2006年7月14日
このReadmeファイルには、組織のファイアウォール内外に配置されたWindows*ワークステーション上のデスクトップを管理するためのNovell製品、Novell® ZENworks® 7 Desktop Managementに関する情報が含まれています。 NetWare®、Windows、またはLinux*サーバプラットフォーム上で実行されているZENworksサービスに関する情報が含まれます。
このドキュメントに記載されている問題は、ZENworks 7 Desktop Managementの初回リリース時に判明しました。初回リリース後に修正された問題については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10097368を参照してください。
詳細なインストール手順は、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』に記載されています。 これは、Novell Documentation Webサイトから、およびインストールプログラムを実行したときにメニューオプションとして入手できます。
ZENworks 7 Desktop Managementを使用できる範囲および環境には、いくつかの制限があります。
詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10019161を参照してください。
これらのポートが開いていない場合は、ZENworksをインストールしようとしているeDirectoryツリーにSLES 10サーバを追加できません。
ZENworksの機能に関してワークステーションを認証するサーバにNetWare 6.5 SP2をインストールする場合は、コンピュータにインストールされているNovell Client™のバージョンを4.9 SP2以降にアップグレードしないと、ConsoleOne® 1.3.6を使用してeDirectory™ツリーまたはサーバを管理できません。
eDirectory 8.7.3に付属しているバージョンのNovell Client (4.90.0 SP1a)はインストールしないことをお勧めします。このバージョンをWindows Server 2003で使用するには、追加のパッチをインストールする必要があります。代わりに、Novell Client for Windows 4.91をインストールすることをお勧めします。このバージョンは、Novell製品のダウンロードWebサイトから入手いただけます。
ZENworks 7 Middle Tier Serverは現在、SLES 9またはSLES 10オペレーティングシステムの64ビットバージョンではサポートされていません。
ネットワーククラスタへのZENworks 7 Middle Tier Server with SP1のインストールはサポートされていません。
注意:間違えてMiddle TierをLinuxクラスタにインストールするように選択した場合は、インストールプログラムはNULLをMiddle Tierコンポーネントとして使用してnovell-zdm-cluster rpmの実行を続行します。 Middle Tierサーバは、実際にはインストールされません。
この章では、Desktop Management Server、Middle Tier Server、およびデスクトップ管理エージェントのインストールに関する問題について説明します。また、アプリケーション管理やワークステーションイメージングなどのDesktop Managementコンポーネントのインストールに関する問題についても触れます。
ZENworks Desktop ManagementサービスのLinuxサーバへのインストールに関する問題は利便性のためにグループ化されています。
ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1インストールプログラムを実行しているコンピュータ上のネットワーク接続サービスのデフォルトプロバイダの順序を変更しないことを推奨します。 デフォルトの順序を変更するとインストールプログラムにエラーが発生します。
この節では、Novell ZENworks 7 Desktop Management ServicesをLinuxにインストールするときに見つかった問題について説明しています。
ZENworks 7 Desktop ManagementをLinuxサーバにインストールした後に初めてConsoleOneを開くと、ライセンスポップアップメッセージが表示されます。 ZENworks Desktop Management Linuxコンピュータを管理するにはライセンスコードを入力する必要があります。
[Installation Complete (インストールの完了)]のメッセージには、インストールされたZENworksのすべてのサービスが開始したと表示されますが、proxydhcpサービスは、ZENworks 7 Desktop Management ServiceのLinuxへのインストールの完了後、または再起動後にも開始しません。 このサービスを開始するには、/etc/init.d/novell-proxydhcp startを実行します。再起動後にサービスを開始させたい場合には、ランレベルエディタを使用して、デーモンを必要なランレベルに追加することができます。
silent.propertiesインストールファイルを、ZENworks 7 Desktop Management with SP1コンポーネントすべてをクラスタノードにインストールするデフォルトを使用するように設定すると、Middle Tier Serverのインストール中にインストールプログラムに致命的なエラーが発生します。 これらのエラーはインストールログファイルに記録されます。
ZENworks Middle Tier Serverはクラスタ対応ではなく、フェールオーバーしません。標準のZENworks 7 Desktop Management Services on Linux with SP1インストールプログラムはクラスタノードへのインストールを使用不可にします。 silent.propertiesインストールメソッドも同様に調整されません。 silent.propertiesを使用する場合、致命的なエラーを避けるためにServerインストールセットのみを選択することをお勧めします。
ZENworks 7 Middle Tier ServerのみをSLES 9サーバにインストールした後にYaSTを開き、Software Installationsを選択してから[
]をクリックすると、依存関係の競合を示すエラーが表示されます。これらのエラーは依存関係がnovell-zenworks-commonにあることを示し、これはZENworks 7 Desktop Management Serverも同じコンピュータにインストールしない限りサーバにコピーされません。
Middle Tier Serverが自身によってSLES 9サーバ上にインストールされた場合はこのエラーは無視できます。
ZENworks 7 Middle Tier ServerをOES (Linux)サーバ(出荷バージョン)にインストールし、
設定を有効にすると、Middle Tierを介してログインしているすべてのユーザの認証が失敗します。 管理者もログインできなくなり、NSAdminユーティリティが使用不可能になります。この問題を回避するには、次に示す方法のいずれかを実行します。
テキストエディタで/etc/opt/novell/xtier/xsrvd/envvarsを開きます。
次の行を見つけます。
LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}":/opt/novell/xtier/lib
上の行を次の行に置換します。
LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}":/opt/novell/xtier/lib:/opt/novell/nmas/client/lib
次のコマンドを使用して、novell-xsrvdを再起動します。
/etc/init.d/novell-xsrvd restart
ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1をeDirectory 8.7.3xがインストールされているSLES 9 SP3サーバにインストールする場合、インストールプログラムがeDirectoryツリーを検出しても認証しません。
この動作はZENworks 7 Desktop Management with SP1をeDirectory 8.7.3xがインストールされているOES Linux SP2サーバにインストールする場合には発生しません。
この問題を回避するには、eDirectoryパーティションレプリカをSLES 9 SP3サーバに追加する必要があります。
LinuxへのZENworks 7 Desktop Management with SP1 Servicesのインストールを非ルートユーザとしてユーザインタフェースから開始した場合、インストールに失敗します。 この問題ではエラーメッセージは表示されません。 続けてルートとしてターミナルプロンプトからインストールを開始しようとしても失敗します。
この問題を回避するには、コンピュータを再起動してルートとしてログインし、インストールをもう一度実行してください。
詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 3233134を参照してください。
この節では、Desktop Management Serverをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
Desktop Management Serverのインストールプログラムを実行するには、インストールを実行するワークステーションの指定のシステムドライブに、十分な空き容量が必要です。インストールプログラムが失敗した場合、空き容量が不足している可能性があります。
