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ZENworks 2020 Update 2 システム要件
1.0 マニュアルの更新
2.0 プライマリサーバ要件
3.0 仮想アプライアンスの要件
4.0 管理対象デバイスの要件
5.0 サテライト要件
6.0 データベースの要件
7.0 Reporting Serverのサポート
8.0 LDAPディレクトリ要件
9.0 インベントリ対象デバイスの要件
10.0 モバイル管理のサポート
11.0 管理ブラウザ要件
12.0 インストールユーザの要件
13.0 サポートされるスマートカードおよびスマートカードリーダ
14.0 サポートされていないプラットフォーム
15.0 保証と著作権
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ZENworks 2020 Update 2システム要件

1.0 マニュアルの更新#

次の表に、ZENworks 2020 Update 2の初期リリース後にこのドキュメントで行われたドキュメントコンテンツの変更に関する情報を示します。

日付

追加または更新された項目

2022年12月

2022年10月

2022年2月

2021年12月

管理対象デバイスの要件セクションで、Windows 10 21H2オペレーティングシステムをZENworksに追加しました。custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力できます。

2021年11月

2021年10月

管理対象デバイスの要件セクションで、次のオペレーティングシステムをZENworksに追加しました。custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力できます。

  • Windows 11、21H2

  • SUSE Linux Enterprise Server 15 SP3

  • SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applications 15 SP 3

  • SUSE Linux Enterprise Desktop 15 SP3

2.0 プライマリサーバ要件#

プライマリサーバソフトウェアをインストールするサーバが次の要件を満たしていることを確認します。

メモ:以下にZENworksプライマリサーバソフトウェアをインストール可能なオペレーティングシステムをリスト表示しています。このリストは必ずしもZENworks Patch Managementでアップデート可能なオペレーティングシステム示しているわけではありません。このリストについては、『ZENworks Patch Management Content Report』を参照してください。

項目

要件

追加の詳細

サーバ使用方法

使用するサーバには、プライマリサーバが実行するタスク以外のタスクを処理する能力があるかもしれません。ただし、プライマリサーバソフトウェアをインストールするサーバは、ZENworksに対する作業目的でのみ使用することを推奨します。

たとえば、サーバで次の項目を実行したくない場合があります。

  • NetIQ eDirectoryのホスト

  • Active Directoryのホスト

  • ターミナルサービスのホスト

オペレーティングシステム - Windows

  • Windows 2012 Server x86_64 (Foundation、Essential、Standard、およびDatacenterの各エディション)

  • Windows 2012 Server R2 x86_64 (Foundation、Essential、Standard、およびDatacenterの各エディション)

  • Windows 2016 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorageの各エディション)

  • Windows 2019 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorageの各エディション)

  • (新規) Windows 2022 Server x86_64 (StandardおよびDatacenterの各エディション)

クラスタ環境内のサーバへのインストールはサポートされません。

Windows 2022 Serverがプライマリサーバとしてサポートされている場合は、次の点を実行してください。

オペレーティングシステム - Linux

  • SLES 12 SP4 x86_64

  • SLES 12 SP5 x86_64

  • SLES 15 x86_64

  • SLES 15 SP1 x86_64

  • SLES 15 SP2 x86_64

  • SLES 15 SP3 x86_64

重要:

  • リモート管理はランレベル3(テキストのみ、Xサーバを使用しない)のLinuxデバイスではサポートされていません。

  • ZENworksがすでにシステムにインストールされている場合は、オペレーティングシステムのメジャーインプレースアップグレード(たとえばSLES 12 SP4からSLES 15)を実行しないでください。問題が発生し、プライマリサーバの入れ替えが必要になる場合があります。

    オペレーティングシステムのマイナーインプレースアップグレードがサポートされています。たとえば、SLES 15からSLES 15 SP1にアップグレードできます。

    サーバの入れ替え方法の詳細については、『ZENworks Disaster Recovery Reference』のReplacing Primary Serversを参照してください。

プロセッサ

速度: 2.0GHz以上

タイプ: クアッドコア以上

 

RAM

16GB以上

デバイス3000台に対して16GB。追加のデバイス3000台ごとに1GBのRAMを追加。Verticaを使用している場合は、「Verticaのシステム要件」を参照してください。

ディスク容量

インストール用に40GB。コンテンツの量によっては、領域を分散する必要があります。

ZENworksデータベースではデバイス1000台ごとに10GBを追加し、Auditデータベースではデバイス5000台ごとに10GBを追加します。

tmpディレクトリ用には500MBを推奨。このディスク容量は、パッケージの再構築および編集のために必要です。

パッチ管理ファイルストレージ(ダウンロードされたパッチコンテンツ)には、少なくとも25GBの追加空き容量が必要です。パッチ管理が有効な場合、すべてのコンテンツレプリケーションサーバにも、同じ容量の追加空き容量が必要です。Patch Managementを別の言語で使用している場合、各サーバにも言語ごとにこのサイズの追加容量が必要です。

ZENworksデータベースファイルおよびZENworksコンテンツリポジトリは非常に大きくなる可能性があるので、別のパーティションまたはハードディスクを用意することが必要になる場合があります。

Windowsサーバでデフォルトのコンテンツリポジトリの場所を変更する場合の情報については、『ZENworks Primary Server and Satellite Reference』のContent Repositoryを参照してください。

Linuxサーバの場合は、/var/optディレクトリを大容量のパーティションに配置することをお勧めします。このディレクトリにはデータベース(組み込まれている場合)およびコンテンツリポジトリが格納されます。

/etcディレクトリに必要なスペースが少なくて済みます。

画面解像度

ビデオアダプタ: 256色

画面解像度: 1024 × 768以上

 

DNSの解決

管理ゾーン内のサーバおよびワークステーションは、適切に設定されたDNSを使用してデバイスのホスト名を解決する必要があります。適切に設定されていないと、ZENworksの一部の機能が正しく動作しません。DNSが正しく設定されていないと、サーバは互いに通信できず、ワークステーションはサーバと通信できません。

