ユーザまたはワークステーションのどちらもeDirectoryで認証されない場合、Application Launcherは切断モードで実行されます。ユーザの認証は、ユーザがNovell Client™またはZENworks® Middle Tier Serverを介してeDirectoryにログインした場合に必ず行われます。ワークステーションの認証は、1)ワークステーションがワークステーションeDirectoryオブジェクトとしてインポートされた場合で、2) Workstation Managerがインストールされていて、認証を実行できる場合のみ行われます。
Application Launcherが切断モードで実行されていることを判定するには、次のような方法があります。
[ファイル]メニュー: Application Window、Application Explorerウィンドウ、およびApplication Browserウィンドウの[ファイル]メニューに、
オプションが表示されます。Application Launcherが切断モードの場合には、 が表示されます。図 39-1 [ファイル]メニューに[オンライン作業]オプションが表示されたApplication Explorerウィンドウ
[Application Explorer]: Application Explorerのデスクトップアイコンが変化します。次の左側のアイコンは、接続モードを表しています。右側のアイコンは、切断モードを表しています。
Application Explorerのシステムトレイアイコンも変化します。次の左側のアイコンは、接続モードを表しています。右側のアイコンは、切断モードを表しています。
切断モードでは、Application Launcherは、ワークステーションのローカルドライブ上のNALキャッシュからアプリケーション情報を読み込みます。ワークステーションに配布またはキャッシュされたアプリケーションは、引き続きワークステーション上に表示されます。NALキャッシュは切断モードの重要なコンポーネントです。まだ目を通していない場合は、セクション 24.0, Novell Application Launcher:キャッシュの管理の説明を参照してください。
Application Launcherには、ユーザがeDirectoryに認証されているときに、Application Launcherを強制的に切断モードにできる[オフライン作業]オプションが含まれています。[オフライン作業]を使用すると、Application Launcherはアプリケーション情報がないか、eDirectoryではなく、ワークステーションのNALキャッシュディレクトリの読み取りを開始します。対応する[オンライン作業]オプションを使用して、接続モードに戻ることができます。
アプリケーションオブジェクトの作成時に、アプリケーションは切断可能として自動的に設定されます。切断可能なアプリケーションをワークステーションに配布したり、強制的にキャッシュした後は、ユーザがeDirectoryから切断されても、Application Launcherは引き続きアプリケーションオブジェクトアイコンを表示します。ユーザがアプリケーションオブジェクトアイコンをダブルクリックすると、Application Launcherはアプリケーションを起動します。
アプリケーションが切断可能として指定されていない場合には、ユーザがeDirectoryから切断されると、Application Launcherはアプリケーションオブジェクトアイコンを表示しません。
切断されたワークステーションで実行できるアプリケーションのみが、切断可能として設定します。ネットワークリソースに依存するアプリケーションは、ネットワークリソースが使用できなくなった場合には切断可能として設定できません。次のようなアプリケーションがこれに相当します。