インストールを継続するには、十分な空き容量を作成する必要があります。Windowsドライブがいっぱいの場合は、別のドライブのディスクスペースを使用するよう
環境変数を設定することができます。例: SystemDrive=D:
Desktop Management Serverのインストールプログラムは、NetWareサーバのautoexec.ncfファイルを読み込み、最初にリストされたBIND IP Addressステートメントを使用します。ファイルに複数のBIND IP Addressステートメントが含まれていて、最初のアドレスが誤っていたり、無効である場合、インストールは失敗します。
この問題を解決するには、autoexec.ncfファイル内で最初にリストされているIPアドレスが正しいことを確認します。
ConsoleOneがインストールされたWindows 2000サーバを使用して、別のサーバにDesktop Management ConsoleOneスナップインをインストールすると、WindowsのレジストリにConsoleOneの新しいインストールパスが追加されます。Windowsのレジストリには、以前にインストールしたConsoleOneのデフォルトのインストール先も含まれています。
同じWindows2000サーバを使用してConsoleOneスナップインを別のサーバにインストールすると、スナップインのインストールではデフォルトのインストールパスが使用されるために、インストールは失敗します。
別のサーバからスナップインをインストールできない場合は、次のレジストリエントリからデフォルトの値を削除してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App_Paths\ConsoleOne.exe
[前提条件チェック]チェックボックスが選択されていて、クラスタオブジェクトが[サーバ選択]リストの最初に表示されるサーバではない場合、Desktop Management Serverのインストールプログラムは、複数のサーバを含むeDirectoryツリー内のクラスタに対してインストールを実行することができません。
この問題を回避するには、
チェックボックスの選択を解除します。ZENworks 7デスクトップ管理サービスをインストールすると、eDirectoryツリー内に新しいConsoleOneアプリケーション更新オブジェクトが作成されます。このオブジェクトは、適切な設定が行われるまで機能しません。
オブジェクトを設定するには
ConsoleOneで、
オブジェクトを右クリックし、 > タブ> の順にクリックします。server_name\sys\public\zenworks\c1update.exe」と入力します。
フィールドに、「\\または
ConsoleOneで、
オブジェクトを右クリックし、 > タブ> の順にクリックします。[ファイルへのパス]フィールドに、「 %SOURCE_PATH%\zenworks\c1update.exe」と入力します。
この節では、Middle Tier Serverをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
Windows 2000/2003サーバにNovell Clientをインストールして、同じコンピュータにMiddle Tier Serverをインストールした場合、このサーバからNovell Clientをアンインストールすると、Middle Tier Serverで障害が発生します。Novell Clientのアンインストールプログラムを実行すると、ZENworks Middle Tier Serverで必要とされる重要なファイルが削除されます。
この同じシナリオで、Novell Clientを4.9 SP2 (またはそれ以降)にアップグレードすると、異なるバージョンのnicm.sysがインストールされます。ZENworks 7 Middle Tier Serverに含まれるnicm.sysを使用しないと、Middle Tier Serverで障害が発生します。
この問題を回避するには、次の2つのオプションがあります。
ZENworks 7 with SP1 Middle Tier ServerをOES Linuxサーバにインストールする場合、他のNovell製品(NetStorageなど)によって使用されている既存のXtierコンポーネントがZENworks 7 Desktop Management with SP1で動作するように強制的にダウングレードされます。
Xtierコンポーネントのダウングレードによってユーザに問題が発生する場合は、novell-zdm-configureユーティリティを使用して既存バージョンのXtierをZENworks 7 with SP1 Middle Tier Serverで動作するように設定することができます。詳細については、Linux上で実行されているZENworksプロセスの設定または再設定
を参照してください。これは、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』にあります。
この節では、デスクトップ管理エージェントをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。詳細については、Novell KnowledgebaseのTID 10078667を参照してください。
重要: ZENworks for Desktops 4.0に付属するデスクトップ管理エージェントのバージョンは、現在はサポートされていません。デスクトップ管理エージェントをZENworks 7にアップグレードする前に、この旧バージョンのエージェントを、ZENworks 6スイート(ZENworks for Desktops 4.0.1/SP1b)以降に同梱されているバージョンに置換する必要があります。
デスクトップ管理エージェントMSIパッケージをアンパックして実行するには、ワークステーションにMicrosoft Windowsインストーラエンジン(msi.dll)とWindowsインストーラ実行可能ファイル(msiexec.exe)がインストールされている必要があります。Windows 98の一部のワークステーションにはMSIエンジンがインストールされていないことがあるため、この場合、デスクトップ管理エージェントMSIパッケージをインストールすることができません。
Microsoftのダウンロードサイトから、最新のWindowsインストーラを入手するか、Novell ZENworks 7 Companion 2 CDの\microsoft windows installer\98フォルダにあるMSI 2ファイル(instmsia.exe)を使用してください。
Application Launcherを使用してデスクトップ管理エージェントMSIをWindowsワークステーションに配布する場合、ワークステーション上のConsoleOneを閉じておく必要があります。
配布中にConsoleOneが開いていると、デスクトップ管理エージェントMSIのインストールが失敗します。
ユーザが、アプリケーションオブジェクトのアイコンを右クリックしてアンインストールを実行しても、ワークステーションの再起動を要求されません。したがって、ユーザベースのアンインストールを許可しないようデスクトップ管理エージェントMSIオブジェクトを設定することをお勧めします。
管理者権限を持っているユーザは、sys:public\mgmt\consoleone\1.2\binフォルダにあるagentdistributor.exeユーティリィティを使用できます。このユーティリィティを使用することで、ワークステーションにそのIPアドレスに基づいて最新のエージェントを「プッシュ」できます。
を使用してデスクトップ管理エージェントをアンインストールできます。この場合、ワークステーションの再起動を要求するメッセージは表示されません。ZENworks 7をDesktop Management Serverに適用した場合は、Desktop Management Serverのmyapps.htmlをWindows 98ワークステーションにインストールすると、Windowsの の 機能を使用してアンインストールできない一部のZENworks管理エージェントのファイルがWindows 98ワークステーションにインストールされます。
これは、同じワークステーションにNovell Clientをインストールする必要がある場合に問題になります。Novell Clientのインストールプログラムは、デスクトップ管理エージェントのファイルを検出すると、ワークステーションからデスクトップ管理エージェント(または関連ファイル)が削除されるまで処理を続行しません。これらのファイルはエージェント全体の一部にすぎないため、
の一覧にはデスクトップ管理エージェントが表示されません。詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10094298を参照してください。
Application Browserビュー(myapps.html)からWindows 98ワークステーションにアプリケーションプラグインをインストールし、続けてZENworks デスクトップ管理エージェントすべてをApplication Browserビューから利用可能なエージェントMSIを使用してワークステーションにインストールすると、Application Browserビューが停止します。
この問題は、BrowserビューからのMSIのインストール中にファイル名が省略されるために発生します。 Agent MSIをWindows 98にインストールする場合はApplication Browserビュー以外の方法で行うことをお勧めします。
自身でまたはユーザがWindows 98ワークステーションからZENworks 7 Desktop Management Agentをアンインストールした場合、アンインストールプロセスが次のエラーメッセージとともに失敗する場合があります。