サーバ名は、アンダースコアを含めないなど、DNSの要件をサポートしている必要があります。要件をサポートしていないと、ZENworksのログインに失敗します。使用できる文字は、文字a~z (大文字と小文字)、数字、およびハイフン(-)です。英語以外の文字はサポートされていません。

メモ:Linuxプライマリサーバのホスト名に大文字が含まれる場合、そのサーバ上にある/etc/hostsファイルにサーバのホスト名を追加する必要があります。

 

IPアドレス

サーバは、静的なIPアドレスまたは永久にリースされるIPアドレス(DHCP設定の場合)を持つ必要があります。

IPアドレスはターゲットサーバのすべてのNICにバインドされる必要があります。

IPアドレスがバインドされていないNICを使用しようとすると、インストールはハングします。

Microsoft .NET (Windowsのみ)

ZENworks 2020以降のバージョンをインストールするには、WindowsプライマリサーバにMicrosoft .NET 4.5 Frameworkおよびその最新の更新をインストールし、実行している必要があります。

.NET 4.5 Client Profileではなく完全な.NET 4.5 Frameworkがデバイスにインストールされていることを確認してください。

Windows Server 2012では、デフォルトで.NET 4.5を使用できます。ただし、その有効化が必要です。ZENworksのインストール中に.NETを有効にするオプションが表示されます。このオプションを選択すると、.NET が自動的に有効になります。

ZENworks 2020 Update 2を新規にインストールした場合、デフォルトでTLS1.2がゾーンで有効になり、4.7より前のMicrosoft .NETバージョンがインストールされたより古いOSバージョンのデバイスを登録しようとすると、デバイス登録は失敗します。ただし、エージェントはデバイスにインストールされます。

既存のゾーンをZENworks 2020 Update 2にアップグレードする場合、TLS1.2はデフォルトで有効になりません。ゾーンでTLS 1.2を有効にすると、ゾーン内のすべてのデバイスにMicrosoft .NET 4.7がインストールされていない場合は、すでに登録されているデバイスの機能の一部が期待どおりに機能しない場合があり、新しいデバイス登録は失敗する可能性があります。詳細については、『ZENworks Best Practices Guide』の「Securing ZENworks by Disabling Older Security Protocols」を参照してください。

ファイアウォール設定: TCPおよびUDPポート

ZENworksインストーラにより、インストール中に複数のTCPおよびUDPポートが開かれます。ZENworksに必要なポートが使用中の場合、ZENworksインストーラによって、別のポートを設定するようプロンプトが表示されます。

重要:インストールまたはアップグレード時にファイアウォールが無効になっている場合は、ファイアウォールが有効になったときにファイアウォール設定で手動でポートを開いてください。

TCPポートとUDPポートのリストおよびそれらのポートをZENworksで使用する方法については、『ZENworks 2020 TCP and UDP Ports』を参照してください。

サポートしているハイパーバイザ

プライマリサーバソフトウェアは、次の仮想マシン環境にインストールできます。

  • SLES 12 SP4、SP5、およびSLES 15 SP1、SP2上のXEN

  • VMware ESXi 6.xおよび7.x

  • Microsoft Hyper-V Server Windows 2012、2012 R2、2016、および2019

  • Citrix XEN 6.5、7.x、およびCitrix Hypervisor 8.x

  • リリースされたバージョンのゲストオペレーティングシステム(VM)のみがサポートされます。試験的なゲストオペレーティングシステムはサポートされません。

  • ゲストオペレーティングシステムは、VM作成時に指定されたオペレーティングシステムと一致する必要があります。たとえば、VMの作成時にゲストオペレーティングシステムをWindows Server 2012と指定した場合は、実際のゲストオペレーティングシステムもWindows Server 2012でなければなりません。

Dockerサポート

  • Docker: バージョン19.x以降

  • Docker Compose: バージョン1.x

詳細については、『アップグレードガイド』の「Changes in the Primary Server Upgrade or Migration Process」を参照してください。

 

3.0 仮想アプライアンスの要件#

項目

要件

追加の詳細

ZENworks Virtual Appliance

  • RAM: 16GB (推奨)

  • コア: 8

  • ディスク容量: 80GB (最小)

メモ:

  • VerticaおよびKafkaサーバのシステム要件に関する詳細については、ここをクリックしてください。

  • デフォルトで、アプライアンスはVerticaベースの環境要件で設定されています。Vertica以外の環境では、コア数を8から4に減らすことができます。

SLES 12 SP5に基づくZENworks Virtual Applianceは次の仮想マシン環境に展開できます。

  • VMware ESXi 6.x

  • Microsoft Hyper-V Server Windows 2012、2012 R2、2016、および2019。

  • SLES 12、SLES 15上のXEN、および各サポートパック。

  • Citrix XenServer 7.xおよびCitrix Hypervisor 8.x

4.0 管理対象デバイスの要件#

ZENworks Agentはプライマリサーバを含むすべての管理対象デバイスにインストールされる、管理ソフトウェアです。

メモ:

  • アンチウイルスソフトウェアを使用する管理対象デバイスには、クライアントデバイス上にZENworks Agentをインストール、更新、またはアップグレードする前に、AV除外リストに追加されるTID 7007545で参照されるパスが必要です。

  • 以下にZENworks Agentソフトウェアをインストール可能なオペレーティングシステムを一覧表示しています。このリストは必ずしもZENworks Patch Managementでアップデート可能なオペレーティングシステム示しているわけではありません。このリストについては、『ZENworks Patch Management Content Report』を参照してください。

  • サポートマトリックスの一部ではないオペレーティングシステムの最新バージョンを搭載したデバイス上にZENworks Agentをインストールするには、『Adding Support for Newly Released Versions of Operating Systems』を参照してください。

