以前は、ZENworks Desktop Managementでは、特にZENworks起動前サービス(PXE)と組み合わせて使用する場合など、Novell Cluster Services (NCS)環境でのワークステーションイメージングコンポーネントはフルサポートされていませんでした。 しかし、ZENworks 7 Desktop Managementのリリースから、Novell Cluster Services 1.7.2以降の環境でワークステーションイメージングの起動前サービスを使用できるようになりました。
Novell Cluster Service 1.7.2以降の環境でZENworks 7ワークステーションイメージングとPXEをインストールして使用するには、次の手順に従います。
ZENworks 7のインストールに必要な前提条件がすべて満たされていることを確認します。詳細については、セクション II, 準備を参照してください。
Novell Cluster Services環境でZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。 アップグレード(ZENworks 6.5からZENworks 7へのアップグレード)の場合は、ZENworks 7 Desktop Managementのインストールプログラムで、以前インストールされていなかった新しいコンポーネントを選択してインストールできます。
元のバージョンのZENworks 7 Desktop Managementをインストールした同じサーバにZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。
仮想サーバシステムディレクトリで、dts.iniファイルを検索します。例: cvol:system/dts.ini。
ファイルエディタでdts.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。
TransactionServerClusterIP=IP_Address
IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。 この行がファイル内にない場合は、追加する必要があります。
編集したdts.iniファイルを保存します。
同じシステムディレクトリにあるtftp.iniファイルを検索します。
ファイルエディタでtftp.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。
IPADDRESS=IP_Address
IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
編集したtftp.iniファイルを保存します。
同じシステムディレクトリにあるpdhcp.iniファイルを検索します。
ファイルエディタでpdhcp.iniファイルを開いて、次の行のIPアドレスを変更します。
TRANSACTION_SERVER_IP=IP_Address PDHCP_Server_IP=IP_Address
この2つの行のIPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
Novell Cluster Services 1.7.2では、pdhcp.iniファイルに次の行も含まれています。
TFTP_SERVER_IP=IP_Address
このIP変数も、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
編集したpdhcp.iniファイルを保存します。
クラスタ内の各ノード(サーバ)の/sys:systemにdts.ini、tftp.ini、およびpdhcp.iniをコピーします。
リソースをオフラインにし、オンラインに戻してZENworksサービスをリロードします。