エラー 1605: This action is only valid for products that are currently installed (この動作は現在インストールされている製品にのみ有効です)
この失敗は、Windows 98 MSI Installerがアンインストール用のWindowsレジストリの設定を不正確に行ったことに起因します。
この問題を回避する手順は、InstallShield Consumer Centralが発行するKnowledgebaseリソースに示されています。推奨される回避手段は、ワークステーションからレジストリエントリをクリアする ユーティリィティを実行することです。このユーティリィティは、Microsoftサポートサイトからダウンロードできます。
Novell Client 4.9 SP1a、Novell NetIdentity 1.2 (同じNovell Client CDから)、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントの順にインストールした後、エージェントを削除すると、エージェントのNetIdentityファイルが削除されるため、NetIdentityは機能しなくなります。
この問題を回避するには、Windowsの[プログラムの追加と削除]を使ってNetIdentityを削除した後、再インストールする必要があります。
Novell Clientを使用しているクリーンなワークステーションにNetIdentityをインストールすると、NetIdentityはWindows
の リストに表示されます。次にこのワークステーションにZENworksデスクトップ管理エージェントをインストール(NetIdentityもインストールされる)した場合、Windowsの[プログラムの追加と削除]を使ってワークステーションからNetIdentityを「削除」することができますが、実際にコンピュータから削除されるわけではありません。
のリストから削除されるだけです。ZENworksデスクトップ管理エージェントをアンインストールしない限り、NetIdentityは削除されません。Windows 98ワークステーションにNovell Client 3.xをインストールして、Workstation Managerを有効にした後、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストールし、Novell Client 3.xをアンインストールすると、このワークステーションからWorkstation Managerがアンインストールされます。したがって、このワークステーションにポリシーが配布されなくなります。
この問題を解決するには、Windows 98ワークステーションでデスクトップ管理エージェントをアンインストールして、再インストールする必要があります。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントのインストール後に、以前のバージョンであるZENworks for Desktops 4.0.1パッチまたは暫定リリースを配布したり、こうしたリリースに「ロールバック」したりすると、このワークステーションはインポート済みとして認識されなくなり、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションがNovell Application Launcherのビューに表示されなくなります。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストール済みの場合、デスクトップ管理エージェントのZENworks for Desktops 4.0.1パッチまたは暫定リリースにロールバックしないでください。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをワークステーションにインストールすると、一部のサードパーティのネットワークログインGINAは上書きされます。ZENworks 7 Desktop Management Agentは、次のサードパーティのGINAをサポートします(つまり、Desktop Management Agentをインストールしても上書きされません)。
他のサードパーティのGINA(つまり、このリストにないGINA)がユーザワークステーションにすでにインストールされている場合、Desktop Management Agentはインストールされません。Desktop Management Agentのインストールを強制し、サードパーティのGINAを上書きする場合は、IGNORE_3RDPARTY_GINA MSIプロパティに
を設定します。重要:他の一部サードパーティのGINAは、Microsoft GINAチェーンのリストでプライマリ(最初)でなければ機能しません。このことは、Desktop Management Agentがすでにインストールされているワークステーション上で問題になります。つまり、Desktop Management Agentをチェーン内でリストのプライマリに置く必要があり、この場合にサードパーティのGINAが無効になります。
ZENworks 7に含まれているデスクトップ管理エージェントディストリビュータ(agentdistributor.exe)はエージェントの配布に使用しているWindowsワークステーション上で過剰なCPUサイクルを発生させる可能性があります。 この問題はいくつかの設定要素を選択した場合に発生します。 デスクトップ管理エージェント機能、Middle Tierアドレス、ZENworksツリー名すべてがコマンドラインが長くなる要因になっています。 コマンドライン文字列が長くなりすぎる(約240文字)と、エージェントの展開に使用されるZDPAServiceが過剰なCPUサイクルを使用します。 これによりコンピュータがロックアップする可能性があります。
コマンドラインを短くする方法の1つは、デスクトップ管理エージェントとともにインストールできる機能をすべて選択することです。 これにより、短縮形のコマンドライン(ADDLOCAL=ALL)がバッファに渡され、エージェントディストリビュータが正常に実行されます。
重要:この手順ではデスクトップ管理エージェントのすべての機能がインストールされます。 ビジネスのニーズによっては、組織内のユーザデスクトップにこれらの機能のすべてをインストールしたくない場合があります。 エージェントの機能を一度に1つずつインストールすることはお勧めしません。
エージェントディストリビュータの詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』の「デスクトップ管理エージェントディストリビュータによる、Microsoftドメイン内でのワークステーションへのエージェントの展開」を参照してください。
ロケールがスペインまたはホンデュラスに設定されているWindowsサーバからエージェントの配布ユーティリティを(個別にまたはConsoleOneから)起動した場合、英語バージョンのユーティリティが表示されます。
この問題を回避するには、Windowsコントロールパネルの
設定を使用して、スペインまたはホンデュラス以外のスペイン語を使用する地域を設定してください。Microsoft RDP 5.1クライアント(msrdp.ocx)は、ZENworks 7 Launchガジェットに含まれています。RDPクライアントセッションで実行するよう設定したターミナルサーバアプリケーションをユーザが起動すると、ファイルの証明書の期限が切れていることを示すエラーメッセージがLaunchガジェットにより生成されます。
エラーメッセージで[はい]をクリックしてインストールを続行した場合、Launchガジェットは、ユーザのワークステーションのc:\program files\novell\zenworksディレクトリにmsrdp.ocxファイルをインストールし、.ocxファイルを登録します。
ZENworks管理エージェントのインストールプログラムを使って、ワークステーションにmsrdp.cabファイルをインストールする場合、エラーメッセージは表示されません。
この節では、ZENworks 7 Desktop Managementのワークステーションイメージングコンポーネントをインストールする際に発生する可能性がある問題について説明します。
ZENworks Serverのワークステーションイメージングコンポーネントを再インストールまたはアップグレードすると、Desktop Managementlog.txtログファイルに次の行が追加されます。
Imaging\NTa Components NOT successfully installed on
<server_name> at <installation_path>
Imaging\NTb Components NOT successfully installed on
<server_name> at <installation_path>
このインストールログファイル(zenworks_for_desktops_server_installlog.log)は、zenimgdsr.dllファイルが正常にコピーされなかったことを示しています。この現象は、インストール中に元の.dllファイルがサーバ上で開いている場合に発生します。ZENworks for Desktops 4.xとZENworks 7 Desktop Managementの.dllのバージョンは同じであるため、インストールに失敗しても問題にはなりません。
エラーを回避したい場合は、サーバ上のzenimgdsr.dllの名前を変更してからインストールプログラムを実行します。
この節では、ZENworks 7 Desktop Management Services on Linux with SP1のアンインストールプログラムを使用する際に発生する可能性がある問題について説明します。
ZENworks 7 Desktop Management Services on Linux with SP1用のアンインストール機能はオプションでMiddle Tier Serverを含むアンインストール可能なコンポーネントをリストします(詳細については、LinuxサーバからのZENworksコンポーネントのアンインストール
