ZENworks 11 SP2のデフォルトとして使用できる組み込みSybase SQL Anywhereデータベース以外のデータベースをZENworksデータベースとして使用する場合、そのデータベースは次の要件を満たしている必要があります。
表 8 データベースの要件
項目 |
要件 |
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データベースバージョン |
Microsoft SQL Server 2008 (詳細なテストは行われていません) Microsoft SQL Server 2008 R2 SP1 Oracle 11g R1 (詳細なテストは行われていません) Oracle 11g R2 メモ:ZENworksでOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)を使用する計画の場合は、以下を参照してください。 Sybase SQL Anywhere 12 11.2.3で新しくサポートされたバージョン: Microsoft SQL Server 2008 R2 SP2およびMicrosoft SQL Server 2008 SP2 (詳細なテストは行われていません) |
データベースホスト名 |
データベースホスト名は、ドメインネームサーバサービスで解決される必要があります。 |
TCPポート |
サーバはデータベースポート上のプライマリサーバ通信を許可する必要があります。MS SQLの場合は、データベースサーバ用のスタティックポートを設定してください。 デフォルトポートは次のとおりです。
重要:競合する場合はデフォルトのポート番号を変更します。ただし、そのポートは、プライマリサーバがデータベースと通信できるように開いておく必要があります。 |
UDPポート |
1434 (MS SQL用) (ZENworksでデータベースの名前付きインスタンスを使用する場合) |
WANに関する注意事項 |
プライマリサーバとZENworskデータベースは同じネットワークセグメント上に存在する必要があります。プライマリサーバはWAN経由でZENworksデータベースに書き込むことはできません。 |
デフォルトの文字セット |
Sybaseの場合は、UTF-8文字セットが必要です。 MS SQLの場合には、ZENworks Configuration Managementは特定の文字セットを必要としません。ZENworks Configuration Managementは、MS SQLでサポートされるすべての文字セットをサポートします。 Oracleの場合、NLS_CHARACTERSETパラメータをAL32UTF8に設定し、NLS_NCHAR_CHARACTERSETパラメータをAL16UTF16に設定する必要があります。 |
照合 |
ZENworks 11 SP2 Configuration Managementは、MS SQLデータベースの大文字小文字を区別するインスタンスではサポートされません。したがって、データベースが大文字小文字を区別しないことを確認してから、データベースをセットアップする必要があります。 |
データベースユーザ |
ZENworksデータベースユーザがリモートデータベースに接続するのに制約がないかどうか確認してください。 たとえば、ZENworksデータベースユーザがActive Directoryユーザである場合は、Active Directoryのポリシーがユーザのリモートデータベースへの接続を許すかどうか確認します。 |
[データベース設定] |
MS SQLの場合は、READ_COMMITTED_SNAPSHOT設定をオンに設定して、データの書き込みまたは変更時にデータベース内の情報を読み取れるようにします。 READ_COMMITTED_SNAPSHOTをオンに設定するには、データベースサーバのプロンプトで、次のコマンドを実行します。 ALTER DATABASE database_name SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON; メモ:データベースの設定を行う際には、次のガイドライン従う必要があります。
ZENworksサービスを停止および開始する方法の詳細については、『ZENworks 11 SP2 Primary Server and Satellite Reference』の |