4.1 Windows管理対象デバイスの要件#

ZENworks 2020以降のバージョンは、次の要件を満たすすべてのWindowsのワークステーションとサーバを管理できます。管理対象デバイスでZENworks Full Disk Encryptionの使用を予定している場合、デバイスは『ZENworks Full Disk Encryption Agentリファレンス』のシステム要件に記載の追加要件を満たしている必要があります。

項目

要件

追加の詳細

オペレーティングシステム: Windowsサーバ

  • * Windows Server 2008 SP2、x86、x86_64 (Standard、Enterprise、Datacenter)

  • * Windows Server 2008 R2

  • Windows 2008 R2 Server SP1 x86_64 (Standard、Enterprise、Datacenter)

  • Windows 2012 Server x86_64 (Foundation、Essential、Standard、およびDatacenter)

  • Windows 2012 R2 Server x86_64 (Foundation、Essential、Standard、Datacenter)

  • Windows 2016 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorage)

  • Windows 2019 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorage)

  • (新規) Windows 2022 Server x86_64 (StandardおよびDatacenterの各エディション)

重要:アスタリスク(*)は、Windows Server 2008 SP2およびWindows Server 2008 R2 SP0が、後方互換性モード(11.xバージョンのエージェントがインストールされる)でサポートされることを示しています。

後方互換性モードでは、11.3.xバージョンのエージェントは更新できませんが、管理することはできます。古いバージョンのエージェントで、新しい管理対象デバイスをゾーンに登録して管理することもできますが、その古いエージェントをアップグレードすることはできません。

 

オペレーティングシステム: Windowsワークステーション

  • **Windows 7 SP1 x86、x86-64 (Professionalエディション、Ultimateエディション、およびEnterpriseエディション)

  • Windows Embedded 7 SP1

  • *Windows 8 EnterpriseおよびProfessional x86およびx86_64

  • *Windows Embedded 8

  • *Windows 8.1 EnterpriseおよびProfessional x86およびx86_64

  • **Windows 10 x86、x86_64 (Professional、Enterprise、Education、バージョン20H2まで)

  • ZENworksで次のオペレーティングシステムのサポートを追加するには、custom_ostargets.xmlファイルおよびwindowsVersionMapping.propertiesに必要なプラットフォームを入力します。

    • Windows 10 21H2

    • Windows 11 21H2

    • Windows 10 22H2

    • Windows 11 22H2

  • **Windows 10 x86、x86_64 (2016 Enterpriseおよび2016 LTSBの各エディションまで)

  • **Windows 10 Enterprise LTSC 2019、x86、x86_64

  • Windows 10 IoT (Enterprise 2019 LTSC)

  • * Windows XP SP3 x86 (ProfessionalおよびEnterprise)

管理対象デバイス名は32文字までです。デバイス名が32文字を超える場合、このデバイスはインベントリに含まれません。また、デバイス名が固有で、デバイスがインベントリレポートで適切に認識されるようにしてください。

メモ:custom_ostarget.xmlの変更とともにWindows 11 21H2をサポートするには、次のパッチをインストールしてください。

ソフトウェアのライセンスとダウンロード内で入手可能なZENworks 2020-U2 Server FTF 998以降をエージェントパッチと一緒にインストールしていることを確認してください。

 

重要:

  • エージェントをインストールまたは更新する前に、Microsoft .NET 4.5 Frameworkおよびその最新の更新がWindows管理対象デバイスにインストールされ、実行されていることを確認する必要があります。

  • アスタリスク(*)は、Windows XPが、後方互換性モード(11.xバージョンのエージェントがインストールされる)でのみサポートされ、Windows 8、Windows 8.1が、後方互換性モード(2020 Update 1バージョンのエージェントがインストールされる)でのみサポートされることを示しています。

  • アスタリスク(**)は、サポートが32ビットプラットフォームの新しいサテライト役割の昇格および追加に対してではなく、既存の32ビットサテライトの降格および再設定に対して提供されることを示しています。

  • Windows 7 SP0はサポートされません。

重要:

  • ZENworksは、旧バージョン(Windows 7、Windows 8、およびWindows 8.1)から移行されたWindows 10をサポートします。

    Microsoftは、旧バージョンのWindowsからWindows 10へ移行する際に、異なるエディション間ではアプリケーションを保持しません。そのため、異なるエディション(Windowsの旧バージョン)からWindows 10に移行する場合、ZENworksを利用できません。

    次に例を示します。

    Windows 7 EnterpriseからWindows 10 EnterpriseまたはEnterprise LTSBはサポートされます。

    Windows 8 EnterpriseからWindows 10 Educationはサポートされません。

オペレーティングシステム:シンクライアントセッション

  • Windows Server 2012 SP2

  • Windows Server 2012 R2 SP1

  • Windows 2016 Server x86_64

  • Windows 2019 Server x86_64

  • Citrix XenApp 6、 6.5、7.6以降 7.1x、7 1906

ハードウェア

ハードウェアの最小要件は次のとおりです。これらの要件またはオペレーティンシグステムで指定されるハードウェア要件のうち、要件が高い方を使用します。

  • プロセッサ:Pentium III 700MHz、または相当するAMDまたはIntel

  • RAM: 256MB (最小)、1GB (推奨)

  • ディスク容量:インストールの場合230MB(最小)、実行の場合4GB(推奨)配布する必要のあるコンテンツの量によって、この数値は大きく異なります。

    エージェントがコンテンツまたはイメージングサテライトの役割に昇格されている場合は、それに応じて、ディスク容量を増やしてください。

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)

 

Microsoft .NET

ZENworks 2020以降のバージョンをインストールするには、Windows管理対象デバイスに、Microsoft .NET 4.5 Frameworkおよびその最新の更新をインストールし、実行している必要があります。

Windows 8、Windows 8.1、およびWindows Server 2012では、デフォルトで.NETを利用できます。ただし、これらのデバイスにエージェントを展開するには、その前に.NETフレームワークを有効にする必要があります。

Microsoft Windows Installer

ZENworks 2020以降のバージョンをインストールするには、Windows管理対象デバイスに、Microsoft Windows Installer 4.5以降をインストールし、実行している必要があります。