を参照してください。これは、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』にあります)。
OES Linuxサーバで、アンインストールするコンポーネントをそれぞれ選択すると、Middle Tier以外のすべてのコンポーネントがアンインストールされます。 Middle Tier Serverのみをアンインストールするよう選択しても、Middle Tier Serverは引き続きロードされます。 これはMiddle Tier ServerがOES Linuxサーバに自動的にインストールされるためです。
この章では、ユーザが古いバージョンのZENworks Desktop ManagementまたはZENworks for DesktopsからZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードするときに発生する可能性のある問題について説明します。
デスクトップ管理エージェントにアプリケーションアップグレードオブジェクトを設定する場合、そのアプリケーションを
ように設定して、エージェントのインストール後は、そのアプリケーションがNovell Application Launcherに表示されないようにする必要があります。アプリケーションオブジェクトのアンインストールを無効にすることもお勧めします。デスクトップ管理エージェントをアップグレードするのに管理者権限は必要ありません。インストール中、デスクトップ管理エージェントにより、ユーザの権限は一時的に昇格されます。
すでにWindows 98上にインストールされているZENworksデスクトップ管理エージェントをZENworks 7バージョンのエージェントにアップグレードする場合、ワークステーションの再起動後にncred9x.dllにエラーが発生したというメッセージが表示されます。 このアップグレードの失敗によってユーザログインが不可能になり、ワークステーションに異常が発生したままになります。
このエラーは、特定のファイルが適切に更新されないというWindows 98 MSIエンジンの欠陥によって発生します。
この問題を回避するには、Windows 98ワークステーションに限り、以下のプロパティをMSI Applicationオブジェクトに含める必要があります。
REINSTALLMODE=vamus
これによりWindows 98ワークステーションに適切にファイルが配置されます。
MSIプロパティの設定に関する詳細については、『ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「アプリケーション管理」節の「リファレンス: アプリケーションオブジェクトの設定」の「MSIタブ」を参照してください。
デスクトップ管理エージェントにアプリケーションアップグレードオブジェクトを設定する場合、そのアプリケーションを
ように設定して、エージェントのインストール後は、そのアプリケーションがNovell Application Launcherに表示されないようにする必要があります。アプリケーションオブジェクトのアンインストールを無効にすることもお勧めします。デスクトップ管理エージェントをアップグレードするのに管理者権限は必要ありません。インストール中、デスクトップ管理エージェントにより、ユーザの権限は一時的に昇格されます。
ZENworks Desktop Management ServerをZENworks 7 with SP1 (NetWare、Windows、またはLinuxサーバプラットフォーム)にアップグレードして、ZENworks 6.5 Middle Tier ServerソフトウェアをZENworks 7 with SP1にアップグレードせず、Middle Tier ServerがNetWare 6上で実行されていない場合、ワークステーション関連グループポリシーは、ZfD 4.xまたはZENworks 6.5デスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションへの配布に失敗します。
この問題を回避するには、Middle Tier ServerをZENworks 7にアップグレードしてください。
ZENworks for Desktops (ZfD) 3.2 Support Pack 3をZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1 (SP1)にアップグレードすると、zenwsimp.ncfおよびzenwsrem.ncfファイルがZfD設定からZENworks 7 Desktop Management with SP1のデフォルト設定に変更されます。 ZfD 3.2設定をワークステーションのインポートまたはワークステーションの削除に使用する場合は、アップグレード後にファイルを手動で編集して再設定する必要があります。
ZENworks for Desktops 3.2 SP3からZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードする場合、SP1インストールプログラムは、3.2xのリリースでは利用可能できなかったリモート管理、Wake-on-LANおよびインベントリプロキシなどのコンポーネントもリストに含めます。アップグレードにこれらの新しいコンポーネントも含めたい場合には、表示された時点で選択してください。
ZENworks Desktop Management ServerをZENworks for Desktops (ZfD) 3.2 SP3からZENworks 7にアップグレードして、環境内のワークステーションをZfD 3.2イメージで再イメージングした場合、またはNovell Clientを既存のZfD 3.2ワークステーションから削除して再インストールした場合、ワークステーション関連アプリケーションはこれらのワークステーション上では表示されません。
ZENworks 7.x Desktop Managementにアップグレードする前にZfD 3.2ワークステーションを再イメージングするかZfD 3.2クライアントを事前にワークステーションから削除する必要がある場合、続けてZENworks 7デスクトップ管理エージェントをそのワークステーションにインストールする必要があります。 これにより、ワークステーション関連アプリケーションが再表示されます。
ZENworks Desktop Management ServerをZENworks for Desktops (ZfD) 3.2 SP3からZENworks 7.xにアップグレードして、環境内のWindows 98ワークステーションをZfD 3.2イメージで再イメージングした場合、またはNovell Clientをこの環境内のWindows 98ワークステーション(ZfD 3.2がインストールされている)から削除してクライアントを再インストールした場合、Novell Application Launcherがワークステーション上で実行されません。
この問題は、ZfD 3.2 Application Management (サーバ上)で使用されているアプリケーションファイルの場所がZENworks 7 Application Management (ワークステーション側)で使用されているファイル保管場所と異なるために発生します。
ZENworks 7.x Desktop Managementにアップグレードする前にZfD 3.2 Windows 98 ワークステーションを再イメージングするか、ZfD 3.2クライアントを事前にWindows 98ワークステーションから削除する必要がある場合、続けてZENworks 7.xデスクトップ管理エージェントをそのワークステーションにインストールする必要があります。 新しいバージョンのデスクトップ管理エージェントは、ワークステーションに配布されているアプリケーションファイルの現在の場所を認識します。
LinuxでZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1 Servicesにアップグレードする場合、インストールプログラムは、すでにインストールされているZENworks 7 Desktop Managementコンポーネントを検出しません。 その代わり、すべてのコンポーネントがデフォルトで選択されます。 これらのコンポーネントがSP1のインストール中に選択されたままになっていると(つまり、デフォルト選択を変更しない場合)、すでにインストールされていたコンポーネントはZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードされ、まだインストールされていないコンポーネントはインストールされます。
インストールプログラムのインタフェースに、すでにインストールされているコンポーネントが表示されない場合でも(この動作はWindows/NetWareインストールで異なります)、SP1にアップグレードする場合は影響はありません。
ZENworks 6.5またはZENworks 7 XML Proxy ServerをZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードする場合、インストール時にXMLプロキシサーバがデフォルトで選択されません。 インストールプログラムはサーバにインストールされている以前のバージョンのXMLプロキシを検出しません。
この問題を回避するには、ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1のインストールウィザードで、XMLプロキシサーバに関連するチェックボックスを手動で選択します。
この章では、ログイン時にNovell Clientまたはデスクトップ管理エージェントを使用してDesktop Management Serverのユーザ認証を得る際に発生する可能性がある問題について説明します。
