PXE (Preboot Execution Environment)は、ワークステーションのオペレーティングシステムが起動する前に、ワークステーションがネットワークからプログラムをブートし、実行できるようにするための業界標準プロトコルです。PXEでは、DHCPとTFTPを使用します。PXE環境は、フラッシュメモリ内のNICまたは読み込み専用メモリから、あるいはシステムBIOSと同じメモリからロードされます。
デスクトップ管理起動前サービスでは、PXEを使用してワークステーションに指定されているイメージング処理があるかどうかを確認し、デスクトップ管理イメージング環境でブートするために必要なファイルをワークステーションに提供します。
起動前サービスを使用するには、事前に次を実施する必要があります。
起動前サービスの要件およびインストールの詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』を参照してください。起動前サービスの展開および管理の詳細については、セクション 56.0, ZENworksデスクトップ管理起動前サービスの使用を参照してください。
ZENworks Support Packが適用されるときに、既存のパーティションは更新されません。
ZENworksパーティションがすでにインストールされているワークステーションで起動前サービスを使用する場合は、このパーティションを無効にするか、削除することができます。
ZENworksパーティションは、イメージングブートデバイスまたはブート方法を使用してLinuxでブートしたときに、無効(または有効)に切り替えることができます。
ZENworksパーティション以外のイメージングブート方法からワークステーションを起動する場合のみ、ZENworksパーティションを削除できます。
パーティションの無効化または削除の詳細については、ワークステーションイメージオブジェクトの作成のステップ 9を参照してください。
重要:ZENworksパーティションを削除した場合、それ以降には必ずZENworksパーティションのないワークステーションで作成されたイメージをワークステーションに適用してください。デスクトップ管理イメージングパーティションがあるワークステーションで作成されたイメージを使用すると、誤ったMBRが復元されるため、ワークステーションをブートできません。また、Windows NT、Windows 2000、またはWindows XPを使用しているコンピュータの場合は、ZENworksパーティションを削除すると、Windowsをブートできなくなります。ZENworksパーティションを削除するのは、ワークステーションにイメージを復元する場合のみにしてください。