PreAgentPkg_AgentCompleteDotNet.exeスタンドアロンパッケージの展開を選択した場合は、Windows Installer 4.5が自動的にインストールされます。PreAgentPkg_Agent.exeネットワークパッケージまたはPreAgentPkg_AgentComplete.exeスタンドアロン(.NET必須)パッケージの展開を選択した場合は、Windows Installer 4.5以上を手動でインストールしてから、エージェントのインストールを開始する必要があります。

TCPポート

7628

ZENworksコントロールセンターで管理対象デバイスのZENworks Agentのステータスを表示するために、Windowsファイアウォールを使用している場合、ZENworksはデバイスのポート7628を自動的に開きます。ただし、別のファイアウォールを使用している場合は、このポートを手動で開く必要があります。

ZENworksコントロールセンターからクライアントにクイックタスクを送信する場合は、デバイスのポート7628も開く必要があります。

 

5950

ZENworks Agentが実行されているリモート管理では、デバイスはポート5950でリスンします。

このポートはZENworksコントロールセンター(設定タブ>管理ゾーンの設定>デバイス管理>リモート管理)で変更できます。

リモート管理はZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

サポートしているハイパーバイザ

ZENworks管理対象デバイスソフトウェアは、次のハイパーバイザにインストールできます。

  • SLES上のXEN (SLES 12 SP4、SP5、SLES 15 SP1、SP2上のXEN)

  • VMware ESXi 6.xおよび7.x

  • Microsoft Hyper-V Server Windows 2012、2012 R2、2016、および2019。

  • Citrix XenServer 7.xおよびCitrix Hypervisor 8.x

リリースされたバージョンのゲストオペレーティングシステム(VM)のみがサポートされます。試験的なゲストオペレーティングシステムはサポートされません。

ゲストオペレーティングシステムは、VM作成時に指定されたオペレーティングシステムと一致する必要があります。

ZENworks Virtual ApplianceはCitrix XenServerには展開できません。

サポートされる仮想デスクトップインタフェース

ZENworks管理対象デバイスソフトウェアは、次の仮想デスクトップインタフェース(VDI)環境にインストールできます。

  • VMware Horizon View 6.x、7.x

    VMware Horizon View 8.x (フルクローンのみサポート)

  • Microsoft VDI Windows 2012、2012 R2、2016、2019

  • Citrix XenDesktop 7.x(7.6および7.15 LTSR、7.18 CR 7 1912 LTSR)

  • Citrix XenApp 7.x (7.6、7.15 LTSR、および7.18 CR、7 1912 LTSR)

 

Client for Open Enterprise Server 2 SP4/Novell Client

Novell Clientは必要ありません。ただし、管理対象デバイスでのNovell Clientの使用を選択する場合、次のバージョンがZENworksでサポートされています。

  • Client 2 SP4以上(Windows 7、8、8.1、およびWindows 10の場合)

  • Client 2 SP4以上(Windows Server 2008、2008 R2、および2012の場合)

 

4.2 Linux管理対象デバイスの要件#

ZENworks 2020 Update 2は、次の要件を満たすLinuxのワークステーションとサーバを管理できます。

項目

要件

オペレーティングシステム:サーバ

  • SLES 12 SP4 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • SLES 12 SP5 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • SLES 15 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • SLES 15 SP1 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • SLES 15 SP2 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • SLES 15 SP3 x86_64 (SLES for SAPを含む)

  • Open Enterprise Server 2018 (OES 2018) x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP1 (OES 2018 SP1) x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP2 (OES 2018 SP2) x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP3 (OES 2018 SP3) x86_64

オペレーティングシステム: ワークステーション

  • SLED 12 SP4 x86_64

  • SLED 15 x86_64

  • SLED 15 SP1 x86_64

  • SLED 12 SP5 x86_64

  • OpenSUSE Leap 42.3、15、15.1

  • **Red Hat Enterprise Linux 6.9および6.10 x86、x86_64 (ASおよびES)、RHNサブスクリプションなし

  • *RHEL 7.0、7.1、7.2 (RHNサブスクリプションなし)

  • **RHEL 7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、8.0、8.1、8.2 x86、x86_64 (RHNサブスクリプションなし)

    メモ:RHEL8.xへのZENworks Agentのインストールは、RHEL 8.1ワークステーションとして登録されます。デバイスタイプの設定の詳細については、『ZENworks Agent Guide』の「Troubleshooting」セクションを参照してください。

  • CentOS 8.2

  • ZENworksで次のオペレーティングシステムのサポートを追加するには、custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力します。

    • openSUSE Leap 15.2

    • openSUSE Leap 15.3

    • SLED 15 SP3

  • **Scientific Linux 6.9、6.10、x86、x86_64 (RHNサブスクリプションなし)

  • *Scientific Linux 7.0、7.1、および7.2 x86およびx86_64 (RHNサブスクリプションなし)

  • **Scientific Linux 7.3~7.6 x86、x86_64 (RHNサブスクリプションなし)

アスタリスク(*)は、そのプラットフォームが後方互換性モードでサポートされる(11.xバージョンのエージェントが実行される)ことを示しています。

アスタリスク(**)は、サポートが32ビットプラットフォームの新しいサテライト役割の昇格および追加に対してではなく、既存の32ビットサテライトの降格および再設定に対して提供されることを示しています。

ハードウェア

  • プロセッサ: 最小要件 - Pentium IV 2.8GHz 32ビット(x86)および64ビット(x86_64)、あるいは同等のAMDまたはIntelのプロセッサ

  • RAM: 512MB (最小)、2GB (推奨)

  • ディスク容量: インストール用230MB (最小)、実行用4GB (推奨)配布する必要のあるコンテンツの量によって、この数値は大きく異なります。

  • 画面解像度: 1024×768、256色(最小要件)