NetWareサーバ上のhostsファイルを編集した後にワークステーションをインポートしようとした場合、NetWareサーバで500レベルのエラーが発生することがあります。
この問題を回避するには、ZENworks Middle Tier Serverのインストール先であり、そのhostsファイルを編集してワークステーションをインポートできるよう設定したNetWareサーバの再起動を実行する必要があります。
Windows 2000コンピュータにActive Directory*(Desktop Management Serverがプライマリドメインコントローラとして機能するため)とeDirectory (Desktop Management対応のため)の両方がインストールされている場合、このコンピュータ上にインストールされたDesktop Management ServerからMiddle Tier Serverを介して認証を得ようとすると、完全なコンテキストでログオンしない限りユーザは認証されません。
これは、Active DirectoryとeDirectoryのLDAPリスナ間でデフォルトのLDAPポートが競合することが原因です。このようなポートの競合の問題を回避するには、eDirectoryをインストールする際に、デフォルトの389以外のLDAPポートを選択するか、ConsoleOneでサーバのコンテナ内の
オブジェクトを変更します。次に、Middle Tier ServerのNSAdminユーティリティを使用して、選択したポートと通信するようにMiddle Tier Serverを設定します。NSAdminでポートを設定するには
Internet Explorerの[アドレス]ボックスに、NSAdminユーティリティのURLを入力します。例:
http://server_name_or_IPAddress/oneNet/nsadmin
LDAPポート設定パラメータの[値]フィールドに、eDirectoryで選択したLDAPポート番号を指定します。Middle Tier Serverは、ここで指定した番号を使用してDesktop Management Serverと通信する必要があります。次に、[Submit (送信)]をクリックします。
注意:NSAdminユーティリティを実行するために、Internet Explorer以外のブラウザ(Mozilla Firefoxなど)を使用しないでください。 Internet Explorer以外のブラウザではNSAdminが正常に実行されません。
詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10073537を参照してください。
NetWare 6で実行中のMiddle Tier Serverのハンドラ(xzen.nlmなど)を手動でアンロードしようとすると、サーバが異常終了します。
NetWare 6では、ApacheおよびMiddle TierのハンドラをアンロードするのにNVXADMDNを使用する必要があります。NVXADMUPを使用して、ApacheおよびMiddle Tierのハンドラを再起動します。
NetWare 6.5では、ApacheおよびMiddle TierのハンドラをアンロードするのにAP2WEBDNを使用する必要があります。AP2WEBUPを使用して、ApacheおよびMiddle Tierのハンドラを再起動します。
ローカルのWindows2000ユーザの管理者権限がない場合、Windows 2000でndscons.exeを使用して、Middle Tier ServerとDesktop Management Server間の接続を確認することはできません。
ワークステーションにインストールされているデスクトップ管理エージェントが、Novell Clientを使用せずにPassiveモードで実行されている場合、[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックス(<Ctrl>+<Alt>+<Delete>)で
をクリックすると、ドロップダウンボックスに次のようなオプションが表示されます。<Novell Netidentity Credentials Provider>
これは、NetIdentityからeDirectoryのパスワードを変更するオプションですが、現在は機能していません。Passiveモードで実行されているエージェントのパスワードを変更するには、コントロールパネルを開き、
をクリックして、適切なダイアログボックスでパスワードを変更します。ell Clientとデスクトップ管理エージェントが同じワークステーションにインストールされている状態で、ユーザがローカルワークステーションにログインし、myapps.htmlを開いて、[Application Launcher]Webビューの ]リンクをクリックした場合、NetIdentityログインは機能しません。この動作は仕様です。ワークステーションにNovell ClientとZENworks管理エージェントの両方がインストールされている場合、アプリケーション管理は常にNovell Clientを使用します。
ワークステーションにエージェントだけがインストールされている場合、Webビューの
リンクをクリックすると、NetIdentityログインが実行されます。ZENworks for Desktops 4.xデスクトップ管理エージェントを使用しているワークステーションは、Linuxコンピュータ(SLES 9 SP1またはOES Linux)にインストールされているMiddle Tier Serverを介してファイル(キャッシュされるアプリケーションなど)にアクセスしなければならない場合、WindowsにインストールされているDesktop Management Serverからファイルにアクセスできません。
この問題は次の2つの理由によって発生します。
この問題を回避するには、ZENworks 6.5 (またはそれ以降)のデスクトップ管理エージェントをインストールします。ZENworks 6.5以降は、ZENMUPを使用してWindowsサーバと直接通信します。
ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1をSLES 9xサーバにインストールする場合、サーバに2005年2月以降のバージョンのopenldap2-clientパッチが適用されていることを確認してください。
SLES 9xサーバで、以前のバージョンのopenldap2-clientが更新されていないMiddle Tier Serverにユーザがログインすると、Middle TierサービスによってCPUの使用率が最大になり、Middle Tierがフリーズします。
テストにより、ワークステーションがファイアウォールを介して認証し、ポリシーファイルまたはアプリケーションファイルをログイン時にコピーすると、過剰なログイン時間がかかることが示されています。
この問題を回避するには、バックエンド上のファイルの場所にIPアドレスではなくDNS名を使用するようにアプリケーションおよびポリシーを設定することをお勧めします。
Kerberos Realmにログインしているかどうかを判別するには、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーの組み合わせを使用してワークステーションでZENworksデスクトップ管理エージェントログインを起動する必要があります。 これによりKerberos (存在する場合)へのログインを含むWindowsログイン情報が表示されます。
WindowsコントロールパネルでWindowsログイン情報を表示するためにZENworks Agentのオプション(赤い[N]アイコン)を開くと、ダイアログボックスにはWindowsワークステーションのログイン情報が表示されていても、Kerberos Realm情報は表示されません。
この章では、Desktop Managementワークステーションインポート/削除コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
eDirectoryをSLES 9サーバにインストールする際に、LDAPポートがポート389以外のポートでリッスンするように設定されていた場合、そのサーバで実行される自動ワークステーションインポートは失敗します。
現在では、novell-zdm-awsi.confファイルを手動で設定することにより、代替ポートで自動ワークステーションインポートを処理するできるようになっています。 .confファイルを修正するには次の手順に従います。
テキストエディタを使用して、Linuxサーバ上にある/etc/opt/novell/zenworks/zdm/novell-zdm-awsi.confを開きます。
このファイルで次の行を検索します。
#LDAP_PORT = 389
この行を非コメント化してポート番号を389から使用するポートの番号に変更します。
ファイルを保存して終了し、インポートサービスを再起動します。
SLES 10 Desktop Management Serverでファイアウォールが有効になっている場合、自動ワークステーションインポートが失敗します。 これはSLES 10のデフォルトの設定です。
この環境でワークステーションインポートを有効にするには、SLES 10ファイアウォールでTCPポート8039を開きます。
ZENworks 7 Desktop Management Services with Support Pack 1をLinuxにインストールする場合、LinuxサーバにもeDirectory 8.8がインストールされていると、自動ワークステーションインポートが失敗します。
デフォルトでは、eDirectory 8.8はnds.confファイルを/etc/opt/novell/eDirectory/conf/ディレクトリに配置し、eDirectory 8.7.3はnds.confを/etcディレクトリに配置します。 現在、インポートサービスは/etcディレクトリ内でこのファイルを探すため、eDirectory 8.8環境では失敗します。 この問題はサーバ上のeDirectory 8.7.3をeDirectory 8.8にアップグレードすれば発生しません。
