30.3 eDirectory権利の設定

デフォルトでは、ユーザまたはワークステーションをアプリケーションオブジェクトに関連付けると、ユーザオブジェクトまたはワークステーションオブジェクトにはそのオブジェクトへのトラスティ権利が割り当てられます。これにより、ユーザのワークステーションにアプリケーションを配布して起動するのに必要なeDirectory権利が、Application Launcherに与えられます。

しかし、Windows 98ワークステーションにインストールされた、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションの場合は、アプリケーションを配布または起動するユーザにトラスティ権利を手動で割り当てる必要もあります。Windows 98ではユーザとワークステーションを区別しないので、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションをWindows 98ワークステーション上で配布または起動する場合、Application Launcherは常にユーザのeDirectoryアカウント情報を使用します。トラスティ権利をユーザに割り当てていない場合、配布や起動はできません。

トラスティ権利をユーザに割り当てるには

  1. ConsoleOneで、アプリケーションオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  2. [NDS Rights (NDS権利)]タブ>[Trustees of This Object (このオブジェクトのトラスティ)]の順にクリックします。

  3. [Add Trustee (トラスティを追加)]をクリックしてトラスティとして追加するユーザを選択し、[OK]をクリックしてそのユーザをトラスティリストに追加します。追加するすべてのユーザに対してこの手順を繰り返します。

  4. [OK]をクリックして変更内容を保存します。