ホスト名の解決

  • サーバは、DNS(推奨)などの方法を使用して、デバイスのホスト名を解決する必要があります。

  • サーバ名は、名前にアンダースコアを含めないなど、DNSの要件をサポートしている必要があります。要件をサポートしていないと、ZENworksのログインに失敗します。使用できる文字は文字a-z(大文字および小文字)、数字、およびハイフン(-)です。サーバのホスト名に大文字が含まれる場合、そのサーバ上にある/etc/hostsファイルにサーバのホスト名を追加する必要があります。

    DNSを使用する場合、正しくセットアップしないと、ZENworksの一部の機能が動作しない可能性があります。

IPアドレス

  • サーバには静的なIPアドレスが必要です。

  • 複数のNICを搭載している場合は、すべてのNIC上でIPアドレスをバインドすることを推奨します。ただし、ZENworksは、IPアドレスが1つ設定されていれば動作します。

TCPポート: 7628

ファイアウォールゾーンにネットワークインタフェースを割り当てる必要があります。このゾーンには、ZENworks 2020以降のバージョンによって使用されるポートを管理するため、ファイアウォールのルールが適用されます。

サポートしているハイパーバイザ

ZENworks管理対象デバイスソフトウェアは、次のハイパーバイザにインストールできます。

  • XEN (SLES 11、SLES 12)

  • VMware ESXi 6.xおよび7.x

  • Microsoft Hyper-V Server Windows 2012、2012 R2、2016、および2019。

さらに、次の要件が適用されます。

  • リリースされたバージョンのゲストオペレーティングシステム(VM)のみがサポートされます。試験的なゲストオペレーティングシステムはサポートされません。

  • ゲストオペレーティングシステムは、VM作成時に指定されたオペレーティングシステムと一致する必要があります。たとえば、VM作成時にゲストオペレーティングシステムをSLES 12と指定した場合は、実際のゲストオペレーティングシステムもSLES 12でなければなりません。

4.3 Macintosh管理対象デバイスの要件#

ZENworks は、次のオペレーティングシステムが実行されているMacintoshワークステーションを管理できます。

メモ:アスタリスク(*)は、プラットフォームが下位互換性モードでのみサポートされていることを示します。

*Macintosh 10.8.3 (Mountain Lion)#

項目

要件

バージョン

10.8.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

*Macintosh 10.9.x (Mavericks)#

項目

要件

バージョン

10.9.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

*Macintosh 10.10.x (Yosemite)#

項目

要件

バージョン

10.10.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

*Macintosh 10.11.x (EL Capitan)#

項目

要件

バージョン

10.11.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

*Macintosh 10.12.x (Sierra)#

項目

要件

バージョン

10.12.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

Macintosh 10.13.x (High Sierra)#

項目

要件

バージョン

10.13.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

Macintosh 10.14.x (Mojave)#

項目

要件

バージョン

10.14.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

Macintosh 10.15.x (Catalina)#

項目

要件

バージョン

10.15.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

メモ:Macデバイスの場合、必要な最小RAMは2GBで、推奨されるRAMは4GBです。

Macintosh 11.x (Big Sur)#

メモ:ZENworksでこのオペレーティングシステムのサポートを追加するには、custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力します。

項目

要件

バージョン

11.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • Apple M1

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

メモ:Macデバイスの場合、必要な最小RAMは2GBで、推奨されるRAMは4GBです。

Macintosh 12.x (Monterey)#

メモ:ZENworksでこのオペレーティングシステムのサポートを追加するには、custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力します。

項目

要件

バージョン

12.x

サポートされるアーキテクチャ

64ビット

ハードウェア

  • プロセッサIntel Core 2 Duo

  • Apple M1

  • ディスク容量: 実行用2GB (推奨)

  • ディスプレイ解像度: 1024 × 768 (256色)最小

TCPポート

7628

メモ:Macデバイスの場合、必要な最小RAMは2GBで、推奨されるRAMは4GBです。

5.0 サテライト要件#

サテライトは、認証、情報収集、コンテンツ配布、イメージングなど、ZENworksプライマリサーバが通常実行する役割の一部を実行できる管理対象デバイスです。サテライトには任意の管理対象Windowsデバイス、Macintoshデバイス、またはLinuxデバイス(サーバまたはワークステーション)を使用できますが、プライマリサーバは使用できません。

メモ:

  • サポートマトリックスの一部ではないオペレーティングシステムの最新バージョンを搭載したSatellites上にZENworks Agentをインストールするには、『Adding Support for Newly Released Versions of Operating Systems』を参照してください。

  • Linuxサテライトサーバの場合: メジャーインプレースOSアップグレードを実行できます。たとえば、SLES 12 SP4にLinuxサテライトサーバがある場合は、OSをSLES 15以降のサービスパックにアップグレードできます。OS配布者が提供する手順に従って、アップグレードを実行できます。サテライトサーバのZENworksバージョンが現在のLinuxバージョンとターゲットLinuxバージョンの両方をサポートしていることを確認してください。

    OSをアップグレードした後、novell-zenworks-libsolv-helpers-<version>.rpmがインストールされていない場合は、rpm -Uvh novell-zenworks-libsolv-helpers-<version>.rpmコマンドを実行してRPMを手動でインストールする必要があります。

    RPMは、次の場所で入手できます。

    • 「Linuxプライマリサーバ」: /opt/microfocus/zenworks/install/downloads/rpm/sles-<version>

    • 「Windowsプライマリサーバ」: ZENSERVER_HOME/install/downloads/rpm/sles-<version>

詳細情報については、次のセクションを参照してください。

5.1 Windowsサテライト要件#

サテライトの役割を実行するWindowsデバイスは、Windows管理対象デバイスの要件のリストに表示されたWindows管理対象デバイスの最小要件を満たす必要がありますが、次の例外があります。

  • Windows Embedded XPは、サテライトデバイスとしてサポートされたワークステーションオペレーティングシステムではありません。

次の表は、追加のWindowsサテライト要件を示しています。

項目

要件

追加の詳細

ZENworksエージェントバージョン

ZENworksプライマリサーバと同じバージョン

サテライトを作成する場合、ZENworksプライマリサーバをサテライトの親サーバとして指定します。サテライトのAgentバージョンは、親プライマリサーバと同じバージョンである必要があります。たとえば、親プライマリサーバのバージョンが2020の場合、サテライトのAgentバージョンは11.4.3にできません。

