マイグレーションのためにアプライアンスを準備するには、次の手順に従います。
ZENworks診断センターを使用して、プライマリサーバのヘルスを確認します。
診断センターの「ZENworks 11 SP3バージョン」をアプライアンスにダウンロードします。
ZENworks 11 SP3ダウンロードサイトからZENworksDiagnosticCenter.zipファイルをダウンロードできます。
ZENworksDiagnosticCenter.zipファイルをアプライアンスに解凍します。
zdcコマンドを実行します。
診断センターの実行については、『ZENworks 11 SP4コマンドラインユーティリティリファレンス』の「Running ZDC (ZDCの実行)」を参照してください。
ZENworks 11 SP3アプライアンスに新しい仮想ハードディスク “vastorage”を追加します。
新しいハードディスクは、ZENworks 11 SP3のデータおよびネットワーク設定をコピーするために使用されます。
次のディレクトリに基づいて新しいハードディスクのサイズを計算します。
database (/var/opt/novell/zenworks/database) アプラインアンスがEmbedded Sybaseをホストしている場合
content-repo (/var/opt/novell/zenworks/content-repo)
downloads (/opt/novell/zenworks/install/downloads)
collection (/var/opt/novell/zenworks/collection)
別の20 GBの特別スペースを追加で割り当てます。
重要:
ディレクトリのいずれかが、マウント済のディスクパーティションの一部である場合、そのサイズが、新しいディスクサイズの計算時に無視される可能性があります。
新しいハードディスク(/vastorage)は、ZENworks 11 SP4アプライアンスへの移行後も存続します。マイグレーションプロセス専用の一時的なものではありません。
プライマリサーバの環境設定ファイルをバックアップします。プライマリサーバのコンテンツリポジトリおよびZENworksデータベースがアプライアンス上に存在する場合は、これらもバックアップします。
(オプション) アプライアンスにデータベースが存在する場合、アプライアンスのスナップショットを取ることができます。
詳細については、『ZENworks 11 SP4 System Backup』を参照してください。
ZENworks 11 SP3アプライアンスを、コンテンツリポジトリ用の追加または外部のディスクで設定した場合、ZENworks 11 SP4アプライアンス上にディスクをマウントするようにしてください。
たとえば、/dev/sdb1を/var/opt/novell/zenworksをマウントします
次のタスク「ZENworks 11 SP3のデータのコピー」に進みます。