注意で述べたように、ZENworks Imagingが使用する特定のファイルは、製品の再インストールまたはアップグレードを行うと必ず上書きされます。このことは、以前にZENworks起動前サービスをインストールしていた場合にも当てはまります。以前のPXEサーバ(たとえば、ZENworks for Desktops 3.2または4.0.1)からアップグレードする場合、起動前サービス用の.iniファイル(特にdts.iniファイル、tftp.iniファイル、およびpdhcp.iniファイル)は上書きされます。これらのファイルのフォーマットは、ZENworks 6.5 Desktop ManagementおよびZENworks 7 Desktop Managementのバージョンで変更されたからです。そのような場合、アップグレード後にこれらの.iniファイルを再設定する必要があります。それで、ファイルの設定の記録を残しておくために、.iniファイルのバックアップを取っておくと良いでしょう。
同様に、ZENworks 6.5起動前サービスをクラスタリング環境にインストールしていた場合、アップグレードインストールプログラムは、pdhcp.ini、tftp.ini、およびpdhcp.iniファイル内に仮想サーバ用の設定を作成します。アップグレードの際、アップグレードインストールプログラムによって同じ設定が再作成されるため、これらの.iniファイルのバックアップコピーを作成して設定の記録を残し、必要に応じて、アップグレード後に新しい.iniファイルに手動で移すことができるようにしておくのは良いことです。