74.5 TCP Receiverの理解

TCP Receiverは、サーバ上のZENworks for Desktops 4.xとZENworks 6.5 Desktop Managementの残留.strファイルと残留.zipファイル、および下位のZENworks for Desktops 4.xとZENworks 6.5 Desktop Managementインベントリサーバから受信した.zipファイルを、ZENworks 7 Desktop Managementインベントリサーバで必要な形式に変換する、インベントリサーバ上のJavaコンポーネントです。セクション 74.12, インベントリサーバ上のインベントリコンポーネントの概要のサーバコンポーネント早見表を参照してください。

TCP Receiverは次の処理を実行します。

  1. サービスマネージャが、インベントリサーバ上でTCP Receiverを起動します。
  2. TCP Receiverは、ZENworks for Desktops 4.xとZENworks 6.5 Desktop ManagementのSenderからスキャン.zipファイルを受信し、そのファイルをReceiver変換ディレクトリ(entpushdir\ recvconv)に置きます。
  3. TCPコンバータは、次のZENworks for Desktops 4.xおよびZENworks 6.5 Desktop Managementのファイルを、ZENworks 7 Desktop Managementコンポーネントで必要な形式に変換します。
    • \dbdirの残留.zipファイル
    • dbdir\temp.strおよび.prpファイル
    • \entpushdirの残留.zipファイル
    • \entpushdirの残留.strファイル
    • \entmergedirの残留.strファイル
    • .zipファイル

    変換後、Receiverによる処理のために、これらの.zipファイルはentpushdir\zipdirディレクトリにコピーされます。

  4. Receiverは、ステータス情報をロールアップログに記録します。詳細については、ステータスログを使ったワークステーションインベントリの監視を参照してください。

TCP Receiverは次のディレクトリを使用します。