24.2 NALキャッシュに対するファイルシステム権利

ZENworks 6.5 Support Pack 1 (SP1)より前は、ZENworksデスクトップ管理エージェントインストールプログラムによってNALキャッシュディレクトリ(通常はc:\nalcache)が作成され、自動的にフルコントロールアクセスが割り当てられました。

そのため、ワークステーションにデスクトップ管理エージェントをインストールすると、ロックダウンされたワークステーションでも、インストールプログラムによってNALキャッシュディレクトリが作成され、フルコントロールアクセスが割り当てられました。そのため、ファイルシステム権利を変更することなく、Novell Application LauncherからNALキャッシュにアクセスすることができました。

ZENworks 6.5 SP1からは、ZENworksデスクトップ管理エージェントインストールプログラムによってNALキャッシュディレクトリ(一般的にはc:\nalcache)に対するファイルシステム権利がユーザに割り当てられなくなりました。SP1では、デフォルトの場所(c:\nalcache)を使用する場合、NALキャッシュディレクトリはドライブのルートに割り当てられている権利を直接継承します。ユーザがNALキャッシュにアクセスするには、NALキャッシュディレクトリに対する読み取り権以上の権利が必要になります。

この変更の結果、次の点について考慮する必要があります。