ファイアウォール設定: TCPポートを開く

80

コンテンツ複製で使用されます。

 

443

CASA認証で使用されます。

998

プレブートサーバで使用(novell-pbserv)。

プレブートサーバ(novell-pbserv)はZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

7019

プロキシの結合で使用されます。

ファイアウォール設定: UDPポートを開く

67

プロキシDHCPがDHCPサーバと同じデバイスで実行していない場合に使用します。

 

69

イメージングTFTPで使用されますが、各PXEデバイスに対してランダムなUDPポートを開くため、ファイアウォールを越えては機能しません。

イメージングTFTPはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

997

イメージングサーバがマルチキャストに使用します。

イメージングサーバはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

4011

プロキシDHCPがDHCPサーバと同じデバイスで実行されている場合に使用します。ファイアウォールは、Proxy DHCP Serviceへのブロードキャストトラフィックを許可するように設定する必要があります。

 

13331

zmgprebootポリシーで使用されますが、各PXEデバイスに対してランダムなUDPポートを開くため、ファイアウォールを越えては機能しません。

zmgprebootポリシーはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

5.2 Linuxサテライト要件#

サテライトの役割を実行するLinuxデバイスは、Linux管理対象デバイスの要件のリストに表示されたLinux管理対象デバイスの最小要件を満たす必要があります。

次の表は、追加のLinuxサテライト要件を示しています。

項目

要件

追加の詳細

ZENworksエージェントバージョン

親ZENworksプライマリサーバと同じバージョン

サテライトを作成する場合、ZENworksプライマリサーバをサテライトの親サーバとして指定します。サテライトのAgentバージョンは、親プライマリサーバと同じバージョンである必要があります。たとえば、親プライマリサーバのバージョンが2020の場合、サテライトのAgentバージョンは11.4.3にできません。

ファイアウォール設定: TCPポートを開く

80

Tomcatの非セキュアポートで使用されます。

 

443

CASA認証で使用されます。

 

998

プレブートサーバで使用(novell-pbserv)。

プレブートサーバ(novell-pbserv)はZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

7628

ZENworks Agentで使用されます。

 

8005

Tomcatでシャットダウン要求のリスンに使用されます。これはローカルポートで、リモートでアクセスできません。

 

8009

Tomcat AJPコネクタで使用されます。

 

7019

プロキシの結合で使用されます。

ファイアウォール設定: UDPポートを開く

67

プロキシDHCPがDHCPサーバと同じデバイスで実行していない場合に使用します。

 

69

イメージングTFTPで使用されますが、各PXEデバイスに対してランダムなUDPポートを開くため、ファイアウォールを越えては機能しません。

イメージングTFTPはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

997

イメージングサーバがマルチキャストに使用します。

イメージングサーバはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

 

4011

プロキシDHCPがDHCPサーバと同じデバイスで実行している場合に使用します。ファイアウォールは、Proxy DHCP Serviceへのブロードキャストトラフィックを許可するように設定する必要があります。

 

13331

zmgprebootポリシーで使用されますが、各PXEデバイスに対してランダムなUDPポートを開くため、ファイアウォールを越えては機能しません。

zmgprebootポリシーはZENworks Configuration Managementでのみ使用されます。

5.3 Macintoshサテライト要件#

サテライトの役割を実行するMacintoshデバイスは、Macintosh管理対象デバイスの要件のリストに表示されたMacintosh管理対象デバイスの最小要件を満たす必要があります。

次の表は、追加のMacintoshサテライト要件を示しています。

項目

要件

追加の詳細

ZENworksエージェントバージョン

親ZENworksプライマリサーバと同じバージョン

サテライトを作成する場合、ZENworksプライマリサーバをサテライトの親サーバとして指定します。サテライトのAgentバージョンは、親プライマリサーバと同じバージョンである必要があります。たとえば、親プライマリサーバのバージョンが2020の場合、サテライトのZENworks Agentバージョンは11.4.3にできません。

ファイアウォール設定: TCPポートを開く

80

HTTPの非セキュアポートに使用されます。

 

7628

ZENworks Agentで使用されます。

6.0 データベースの要件#

データベースは次の要件を満たしている必要があります。

項目

要件

データベースバージョン

  • Oracle 12c R1バージョン12.1.0.2 Standard Edition、Enterprise Edition、およびOracle RAC (パーティション機能ありまたはなし)

  • Oracle 12c R2バージョン12.2.0.1 Standard Edition、Enterprise Edition、およびOracle RAC (パーティション機能ありまたはなし)

  • Oracle 18c R1 (ClusterおよびRACを含む)

  • Oracle 19c (ClusterおよびRACを含む)

  • Oracle 20c (ClusterおよびRACを含む)

  • Microsoft SQL Server 2012 SP3以降(Clusterを含む) (Standard、Enterprise、Business Intelligenceの各エディション)

  • Microsoft SQL Server 2014 SP2以降(Clusterを含む) (Standard、Enterprise、Business Intelligenceの各エディション)

  • Microsoft SQL Server 2016、2016 SP1以降(Clusterを含む) (StandardおよびEnterpriseの各エディション)

  • Microsoft SQL Server 2017 (Clusterを含む) (StandardおよびEnterpriseの各エディション)

  • Microsoft SQL Server 2019

  • 組み込みPostgreSQL 12.x

  • 外部PostgreSQL 11.x (11.2を除く)、12.x、13.x、14.x

データベースサーバのホスト名

データベースサーバのホスト名は、ドメインネームサーバサービスで解決可能である必要があります。

TCPポート

サーバはデータベースポート上のプライマリサーバ通信を許可する必要があります。MS SQLの場合は、データベースサーバ用の静的ポートを設定してください。

デフォルトのポート:

  • MS SQLは1433

  • Oracleは1521

  • 組み込みPostgreSQLは54327

  • 外部PostgreSQLは5432

競合する場合はデフォルトのポート番号を変更します。ただし、プライマリサーバがデータベースと通信するようにポートが開いている必要があります。

UDPポート

MS SQLは1434 (ZENworksでデータベースの名前付きインスタンスを使用する場合)

WANに関する注意事項

プライマリサーバとZENworksデータベースは同じネットワークセグメント上に存在する必要があります。プライマリサーバはWAN経由でZENworksデータベースに書き込むことはできません。

デフォルトの文字セット

MS SQLの場合には、ZENworks は特定の文字セットを必要としません。ZENworks は、MS SQLでサポートされるすべての文字セットをサポートします。

Oracleの場合には、NLS_CHARACTERSETパラメータはAL32UTF8に、MAX_STRING_SIZEパラメータはStandardに、NLS_NCHAR_CHARACTERSETパラメータはAL16UTF16に設定する必要があります。既存のOracleデータベースが別の文字セットでインストールされている場合、AL32UTF8文字セットに移行してください。Oracleのサポートに問い合わせてください。

照合

ZENworks は、MS SQLデータベースの大文字小文字を区別するインスタンスではサポートされません。したがって、データベースが大文字小文字を区別しないことを確認してから、データベースをセットアップする必要があります。

データベースユーザ

ZENworksデータベースユーザがリモートデータベースに接続するのに制約がないかどうかを確認してください。

たとえば、ZENworksデータベースユーザがActive Directoryユーザである場合は、Active Directoryのポリシーでリモートデータベースへの接続がユーザに許可されているかどうかを確認します。

7.0 Reporting Serverのサポート#

項目

要件

ZENworks Reporting Serverのプラットフォーム

ZENworks Reporting Serverのアプライアンス

ZENworks Reporting Serverの後方互換性(古いバージョンのサポート)

2017から

ブラウザ

管理ブラウザ要件を参照してください。

データベース

データベースの要件を参照してください。

8.0 LDAPディレクトリ要件#

ZENworks 2020 Update 2では、ユーザへのコンテンツの割り当て、ZENworks管理者アカウントの作成、ユーザとデバイスの関連付けなどのユーザ関連タスクに関して、既存のユーザソース(ディレクトリ)を参照できます。LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)は、ディレクトリと相互作用するためにZENworksによって使用されるプロトコルです。

項目

要件

LDAPバージョン

LDAP v3

OPENLDAPはサポートされていません。ただし、SUSE LinuxサーバにeDirectoryがインストールされている場合は、eDirectoryをユーザソースとして使用できます。LDAP v3を使用する場合、eDirectoryのインストール時に指定した代替ポート(デフォルトポートはOPENLDAPが使用している可能性があるため)を使用してLinuxサーバ上のeDirectoryにアクセスできます。

信頼されたユーザソース

  • Novell eDirectory 8.7.3、8.8、9.0 (サポートされているすべてのプラットフォーム)

    eDirectoryをユーザソースとして使用する場合は、2名のeDirectoryユーザが同じユーザ名とパスワードを使用しないようにしてください。ユーザ名が同一でも、パスワードは別のものにしてください。

  • Microsoft Active Directory (Windows 2000 SP4以上に付属)

  • DSfW (Domain Services for Windows)

LDAPユーザアクセス

ZENworksは、LDAPディレクトリへの読み込みアクセスのみが必要です。詳細については、「システム設定」のユーザソースへの接続を参照してください。

LDAP認証

単純認証

単純認証では、アプリケーションが識別名(DN)およびその識別名のクリアテキストパスワードを提供します。単純認証を使用するには、クライアントが既存のLDAPエントリの識別名(DN)、およびそのエントリのuserPassword属性と一致するパスワードを提供する必要があります。また、管理者はZENworksコントロールセンターの[環境設定]ページを使用して、識別名(DN)とクリアテキストパスワードを入力することもできます。

9.0 インベントリ対象デバイスの要件#

ZENworks 2020 Update 2を使用してワークステーションとサーバのインベントリを取るには、これらのデバイスにインベントリ専用モジュールを展開します。

重要:ZENworks製品に、プラットフォームに関する問題によって引き起こされる問題がある場合は、次のサポート基準が適用されます。

  • Micro Focusは、プラットフォームベンダが通常サポートしているプラットフォームはサポートしています。

  • プラットフォームベンダが、特別な契約(拡張サポートなど)を通じてインストールをサポートしている場合、そのサポートインフラストラクチャをMicro Focusにまで広げて問題を解決することが期待されます。

  • プラットフォームベンダがプラットフォームをまったくサポートしない場合、Micro Focusが追加のサポートを提供することはありません。

インベントリのみデバイスは、次の要件を満たしている必要があります。

項目

要件

オペレーティングシステム:サーバ

  • Windows 2012 Server x86_64 (Foundation、Essential、Standard、およびDatacenter)

  • Windows 2012 R2 Server x86_64 (Foundation、Essential、Standard、Datacenter)

  • Windows 2016 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorage)

  • Windows 2019 Server x86_64 (Essential、Standard、DatacenterおよびStorage)

  • SLES 12 SP4 x86_64

  • SLES 12 SP5 x86_64

  • ZENworksで次のオペレーティングシステムのサポートを追加するには、custom_ostargets.xmlファイル、custom_ostargets.xmlファイルに必要なプラットフォームを入力します。

  • SLES 15 x86_64

  • SLES 15 SP1 x86_64

  • SLES 15 SP2 x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP1 (OES 2018 SP1) x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP2 (OES 2018 SP2) x86_64

  • Open Enterprise Server 2018 SP3 (OES 2018 SP3) x86_64

  • OpenSUSE Leap 42.3、15、15.1

オペレーティングシステム: ワークステーション

  • *Mac OS 10.8.3~10.10

  • Mac OS X 10.11

    メモ:Mac OS 10.15 (Catalina)およびMac OS 11.x (Big Sur)はサポートされていません。

  • Windows 7 SP1 x86、x86-64 (Professionalエディション、Ultimateエディション、およびEnterpriseエディション)

