B.9 Novell Cluster Services環境で使用するためのZENworks 7ワークステーションイメージングの設定

以前は、ZENworks Desktop Managementでは、特にZENworks起動前サービス(PXE)と組み合わせて使用する場合など、Novell Cluster Services (NCS)環境でのワークステーションイメージングコンポーネントはフルサポートされていませんでした。 しかし、ZENworks 7 Desktop Managementのリリースから、Novell Cluster Services 1.7.2以降の環境でワークステーションイメージングの起動前サービスを使用できるようになりました。

Novell Cluster Service 1.7.2以降の環境でZENworks 7ワークステーションイメージングとPXEをインストールして使用するには、次の手順に従います。

  1. ZENworks 7のインストールに必要な前提条件がすべて満たされていることを確認します。詳細については、セクション II, 準備を参照してください。

  2. Novell Cluster Services環境でZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。 アップグレード(ZENworks 6.5からZENworks 7へのアップグレード)の場合は、ZENworks 7 Desktop Managementのインストールプログラムで、以前インストールされていなかった新しいコンポーネントを選択してインストールできます。

  3. 元のバージョンのZENworks 7 Desktop Managementをインストールした同じサーバにZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。

  4. 仮想サーバシステムディレクトリで、dts.iniファイルを検索します。例: cvol:system/dts.ini

  5. ファイルエディタでdts.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。

    TransactionServerClusterIP=IP_Address
    

    IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。 この行がファイル内にない場合は、追加する必要があります。

  6. 編集したdts.iniファイルを保存します。

  7. 同じシステムディレクトリにあるtftp.iniファイルを検索します。

  8. ファイルエディタでtftp.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。

    IPADDRESS=IP_Address
    

    IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。

  9. 編集したtftp.iniファイルを保存します。

  10. 同じシステムディレクトリにあるpdhcp.iniファイルを検索します。

  11. ファイルエディタでpdhcp.iniファイルを開いて、次の行のIPアドレスを変更します。

    TRANSACTION_SERVER_IP=IP_Address
    PDHCP_Server_IP=IP_Address
    

    この2つの行のIPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。

    Novell Cluster Services 1.7.2では、pdhcp.iniファイルに次の行も含まれています。

    TFTP_SERVER_IP=IP_Address
    

    このIP変数も、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。

  12. 編集したpdhcp.iniファイルを保存します。

  13. クラスタ内の各ノード(サーバ)の/sys:systemdts.initftp.ini、およびpdhcp.iniをコピーします。

  14. リソースをオフラインにし、オンラインに戻してZENworksサービスをリロードします。