ZENworks 11 SP4アプライアンスを展開して既存のアプライアンスに移行してから、前にvastorageディスクにコピーしたZENworks 11 SP3のデータとネットワーク設定を使用してZENworks 11 SP4アプライアンスを設定する必要があります。
重要:新しいアプライアンス(ZENworks 11SP4)は、ZENworks 11SP3アプライアンスと同じネットワークでホストする必要があります。
『ZENworks Appliance 11 SP4 Deployment and Administration Reference』の「Deploying the Appliance」の指示に従ってアプライアンスを展開します。新しいハードディスクをアタッチをしないでください。
この時点ではアプライアンスの電源をオンにしないでください。
ZENworks 11 SP3アプライアンスのRAMサイズをメモに取り、同じRAMサイズでZENworks 11 SP4を設定します。
セクション 3.2, ZENworks 11 SP3のデータのコピー (ZENworks 11 SP3データ)を参照してマイグレーションハードディスク(/vastorage)をZENworks 11 SP4アプライアンスにアタッチします。
ZENworks 11 SP4アプライアンスの電源をオンにして、資格情報画面が表示されるまで待ちます。
ZENworks 11 SP4アプライアンスの「root」および「zenadmin」のパスワードを指定します。
Appliance Configurationユーティリティにより、ZENworks 11 SP3のデータからZENworks 11 SP4アプライアンスの識別情報とネットワーク詳細が自動的に入力され、アプライアンスのブートが続行されます。プロセスが完了すると、アプライアンスのコンソールにURLが表示されます。
ZENworks 11 SP3アプライアンスで外部コンテンツリポジトリを使用していた場合、対応するディスクをZENworks 11SP4アプライアンスにアタッチします。
外部ディスクを指定するには、次の手順を実行します。
ZENworks 11 SP4アプライアンスを再起動した後、rootとしてアプライアンスにログインし、ZENworksサービスを停止します。
アプライアンスでEmbedded Sybaseをホストしている場合、Sybaseサービス(sybase-asaおよびsybase-audit-asa)が実行されている必要があります。
/etc/init.d/sybase-asa status
/etc/init.d/sybase-audit-asa status
ディスクパーティションを元の構造でZENworks 11 SP4アプライアンスにマウントします。
たとえば、ZENworks 11 SP3でsdb1が/var/opt/novell/zenworksにマウントされている場合、このディスクはZENworks 11 SP4ではsdcとして表示されます。これを、/var/opt/novell/zenworksディレクトリにマウントする必要があります。
ハードディスクがマウントされたら、/etc/fstabがマウント済のパーティションで正しく更新されていることを確認してください。YaSTパーティショナを使用して、ディスクパーティションを正しいZENworksディレクトリにマウントすることができます。
コンテンツリポジトリのマウントについては、『ZENworks 11 SP4プライマリサーバおよびサテライトリファレンス』の「Creating a Permanent Mount (永久マウントの作成)」を参照してください。
新しいマウント済のディレクトリに必要な許可があることを確認してください。許可を変更するには、permissions.shスクリプトを実行します。
コンソールに表示されるURLのメモを取り、次のタスク「ZENworks 11 SP4アプライアンスへのZENworks 11 SP3のデータの移行」を続行します。