  • Windows Embedded 7 SP1

  • Windows Embedded 8

  • Windows 8.1 EnterpriseおよびProfessional x86およびx86_64

  • **Windows 10 x86、x86_64 (Professional、Education、Enterprise、April 2018 Updateまで)

  • **Windows 10 1809 x86、x86_64

  • **Windows 10、1903 x86、x86_64

  • **Windows 10、1909 x86、x86_64

  • **Windows 10、20H2 x86、x86_64

  • SLED 12 SP3 x86_64

  • SLED 12 SP4 x86_64

  • SLED 12 SP5 x86_64

  • SLED 15 x86_64

  • SLED 15 SP1 x86_64

  • SLED 15 SP2 x86_64

  • Red Hat Enterprise Linux 6.7および6.8 (RHEL 6.7およびRHEL 6.8) x86、x86_64 (ASおよびES)

  • *RHEL 7.0、7.1、7.2 x86、x86_64 (サブスクリプションなし)

  • RHEL 7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、8.0、8.1、8.2 x86、x86_64 (サブスクリプションなし)

  • **Scientific Linux 6.9、6.10、x86、x86_64 (RHNサブスクリプションなし)

  • *Scientific Linux 7.0、7.1、および7.2 x86およびx86_64 (RHNサブスクリプションなし)

  • **Scientific Linux 7.3~7.6 x86、x86_64 (RHNサブスクリプションなし)

アスタリスク(*)は、そのプラットフォームが後方互換性モードでサポートされる(11.xバージョンのエージェントがインストールされる)ことを示しています。

アスタリスク(**)は、サポートが32ビットプラットフォームの新しいサテライト役割の昇格および追加に対してではなく、既存の32ビットサテライトの降格および再設定に対して提供されることを示しています。

オペレーティングシステム: シンクライアントセッション

  • Windows Server 2012 SP2

  • Windows Server 2012 R2 SP1

  • Windows 2016 Server x86_64

  • Citrix XenApp 6、6.5、7.6以降、7.1x、7 1906

インベントリのみモジュール

ZENworks 2020 Update 2をネットワークにインストールしたら、インベントリに含めるために、前に示したデバイスにこのモジュールをインストールする必要があります。詳細については、『ZENworks 検出、展開、リタイアリファレンス』のインベントリのみモジュールの展開を参照してください。

ハードディスク: ディスク容量

インベントリのみのモジュールには、次の最小ディスク容量が必要です。

  • Linux: 900KB

  • Windows: 15MB

  • Mac OS: 8MB

10.0 モバイル管理のサポート#

項目

要件

ブラウザのサポート - EUP

  • Google Chrome

  • Firefox ESR 58

  • Chromiumエンジンを搭載したEdge

  • Safari

ブラウザのサポート - モバイルデバイス

  • Android版Google Chrome

  • iOS向けSafari

モバイルOSのサポート

ActiveSyncサーバのサポート

  • ActiveSyncサーババージョン12.1(以下にバンドル)

    • Microsoft Exchange 2007以降

    • GroupWise Mobility 2014.xおよび2018.x

ActiveSyncクライアントのサポート

  • Exchange ActiveSync 12.1以降。サポート対象のモバイルオペレーティングシステムのプラットフォームでテストされていること。

11.0 管理ブラウザ要件#

ZENworksコントロールセンターを実行してシステムを管理するワークステーションまたはサーバが次の要件を満たしていることを確認します。

項目

要件

Webブラウザ

次のWebブラウザがサポートされています。

  • Firefoxバージョン58以上

  • Firefox ESRバージョン68

  • Chromeバージョン55以上

  • Edge Chromium

メモ:ZCC Helperに依存する機能の管理は、WindowsデバイスとSUSE Linux Enterpriseデバイスでのみサポートされます。

TCPポート

管理対象デバイス上でのリモートセッションに対するユーザの要求を満たすには、Remote Managementリスナを実行するためにデバイス上でポート5550を開く必要があります。

12.0 インストールユーザの要件#

インストールプログラムを実行するユーザは、デバイスに対する管理者権限またはルート権限を持っている必要があります。例:

  • Windows: Windows管理者としてログインします。

  • Linux: rootでないユーザとしてログインする場合は、suコマンドを使用して権限をrootに昇格させてから、インストールプログラムを実行します。

13.0 サポートされるスマートカードおよびスマートカードリーダ #

ZENworksログインでサポートされるスマートカードおよびスマートカードリーダについては、『Novell Enhanced Smart Card Method Installation and Administration Guide』を参照してください。

ZENworks Full Disk Encryptionを使用している場合、ZENworks Full Disk Encryption Pre-Boot Authenticationおよび通常のZENworksログインの両方でサポートされているスマートカードについては、『ZENworks Full Disk Encryption Agentリファレンス』のSupported Smart Card Terminals and Tokens (サポートされるスマートカード端末およびトークン)を参照してください。

14.0 サポートされていないプラットフォーム#

次のセクションでは、ZENworks 2020 Update 2でサポートされていないが、ZENworks 2020 Update 1でサポートされているプラットフォームのリストを示します。

表 1 サポートされていないプラットフォーム

項目

プラットフォーム

プライマリサーバ

SLES 11 SP4 x86_64

SLES 12 SP3 x86_64

管理対象デバイス

インベントリ対象デバイスの要件

SLES 11 SP4 x86_64

SLES 12 SP3 x86_64

Open Enterprise Server 2015 (OES 2015) x86_64

Open Enterprise Server 2015 SP1 (OES 2015 SP1) x86_64

15.0 保証と著作権#

保証と著作権、商標、免責事項、保証、輸出およびその他の使用制限、米国政府の規制による権利、特許ポリシー、およびFIPSコンプライアンスの詳細については、https://www.novell.com/company/legal/を参照してください。

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