更新されるまで、Remote Management (RM) Viewerを更新しないでください。結合プロキシ経由でRemote Managementを実行するには、RM Viewerのバージョンと結合プロキシのバージョンが同じであることを確認してください。

ZENworks 2017 Update 1アップデートをダウンロードして展開する前に、必ずZENworks 2020 Update 1の展開の計画を読んでください。

ゾーン内のすべてのプライマリサーバがZENworks 2020にアップグレードされるまで、ZENworks 2020 Update 1を展開しない

この更新では、データベースのスキーマを変更する必要があります。最初のパッチインストール中は、サービスはマスタまたは専用のプライマリサーバでのみ実行されます。これは、データベース内で変更中のテーブルに他のプライマリサーバがアクセスしないようにするためです。

マスタまたは専用プライマリサーバが更新されると、残りのサーバでサービスが再開され、更新がすべてのサーバに割り当てられている場合には更新が同時に適用されます。

メモ:アップデート中に手動でサーバ上のサービスを停止または開始する必要はありません。サービスは自動的に停止および開始されます。

システム更新を延期して管理対象デバイスからログアウトしても、展開スケジュールに基づいて、システム更新はデバイスに適用されます。

ZENworks 2017 Update 1がインストールされた管理ゾーンでサポートされる管理対象デバイスとサテライトサーバのバージョンのリストについては、「Supported Managed Devices and Satellite Server Versions」を参照してください。

4.0 ZENworks 2020 Update 1で解決された問題#

このリリースでは、前のリリースで見つかった複数の問題が解決されています。解決された問題のリストについては、サポートナレッジベースのTID 7024523を参照してください。

5.0 ZENworks 2020 Update 1で引き続き存在する問題#

ZENworks 2020 Update 1の旧バージョンで明らかになった問題のうち、一部は依然として解決されていません。詳細については、次のReadmeドキュメントを参照してください。

6.0 ZENworks 2020 Update 1の既知の問題#

このセクションでは、ZENworks 2020 Update 1の使用時に発生する可能性がある問題について説明します。

6.1 ZENworks Patch Management#

ZENworks 2020 Update 1へのアップグレード後に、Update 1より前のバージョンで作成されたカスタムパッチの展開バンドル詳細が、[Patch Relationships (パッチ関係)]タブに表示されない#

ZENworks 2020 Update 1にアップグレードした後で、ZENworksの以前のバージョンで作成されたカスタムパッチについて、展開バンドル詳細がカスタムパッチの関係タブに表示されません。

解決策: なし

更新時にパッチ(脆弱性検出)スキャンが実行されているときに他のバンドルのインストールが遅延する場合がある#

更新時にパッチスキャン(脆弱性検出)を実行すると、しばらく時間がかかる場合があり、それにより他のバンドルのインストールが遅延する場合があります。

解決策: ベストプラクティスとして、更新時にパッチスキャンを実行しないことをお勧めします。

ダウンロードが保留中のパッチは、パッチフィードで無効にされた場合、サブスクリプションの更新中に「キュー」状態でスタックすることがある#

まだダウンロードされていないパッチは、これらのパッチが取り替えによってパッチフィードで無効にされた場合に、サブスクリプション更新中に「キュー」状態でスタックすることがあります。

解決策: ZCCにログインして、[セキュリティ]>[パッチのダウンロード詳細]に移動し、[キャッシュステータス]ペインで、[アクション]>[保留中のダウンロードのキャンセル]をクリックします。

6.2 ZENworksエージェント#

RHEL 8.0デバイスでのZENworksアイコンの表示の問題#

RHEL 8.0デバイスのデスクトップメニューバーにZENworksアイコンが表示されません。

解決策: なし。

ワイルドカード証明書のあるゾーンではLinuxプライマリサーバのCSRが空である#

ワイルドカード証明書のあるゾーンでは、LinuxプライマリサーバのエージェントはCSRを一覧表示しません。

解決策: エージェントで、zac cache-clearコマンドを実行して、エージェントサービスを再起動します。ZACコマンドに関する詳細については、『ZENworksコマンドラインユーティリティリファレンス』を参照してください。

JoinProxy詳細がデータベースで更新されない#

管理対象デバイスをリモート制御中に、管理対象デバイスがJoinProxyを介して接続されている場合でも、JoinProxy詳細がZCCに表示されません。zen-joinプロキシログファイルにNo Primary Server is available to update Joinproxy information into databaseというメッセージが記録され、技術者アプリケーションでサーバステータスが最近接サーバが使用できませんと表示されます。

解決策: エージェントで、zac cache-clearコマンドを実行して、エージェントサービスを再起動します。ZACコマンドに関する詳細については、『ZENworksコマンドラインユーティリティリファレンス』を参照してください。