この問題を回避するには、/etcディレクトリ内に/etc/opt/novell/eDirectory/conf/nds.confにソフトリンクを作成してワークステーションインポートサービスを再起動します。
ln -s /etc/opt/novell/eDirectory/conf/nds.conf /etc
/etc/inid.d/novell-zdm-awsi start
ZENworks for Desktops 3.2システムをZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードした場合、ZENworks for Desktops 3.2で作成された自動ワークステーションインポートポリシーがeDirectoryツリー内に保持されている場合があります。
Linuxサーバをこのアップグレード済みZENworks 7環境に導入して既存のインポートポリシーをLinuxサーバにインストールされているDesktop Management Serverに関連付けると、ワークステーションオプションのインポートが失敗します。
この問題は、古いインポートポリシーによってLinux上のインポートサービスが失敗するために発生します。 この問題を回避するには、既存のサーバポリシーパッケージを削除し、ZENworks 7 Desktop Managementスナップインで新しいサーバポリシーパッケージを再作成し、この新しいパッケージをLinuxサーバに関連付けてから新しいインポートポリシーを設定します。
注意:ZENworks for Desktops 3.2で構成された自動ワークステーション削除ポリシーおよびワークステーションインベントリポリシーでも同様の現象が発生します。 この問題を回避するには、上記で説明している手順に従います。
この章では、Desktop Managementのワークステーション管理コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Management with SP1の追加設定が必要になる領域について説明します。
を選択した場合でも、ZENworks 7 Desktop Managementでは、ワークステーションポリシーパッケージ内で設定されたWindowsワークステーショングループポリシーの起動スクリプトがシステム起動時に実行するようにスケジュールされている場合に、それが一貫して実行されないことがあります。
この問題を回避するには、起動スクリプト内でwmwait.exeを最初のコマンドとして実行します。 このプログラムはスクリプトを遅延し、Workstation Managerが接続を認証したかどうかをチェックします。 接続が認証されると、プログラムは終了して起動スクリプトが通常どおりに実行されます。
起動スクリプトを修正するときには以下の手順を実行してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Novell\Workstation Manager\Group Policies"UseSyncGroupPolicyEvent"=dword:00000001
この節では、Windowsグループポリシー管理で適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
セキュリティが設定されたWindows XP用のワークステーショングループポリシーを適用し、さらに、セキュリティが設定されたWindows XP用のユーザグループポリシーも適用した場合(ユーザ証明書を定義する場合など)、ワークステーショングループポリシーに適用されているセキュリティ設定は、ユーザグループポリシーに適用されているセキュリティ設定で上書きされます。
ユーザポリシーのセキュリティ設定を無効にすると、ワークステーションポリシーのセキュリティ設定が指定され有効になります。
グループポリシーをユーザまたはワークステーションに関連付けるときに、ファイルパスに明示的なIPアドレスを使用した(つまりConsoleOneで、ポリシーのパスに\\137.65.167.123\c$\pathnameなどのIPアドレスを使用した)場合、デスクトップ管理エージェントがインストールされたXPワークステーションからログインできなくなります。
パスにはIPアドレスではなく、サーバ名を使用する必要があります。
ConsoleOneからMMC (Microsoft Management Console)を起動してWindowsグループポリシーを編集する場合(特にAdministratorやGuestなどのデフォルトのユーザアカウント名を変更する場合)、変更するデフォルトのアカウント名ではログインしないようにします。このデフォルトのアカウント名を使用してログインし、アカウントを変更すると、この変更された名前は、ConsoleOneで指定したネットワークのパスには保存されず、管理コンピュータ上に保持されます。
Roamingプロファイルを持つネットワークユーザがログインするWindowsワークステーション上に複数のc:\documents and settings\username.machine_name.nnnフォルダが存在する場合、またはWindowsのログオフやワークステーションのシャットダウンに時間がかかるようになった場合は、Windowsレジストリキーが開いたままになっていることが原因として考えられます。
この問題を回避するには、Microsoft User Profile Hive Cleanup Serviceをダウンロードして使用します。このユーティリィティは、ユーザハイブ内で開いているレジストリキーを閉じ、ログオフ時のRoamingプロファイルの正常な削除、および迅速なワークステーションのログオフとシャットダウンを可能にします。
Novell Application Launcher™を使用して、影響を受けるすべてのワークステーションにこのMSIアプリケーションを配布することをお勧めします。
NAL Restart Utility (zennalrestart.exe)を使用することもできます。 このユーティリティはユーザログアウト時にNovell Application Launcherサービスを再起動し、サービスによって開かれていたすべてのレジストリキーを効率的に閉じます。 このユーティリティをダウンロードするには、Novell Support KnowledgebaseのTID 2971971を参照してください。
ZENworks 7 Desktop Managementをインストールした後、ユーザポリシーパッケージでZENworks 7 Desktop Management iPrintポリシーを設定し(iPrint Clientがインストールされ、プリンタドライバがユーザに配布されます)、ワークステーションを再起動しても、Windows 2000/XPワークステーションを実行しているユーザにiPrintプリンタは配布されません。
NetWare 6でこの問題を回避するには、\\server_name\sys\login\ippdocsディレクトリのiprint.iniファイルにあるAllowUserPrinters値をデフォルトの0から1に変更します。これにより、ユーザはプリンタを追加できるようになります。 NetWare 6.5の場合、iprint.iniファイルは\\server_name\sys\apache2\htdocs\ippdocsディレクトリに存在します。
注意:iprint.iniファイルを利用できるのは、Novell Distributed Print ServicesTMをNetWareの一部としてインストールし、同じディレクトリにnipp.exeを解凍している場合に限ります。 iprint.iniおよびnipp.exeファイルがない場合は、http://support.novell.comのNovellサポートWebサイトからダウンロードできます。詳細については、TID 2968629を参照してください。
iPrintポリシーを使用して、ファイアウォールを介してWindows 2000/2003ターミナルサーバユーザセッションにプリンタを配布する場合、iPrintプロキシアドレスの手動設定をバイパスするために必要なレジストリキーがポリシーによって適切に設定されません。
ファイアウォールの外側からプリンタに印刷する必要がある各ターミナルサーバセッションユーザは、以下の手順を使用してプロキシアドレスを設定する必要があります。
ユーザのターミナルサーバセッションで、
> > > の順に選択して タブをクリックします。チェックボックスを選択します。
フィールドで、プロキシサーバの外部ファイアウォールプロキシアドレスを入力して をクリックします。
プロキシアドレスが設定されると、プリンタポリシーが問題なく配布されます。
Novell iPrintポリシー(ユーザーパッケージおよびワークステーションパッケージ)はSUSE LINUX Enterprise Server 9 (SLES 9)専用環境では動作しません。 Novell iPrintクライアントを実行するには、少なくとも1つのNetWare 6 (またはそれ以降)またはOES Linuxがツリー内でiPrintサーバとして機能している必要があります。
この章では、アプリケーション管理コンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Management with SP1の追加設定が必要になる領域について説明します。
nal.exeとnalexpld.exeは製品に付属しており、実行可能ファイルを起動することができますが、この目的は既存のログインスクリプト機能を継続的に保持することにあります。
ZENworks 7 Desktop Managementは、nalwin32.exeによってサポートされるスイッチのみをサポートしています。これらのスイッチの一覧を参照するには、次のコマンドを入力してください。
nalwin32.exe /?
次のコマンドを入力した場合も、同じスイッチが表示されます。
nalwin.exe /?
