A.0 Middle Tier Serverアドレスを配信するためのDHCPオプションの実装

多くの企業の従業員は頻繁に「外出」しており、仕事の現場間を往復しなければならない一方で、企業内のその他の各個人と連絡を絶やさず情報を共有する必要があります。こうした常に移動する従業員は、日常的にラップトップコンピュータを使用して、情報の共有に努めています。

企業のネットワークにNovell® ZENworks®がインストールされており、移動中の従業員のラップトップコンピュータにZENworks管理エージェントがインストールされている場合、この従業員は、ZENworks Middle Tier Serverを介してログインすることにより、電子メールの処理や文書作成のアプリケーションをインストールして実行できます。

ただし、企業ネットワークのDNSがサブゾーンに分割されていない場合、移動中のユーザは、自分の「ホーム」Middle Tier Serverを介してログインすることが必要になる場合があります。この「ホーム」が数百マイルも離れていて、WANリンクの使用が必要になる可能性もあります。移動中のユーザがオフサイトのMiddle Tierにログインしようとし、選択の元となるMiddle Tier Server名のリストが利用できる場合でも、不便で時間がかかり、費用がかさむため、思い描いたとおりにはなりません。