Application LauncherはeDirectoryに対して認証を行って、ログインユーザまたはワークステーションが使用できるアプリケーションに関する情報を取得します。
Application LauncherはNovell Client™を使用して、eDirectoryに対する認証を行うことができます。Novell ClientはNCP™ (NetWare® Core Protocol™)を使用してeDirectoryにアクセスするので、ファイアウォール内のローカルエリアネットワークで動作しているワークステーションの場合に最も良く機能します。
ローカルエリアネットワーク内のワークステーションにNovell Clientを配布していない場合や、ファイアウォール経由でeDirectoryに対して認証する必要があるユーザがいる場合には、Application LauncherはZENworks Middle Tier Serverを使用することもできます。Novell Application Launcherは、標準のHTTPまたはHTTPSプロトコルを使用してファイアウォール内のZENworks Middle Tier Serverと通信し、このサーバがユーザに代わってeDirectoryにアクセスします。Middle Tier Serverの設定方法については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』の「ZENworks Middle Tier Serverのインストール」を参照してください。
重要:eDirectoryツリーにAdminとしてログインする場合は、ツリーのルートに対する権利が必要です。
eDirectoryから切断されている間、ユーザがApplication Launcherからアプリケーションを実行できるようにするために、Application Launcherはローカルワークステーション上に、NALキャッシュと呼ばれるキャッシュディレクトリを作成します。
NALキャッシュには、アプリケーションの表示と起動に必要な情報が含まれています。ユーザがeDirectoryで認証されない場合、Application LauncherはNALキャッシュの情報を使用します。つまり、ユーザが自分のワークステーションにアプリケーションをインストールした後は、eDirectoryで認証されるかどうかに関係なく、そのユーザはそのアプリケーションを使用できるようになります。
アプリケーションを強制的にユーザのワークステーションにキャッシュすると、アプリケーションがまだインストールされていない場合でも、ユーザはeDirectoryから切断されているときにそのアプリケーションを使用できるようになります。この場合、キャッシュにはアプリケーションのインストールに必要なすべての情報とファイルが含まれます。
キャッシュの詳細については、セクション 24.0, Novell Application Launcher:キャッシュの管理を参照してください。