同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションを移行する前に、次のことを実行してください。
その他のすべてのアプリケーションの実行に必要な、ベースアプリケーションを特定します。
ベースアプリケーションを移行します。
その他のアプリケーションを移行します。
たとえば、同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションが3つ(A、B、およびC)あるとします。アプリケーションAはMicrosoft Officeをインストールし、アプリケーションBはMicrosoft Wordを起動し、アプリケーションCはMicrosoft Excelを起動します。これらのアプリケーションを移行するには、ベースアプリケーションであるAを最初に移行し、その後アプリケーションBとCを移行します。
すでに移行済みのアプリケーションと同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションを移行するとき、次のオプションの選択が求められます。
移行するアプリケーションのシステム要件として、ベースアプリケーションを設定する(オプション1): 移行するアプリケーションのシステム要件として、ベースアプリケーションを設定できます。
同じGUIDを持ち、マイグレーションキュー内のすべてのアプリケーションに設定を適用する(オプション2): オプション1で選択した設定を、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つすべてのアプリケーションに適用できます。
次の表に、オプションを選択または選択解除したときの詳細を示します。
オプション1 |
オプション2 |
説明 |
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ベースアプリケーション(アプリケーションA)を移行するアプリケーション(アプリケーションBまたはCのうち、移行される方)のシステム要件として追加します。 オプション2が選択されているため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)も、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他すべてのアプリケーションのシステム要件として追加されます。 |
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ベースアプリケーション(アプリケーションA)を移行するアプリケーション(アプリケーションBまたはCのうち、移行される方)のシステム要件として追加します。 オプション2が選択されていないため、オプション1で選択した設定は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他のアプリケーションには適用されません。このため、該当するアプリケーションが移行されると、このダイアログボックスがもう一度表示されます。 |
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オプション1が選択されていないため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は移行するアプリケーションのシステム要件として追加されません。 オプション2が選択されているため、オプション1で選択した設定はその他のアプリケーションに適用されます。このため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションすべてのシステム要件として追加されません。 |
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オプション1が選択されていないため、ベースアプリケーション(アプリケーションA)は移行するアプリケーションのシステム要件として追加されません。 オプション2が選択されていないため、オプション1で選択した設定は、マイグレーションキュー内の同じアプリケーションGUIDを持つその他のアプリケーションには適用されません。このため、該当するアプリケーションが移行されると、このダイアログボックスがもう一度表示されます。 |
同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションはすべて、1つのアプリケーションセットに属します。複数のアプリケーションセットの移行を選択した場合、各アプリケーションセットにベースアプリケーションを移行してから、セット内のその他のアプリケーションを移行する必要があります。
たとえば、同じアプリケーションGUIDを持つアプリケーションが2つ(X、Y)あるとします。アプリケーションXはOpenOfficeをインストールし、アプリケーションYはOpenOffice Writerをインストールします。アプリケーションA、B、Cは1つのアプリケーションセットに属します。アプリケーションXとYは別のアプリケーションセットに属します。
両方のアプリケーションセットを移行するには、次の手順を実行します。
最初のアプリケーションセットのベースアプリケーションである、Aを移行します。
2番目のアプリケーションセットのベースアプリケーションである、Xを移行します。
両方のアプリケーションセットの残りのアプリケーションを移行します。