38.2 Novell Application Launcherの実行場所の決定

ターミナルサーバ環境では、各ユーザのワークステーションまたは各ターミナルサーバ上でApplication Launcherを実行できます。必要に応じて、一部のユーザはワークステーション上で、残りのユーザはターミナルサーバ上で実行するよう設定することもできます。

ユーザワークステーションにApplication Launcherがある場合

Application Launcherがワークステーションにインストールされている場合、ユーザは、非ターミナルサーバ環境の場合とまったく同じようにワークステーションからApplication Launcherを起動します。

ユーザは、(切断モードで実行している場合を除いて) Novell eDirectory™に対して認証が可能でなければなりません。つまり、ワークステーションにNovell Client™がインストールされているか、ZENworks Middle Tier Serverをインストールする必要があります。

Application Launcherは、使用可能な非ターミナルサーバアプリケーションと同じように使用可能なターミナルサーバアプリケーションを表示します。ただし、ユーザがターミナルサーバを起動すると、Application Launcherはクライアントセッションを開始し、次にセッション内でアプリケーションが起動されます。ユーザがアプリケーションを終了すると、Application Launcherはクライアントセッションを終了します。

ターミナルサーバにApplication Launcherがある場合

Application Launcherがターミナルサーバにインストールされている場合、ユーザがクライアントセッションを開始し、クライアントセッション内でApplication Launcherを起動します。

ユーザは、クライアントセッション経由でeDirectoryに対して認証が可能でなければなりません。つまり、ワークステーションにNovell Clientがインストールされているか、ZENworks Middle Tier Serverをインストールする必要があります。

Application Launcherはターミナルサーバ上にNALキャッシュディレクトリを作成しないことに注意する必要があります。つまり、Application Launcherは、切断モードで実行したり、ターミナルサーバにインストールしたアプリケーションをアンインストールしたり、ランダム更新開始機能を使用したりできません。NALキャッシュとそれによって使用可能な機能の詳細については、セクション 24.0, Novell Application Launcher:キャッシュの管理を参照してください。

メモ:Windows 2000 Service Pack 4 (SP4)をインストールした後で、一部のプログラムが正常に動作しない場合があります。たとえば、Novell Application LauncherウィンドウがWindows 2000ターミナルサーバを表示できない場合があります。この問題を修正するには、TID 10085889を参照してください。