企業のディレクトリ構造(eDirectory®またはActive Directoryのいずれの使用も可能)を変更しようとする場合は、Novell® ZENworks®で管理されるオブジェクトの保持とポリシーの設定に使用する専用のツリーをeDirectoryに作成する必要があります。この専用の「ZENworksツリー」を使用して、現在のツールに影響を与えずにZENworks Desktop Managementを展開し、現在の企業ツリーに配置されている管理プロセスや認証プロセスを識別します。
ZENworksツリーの作成後に、ZENworks Desktop Management ServerおよびZENworks Middle Tier Serverをインストールし、ZENworksデスクトップ管理エージェントのインストールプログラムで指定して、ZENworks Desktop Managementのユーザとワークステーションが適切に設定および認証されるようにします。
ZENworksツリーはZENworksでのみ使用するため、ZENworksの自動ワークステーションインポート機能によって作成されるワークステーションオブジェクトはこのツリー内にのみ存在します。ポリシー、ワークステーションイメージオブジェクト、データベースオブジェクト、およびアプリケーションオブジェクトは、このツリーにのみ作成されます。DirXML® Identity Manager (ZENworks 7に付属)を使用すると、企業ツリーとZENworksツリー間のユーザオブジェクトを同期して、ユーザはデスクトップポリシーおよびアプリケーションとの関連付けができるようになり、インポートされたワークステーションはポリシーおよびアプリケーションと関連付けられるようになります。