20.6 Application Explorerのコマンドラインスイッチ

Application Explorerの起動時には次のコマンドラインスイッチを使用できます。

Application Explorerは、ワークステーションのc:\program files\novell\zenworksディレクトリにあるnalview.exeファイルまたはnaldesk.exeファイル、またはZENworks Desktop Management Serverのsys:publicディレクトリにあるnalexpld.exeファイルを使用して起動できます。次に説明するスイッチは、3つのファイルすべてで機能します。

表 20-2 Application Explorerのコマンドラインスイッチ

スイッチ

説明

/nd

例:nalview /nd

ダイヤルアップ接続検出時の警告ダイアログボックスの表示をスキップします。

/ns

例:nalview /ns

最初のスプラッシュスクリーンをスキップします。

/restrictonline=0|1|2|3

例:nalview /restrictonline=1

eDirectory接続が使用可能になったときの、Application Launcherの状態(オンラインまたはオフライン)を決定します。このスイッチは、eDirectoryの認証がZENworksデスクトップ管理エージェントを経由して直接行われる場合のみサポートされています。ZENworks Middle Tier Serverを経由してeDirectoryの認証が行われる場合はサポートされていません。

このスイッチの4つの使用可能な値について、次に説明します。それぞれの値で、起動時と実行時の両方の動作について説明します。実行時の動作は、最初の起動時に、Application LauncherによってeDirectoryの接続での変更が検出された場合に適用されます。

/restrictonline=0

  • 起動時: 接続がダイヤルアップを経由したものでない限り、eDirectoryの接続が検出された場合に、Application Launcherがオンラインモードになります。その場合、Application Launcherは、オンラインにするか、またはオフラインのままにしておくかをユーザに確認します。

  • 実行時: 接続の種類(直接またはダイヤルアップ)に関わらず、eDirectoryの接続が検出された場合、Application Launcherは自動的にオンラインモードになります。

    /restrictonline=0の値を指定すると、Application Launcherのデフォルトの動作と同じ動作になります。つまり、0の値を使用すると、スイッチを使用しない状態と同じになります。

/restrictonline=1

  • 起動時: 接続がダイヤルアップを経由したものでない限り、eDirectoryの接続が検出された場合に、Application Launcherがオンラインモードになります。その場合、Application Launcherはオフラインモードのままになります。

  • 実行時: 起動時の動作と同様になります。接続がダイヤルアップを経由したものでない限り、eDirectoryの接続が検出された場合に、Application Launcherがオンラインモードになります。その場合、Application Launcherはオフラインモードのままになります。

/restrictonline=2

  • 起動時: この場合、値は使用されません。

  • 実行時: この場合、値は使用されません。

/restrictonline=3

  • 起動時: 接続がダイヤルアップを経由したものでない限り、eDirectoryの接続が検出された場合に、Application Launcherがオンラインモードになります。その場合、Application Launcherはオフラインモードのままになります。/restrictonline=1と同じ起動時の動作。

  • 実行時: Application Launcherをオンラインモードで起動した場合、eDirectoryの接続が使用可能である限りオンラインモードのままです。Application Launcherをオフラインモードで起動した場合、eDirectoryの接続が使用可能になったとしても、オフラインモードのままです。

/singletree="tree"

例:nalview /singletree=nov

ユーザが他のツリーで認証されているかどうかにかかわらず、指定のeDirectoryツリーのみを読み込みます。このオプションは、ワークステーションに関連付けられているアプリケーションではなく、ユーザに関連付けられているアプリケーションにのみ適用されます。たとえば、ワークステーションのワークステーションオブジェクトがTREE1にあるとします。TREE2に対する認証を受けたユーザがTREE2を指定してApplication Launcherを起動(nalview /singletree=TREE2)すると、Application Launcherは、TREE2からユーザに関連付けられたアプリケーション、TREE1からワークステーションに関連付けられたアプリケーションを表示します。

メモ:ツリー名で空白を使用する場合にのみ引用符が必要です。