現時点では、[ファイル]メニューの[Exit Application Explorer (Application Explorerの終了)]を使って[Application Explorer]ウィンドウを閉じることができません。
Application Explorerを閉じるには、[Application Explorer]ウィンドウの右上隅に表示される
ボタンをクリックします。[Application Window]ビューの右ペインからWindowsデスクトップにアプリケーションアイコンをドラッグすることができます。ただし、この操作を実行すると壊れたショートカットが作成されるだけであり、このショートカットをクリックしてもアプリケーションは起動しません。
ショートカットを作成した後に[Application Explorer]ビューを起動することにより、この問題を回避することができます。Application Explorerを起動すると、このショートカットは正常に機能します。後でApplication Explorerを閉じると、このショートカットはデスクトップから削除されます。
ユーザがWindows XPデスクトップのWebページ背景としてmyapps.htmlを使用するオプションを設定した場合、Windows XPでスクリプトエラーが発生し、myapps.htmlはアプリケーションを表示しません。
ユーザがこの機能を使用するには、この機能での処理が不可能な、myapps.htmlの該当部分について編集を行う必要があります。最も簡単な方法は、ファイルに含まれるWriteData()関数からデータを抽出し、そのデータを新しい.htmlファイルのコンテンツとして使用する方法です。
このWebページのコメントは次のようになります。
<head>
<title>Novell Delivered Applications</title>
</head>
<body scroll=’no’ style=’margin: 0; overflow:hidden’>
<object id="AxNalView" classid="CLSID:4F4B2E32-B44C-450E-8683-6903FE9DDCEA" width="100%" height="100%">
<!--param name="SingleTree" value="ZENWORKS_TREE"-->
<!--param name="PortalView" value="false"-->
<!--param name="BannerURL" value="http://www.company.com/banner.html"-->
<!--param name="BannerHeight" value="80"-->
<!--param name="ShowTree" value="true"-->
<!--param name="ShowTasks" value="false"-->
<!--param name="AppDisplayType" value="1"-->
<!--param name="ShowAppFrameNavigation" value="true"-->
<!--param name="ShowIEToolbarButton" value="true"-->
</object>
</body>
</html>
このファイルをハードドライブに保存して、XPの背景として使用することができます。
Apache Webサーバが提供するWebページにアクセスし、そのWebページに日本語の文字が含まれている場合(myapps.htmlの日本語バージョンなど)、そのページで文字化けが発生することがあります。
これはApache Webサーバで既知の問題です。Apacheで簡単な設定を実行することにより、この問題を回避することができます。この問題に関する詳細については、Sun Developer Networkサイトの記事「Creating Multilingual Web Sites with Apache」を参照してください。この問題を回避するサーバの設定方法に関する詳細については、Apache HTTP Server Version 2.0のマニュアルに含まれる記事「Content Negotiation」を参照してください。
アプリケーションオブジェクトの新しいターミナルサーバシステム要件は、リモートのターミナルサーバセッションにのみ適用されます。ターミナルサーバコンソールで実行されているセッションは、デフォルトでリモートセッションと見なされます。この動作は、ターミナルサーバ上に次のレジストリキーを作成することで変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Netware\Nal\ConsoleIsNotTS
このレジストリキーを作成すると、ターミナルサーバコンソール上で実行されているセッションは非ターミナルサーバセッションと見なされます。
ユーザが、ローカルにログインするためにバージョン4.9 Support Pack 2より古いNovell Client™を使用している場合(つまり、「ワークステーションのみ」)、NWGINAはeDirectoryに対する認証を実行せず、どのようなネットワーク要求も行いません。さらにNovell Clientは、プライマリツリーになることが決定しているeDirectory™ツリーへの非認証の(または「監視された」)接続を持つことになります。
ユーザが引き続きMiddle Tierログインを使用してNovell Application Launcherから認証した場合、NetIdentityクライアントはMiddle Tier ServerによりサービスされるZENworks Management Serverに認証します。
この認証を通じたApplication Launcherによるアプリケーションの配布は失敗します。これは、クライアントが「監視された」接続を確立したサーバ上に配布対象のファイルが置かれているためです。 クライアントはこの接続を通してサーバ上のsys:ボリュームを参照します(古いクライアントはlogin.exeを実行することにより認証するので、すべてのユーザがNetWareサーバのsys:ボリューム上の\loginディレクトリへの権利を持ちます)。
この問題を回避するためには、サーバへのログイン時にシステムトレイ内でNovell Clientの赤い
アイコンを右クリックする必要があります。ユーザは、システムトレイの アイコンを右クリックして を選択することによりログインしないでください。配布されたアプリケーションをワークステーションからアンインストールするように設定しても、アンインストール完了後に再起動を要求するメッセージは表示されません。
アンインストールによってWindowsレジストリが影響を受けている可能性があるため、ワークステーションを再起動しないと、起動時にWindowsレジストリを読み込む他のアプリケーションにも悪影響を及ぼす恐れがあります。配布されたアプリケーションをアンインストールした後は、必ず手動でワークステーションを再起動する必要があります。
.iniファイルアプリケーションを[作成するか、既存の値に追加]属性を選択した状態でアンインストールするよう設定した場合、このアプリケーションのインストール中に追加された値は削除されません。
現時点でこの問題を回避するには、.iniファイルを手動で編集する必要があります。
Novell Licensing Servicesの重要なコンポーネントであるnls32.dllは、現在のNovell Clientには付属していません。その結果、Desktop Managementでソフトウェアライセンスのメータリングおよびモニタリング機能を使用すると、エラーが発生します。
この問題を回避するには、アプリケーションライセンスをチェックする各ワークステーションに、Companion 1 CDのcompanioncd\companion1\licensingディレクトリからnls32.dllとnlsapi32.dllをコピーします。Windows 2000/XPワークステーションではc:\winnt\system32ディレクトリにコピーします。Windows 98 SEワークステーションでは、c:\windows\systemディレクトリにコピーします。
cifs.nlmをロードしたNetWare 6.5に対して実行しているNovell Application Launcherが、 に設定されているアプリケーションオブジェクトにアクセスした場合、最初のアプリケーションがキャッシュされた時点でそのNetWareサーバが異常終了することがあります。
これは既知の問題であり、NetWare 6.5 SP1パッチおよびNetWare 6.5 SP2で修正されています。
ZENworks for Desktops 4 SP1bまたは4.0.1デスクトップ管理エージェントもインストールされているWindows XPワークステーションからConsoleOneおよびZENworks 7 with SP1スナップインをローカルで実行する場合は、Windows XPワークステーションでConsoleOneに対してAOTファイルまたはAXTファイルをインポートまたはエクスポートできません。インポートまたはエクスポートしようとすると、ConsoleOneがクラッシュします。
ConsoleOneを使用してAOTファイルまたはAXTファイルをインポートまたはエクスポートする場合は、このような組み合わせのソフトウェアを使用しないことをお勧めします。
代わりに、ZENworks 7 with SP1デスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションからConsoleOneのローカルコピーを起動してください。このコピーには、ZENworks for Desktops 4 SP1bスナップインまたはZENworks for Desktops 4.0.1スナップインが含まれないようにしてください。
日本語が利用可能なWindows XPワークステーションでsnAppShotを使ってアプリケーションを作成し、そのアプリケーションのインストールディレクトリを参照した場合、次のエラーが表示されることがあります。
External Exception C0000006(外部例外C0000006)
この問題は、次にリリースするsnAppShotで解消される予定です。
クラスタリソースからアプリケーションオブジェクトの配布を開始して、配布が完了する前にクラスタリソースの移行を開始すると、配布が完了する前にタイムアウトしてエラーが発生します。
この問題を回避するには、手動で配布を再起動する必要があります。
新しいアプリケーションオブジェクトの作成時に既存のアプリケーションオブジェクトの.filファイルまたはレジストリキーをインポートしようとした場合、古い情報の場所が8文字以上の文字、スペース、または拡張文字の付いたフォルダ名を含むパスにあると、情報のインポートが失敗します。
チェーン内の依存アプリケーションをZENworks環境内のWindows 98ワークステーションに配布する場合、Middle Tier ServerとDesktop Management ServerがZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードされていても、デスクトップ管理エージェントが4.xバージョンまたは6.5出荷バージョンからアップグレードされていないと、アプリケーション配布はさまざまなエラーとともに失敗することがあります。