6.3 YUMサービス#

ZENworksプライマリサーバでのYUMサービスのホスティングに関する問題#

YUMサービスのホスティング中に次の問題が発生する可能性があります。

  • ZENworks 2017アプライアンス上でYUMサービスをホストしている場合、ZENworks 2020に移行すると、そのサービスが使用できなくなる場合があります。既存のすべてのYUMリポジトリの詳細が削除され、マイグレーション後に再作成する必要があります。

  • スタンドアロンのZENworks 2017 LinuxプライマリサーバでYUMサービスをホストしている場合、直接(ZENworks 2017.xを使用して更新せずに) ZENworks 2020にアップグレードした後でサービスが使用できなくなる可能性があります。YUMリポジトリの詳細は削除されませんが、YUMサービスは手動で再設定する必要があります。

解決策: アップグレード後にYUMサービスが使用できなくなる場合は、サービスを正しく再設定する方法について、Micro Focus Customer Careにお問い合わせください。

6.4 ZENworks Full Disk Encryption#

Windows 7 OS搭載の管理対象デバイスにおけるPBAによるシングルサインオンの問題#

セキュリティの理由により、プリブート認証(PBA)を使用したシングルサインオンでは、Windows 7オペレーティングシステムを搭載している一部の管理対象デバイスでWindowsログインを認証できない場合があります。

解決策: シングルサインオンを機能させるため、PBAによる認証後1分以内にCtrl+Alt+Delを押す必要がある場合があります。シングルサインオンがスキップされる場合にも、ユーザはWindows資格情報を使用して引き続きログインできます。

追加のパーティションが仮想マシン(VM)で暗号化されない#

ディスク暗号化ポリシーは「固定ディスク」のみを暗号化するように設計されています。セキュリティ上の理由で、これらのデバイスにディスク暗号化ポリシーを割り当てるときに、「すべてのドライブを暗号化する」オプションを選択する場合にVMの追加のパーティションが「リムーバブルストレージ」ドライブと解釈される可能性があります。

解決策: [すべてのローカル固定ボリュームを暗号化する]オプションを使用せずに[特定のローカル固定ボリュームを暗号化する]オプションを使用して、ディスク暗号化ポリシー設定で複数のボリュームを持つVMにドライブ文字を割り当てます。

6.5 ZENworks Endpoint Security#

再起動せずにZENworks Agentを再インストールすると、zeswifiドライバがインストールされない場合がある#

管理対象デバイスで、ZENworks Agentをインストールまたはアンインストールするときには常に再起動が必要です。途中で再起動せずに再度デバイス上にZENworks Agentをインストールする場合、zeswifiドライバをインストールするために再インストール後に2回再起動する必要がある場合があります。そうしないと、Endpoint Security Wi-Fiポリシーの適用に問題が発生する場合があります。

6.6 Vertica#

複数のノードのVerticaクラスタ環境でシステムを更新中にverticaDBMigrate設定アクションが完了できない場合に、ダッシュレットに一貫性のないデータが表示される#

ZENworks 2020 Update 1リリースへのシステム更新中に、Verticaが有効なアプライアンスサーバでverticaDBmigrate設定アクションが実行されます。このアクションは、RDBMSから最新のリリースで追加されたVerticaデータベースに新しいテーブルを移行するために実行されます。Verticaクラスタに複数のノードがある場合、ノードのいずれかがこの設定アクションを実行し、残りのノードと非アプライアンスサーバがシステム更新を完了します。ただし、何らかの理由で、その設定を実行しているサーバで設定アクションが完了していない場合、システム更新が正常に完了した他のサーバからダッシュレットデータにアクセスすると、ダッシュレットの新しいテーブルに一貫性のないデータが表示される場合があります。これらのテーブルはVerticaデータベースではなく、RDBMSからデータを取得します。

解決策: Verticaが有効なアプライアンスサーバのいずれかでverticaDBmigrate設定アクションを手動で実行します。この設定アクションの詳細については、『Vertica Reference Guide』の「Migrating Data to Vertica」を参照してください。

7.0 その他のマニュアル#

このReadmeは、ZENworks 2020 Update 1リリースに固有の問題をリストしています。他のすべてのZENworks 2020 Update 1のマニュアルについては、ZENworks 2020マニュアルのWebサイトを参照してください。

8.0 保証と著作権#

保証と著作権、商標、免責事項、保証、輸出およびその他の使用制限、米国政府の規制による権利、特許ポリシー、およびFIPSコンプライアンスの詳細については、https://www.novell.com/company/legal/を参照してください。

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