こうした状況では、チェーン内で最初のいくつかのアプリケーションが正常に配布されたように見える場合がありますが、チェーン内にある以降のアプリケーションの配布でワークステーションが切断したような状態に置かれることがあります。
この問題を回避するには2つの方法があります。
Novell Application Launcherが使用されているWindows 98 SEワークステーションにWindows Internet Explorerのセキュリティ更新プログラムKB905915をインストールすると、Application LauncherのWeb Browserビューにアプリケーションアイコンが黒い四角として表示されます。
この表示の問題に関しては修正を行う予定はありません。
この章では、Desktop Managementワークステーションイメージングコンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Managementの追加設定が必要になる領域について説明します。
Windows 2000ワークステーションのハードディスクをベーシックディスクシステムからダイナミックディスクシステムにアップグレードすると、パーティションテーブルが変更され、ワークステーションは運用パーティションでは起動できなくなります。ワークステーションは、Desktop Management Linux*パーティションでのみ起動します。ZENworks 7 Desktop Managementには、この問題の修正プログラムが含まれていません。
ZENworks 7のワークステーションイメージングコンポーネントは、ダイナミックディスクをサポートしません。ディスクをアップグレードすると、ワークステーションイメージングを使用することができなくなります。
複数のネットワークインタフェースカード(NIC)を搭載したWindows 2000サーバにZENworks 7 with SP1ワークステーションイメージングコンポーネントをインストールすると、イメージングプロキシサーバを特定のIPアドレスにバインドすることはできません。
ワークステーションイメージングをNetWareサーバにインストールする場合は、次のスイッチを使用して、イメージングプロキシサーバを特定のIPアドレス(目的のNIC)にバインドすることができます。
load imgserv -i:IP_Address
を選択して静的IPアドレスをイメージングサーバポリシーの プロパティページに指定し、後からその設定を に変更すると、ワークステーションはどのIPアドレスも取得しません。
この問題を回避するには、設定をDHCPに変更してワークステーションにNICドライバを再インストールするか、または静的IP設定に戻す必要があります。
PXE-on-Diskセットアップユーティリティが、NETGEAR, Inc.が製造したPXE互換ネットワークアダプタのドライバを検出または表示しません。
zimgboot.exeで作成する5つのブートディスクには、USBドライバを含むすべてのファイルを含めるのに十分な容量がありません。
ワークステーションでUSBドライバが必要な場合は、次のいずれかに似たエラーメッセージが表示されます。
Load USB Modules /bin/runme.s:(USBモジュールのロード /bin/runme.s:) /lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb No Such File or Directory(/lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb その名前を持つファイルまたはディレクトリはありません)
または
Load USB Modules /bin/runme.s:(USBモジュールのロード /bin/runme.s:) /lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb/storage No Such File or Directory(/lib/modules/2.4.22/kernel/drivers/usb/storage その名前を持つファイルまたはディレクトリはありません)
ワークステーションでUSBドライバが必要なユーザがこれらのエラーに遭遇した場合は、それぞれのワークステーション用のイメージングブートCDを準備する必要があります。 イメージングブートCDには適切なUSBドライバを含めるための空き容量があります。
Novell Cluster ServiceがインストールされているNetWareノードをZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1にアップグレードすると、イメージングサーバポリシーが設定および適用されているにもかかわらず、ZENworks Preboot Servicesがワークステーションイメージングジョブの検出に失敗します。
この問題を回避して割り当てられた作業を実行するには、
に手動でアクセスして を選択します。Novell eDirectory 8.7.3.8またはそれ以降をZENworks 7 Desktop Management with SP1 Linux Servicesがインストールされている(つまり、Desktop Management Serverコンポーネント) SLES 9x、SLES 10、またはOES Linux SP2 64ビット対応サーバ上で実行している場合、ZENworks 7起動前サービスによりeDirectoryがシャットダウンされます。
この問題は、ワークステーションが次の起動時にスクリプトイメージを使用してイメージングできるルールを使ってイメージングサーバポリシーを設定した場合に発生します。 起動前サービスが実行されると、eDirectoryがシャットダウンします。
この問題を回避するには、イメージファイルの場所がLinuxサーバ以外になるようにポリシーを設定する必要があります。
この章では、ZENworks 7 with SP1 Remote Managementコンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Management with SP1の追加設定が必要になる領域について説明します。
管理されたワークステーションで複数のモニタが使用されている場合、管理コンソールからのリモートセッションでは管理されたワークステーションのプライマリモニタのみを管理します。
管理対象ワークステーションでリモートコントロールセッションを実行中に、表示モードをDOSボックスアプリケーションモードから全画面表示モードに変更すると、通常モードに戻すかDOSボックスを閉じるまで、更新は受信できません。
ユーザがリモートデスクトップ接続を使って、Windows XPワークステーションに接続した後、このワークステーションでリモートコントロールセッションを起動した場合、リモートコントロールコンソールの画面が黒くなり、ワークステーションをリモートでコントロールすることができなくなります。
Windows XPワークステーションを使用しているユーザは、ワークステーションのリモートコントロールを実行する前に、ローカルでログインする必要があります。
リモートコントロールセッション中、管理対象ワークステーションで使用されているアクティブデスクトップの壁紙を削除できない場合があります。この結果、リモート管理のパフォーマンスに影響が出ます。
この問題を回避するには、管理対象ワークステーションの壁紙を手動で無効にする必要があります。
壁紙を無効にした場合のWindows XPの動作は、他のWindowsオペレーティングシステムとは異なります。Windows XPで壁紙を設定すると、その壁紙のバックアップが作成されます。この壁紙を無効にすると、プライマリロケーションの壁紙のみが無効になります。したがって、設定を変更すると、その壁紙が再び表示される場合があります。
管理対象ワークステーションのアニメーションカーソルまたは色付きのカーソルは、リモート管理ではサポートされません。
Windows XP管理対象ワークステーションでリモート管理セッションの実行中、継続的に変化するウィンドウ(たとえば、[タスク マネージャ])にマウスのカーソルを置くと、そのマウスのカーソルが管理対象ワークステーションで点滅します。この現象は、管理対象ワークステーションのみで見られます。
スケジュールが変更された場合、NetWare 6.5 SP1a(およびそれ以降)サーバで実行しているWake-on-LANサービスによってターゲットワークステーションが起動しないことがあります。
この問題を回避するには、このサービスを再起動します。
Windows 2000/XPワークステーションのDirectXアプリケーションは、リモートコントロールセッションまたはリモートビューセッション時には排他モードで実行しません。
リモート管理エージェントをZENworks 7にアップグレードしたときにサービスコントロールマネージャが実行中の場合、管理対象ワークステーションを再起動してもNovell ZENworksリモート管理サービスは作成されません。
この問題を解決するには、アップグレードの前にサービスコントロールマネージャが閉じていることを確認します。
Windows 98ワークステーションで、リモート管理エージェントをZENworks for Desktops 4.0.1、ZENworks 6.5 Desktop Management、またはZENworks 6.5 Desktop Management Support Pack 1からZENworks 7 with SP1にアップグレードすると、リモート管理パスワードが設定されている場合は削除されます。
解決策: コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
msiexec /i ”path_of_MSI zfdagent.msi” REINSTALLMODE=vamus
MSIアプリケーションオブジェクトを使用してインストールしている場合は、REINSTALLMODEプロパティにvamusを指定します。
重要:この回避策は、ZENworks 6.5 Desktop Managementまたはそれ以降のバージョンのデスクトップ管理エージェントからアップグレードしている場合のみ適用されます。
リモート管理エージェントのヘルプを管理対象デバイスのシステムトレイ内の[リモート管理エージェント]アイコンから起動できません。
この問題を回避してヘルプを表示するには、次の場所に移動してrcagent.chmをダブルクリックします。 zenworks_agent_directory\remotemanagement\rmagent\nls\language_directory
Novell Clientがインストールされていない管理対象ワークステーションからWindows 2000または2003 Middle Tier Serverを介して企業ツリーにログインする場合、リモート管理をConsoleOne内で対応するユーザオブジェクトから起動しても管理対象ワークステーションのIPアドレスが表示されません。
この問題を回避するには、Novell Support KnowledgebaseのTID 3287250を参照してください。 この文書には、表示の問題を修正するためにZENworks 7 Desktop Management with SP1に適用できるダウンロード可能な.dllへのリンクが掲載されています。
この章では、Desktop Managementワークステーションインベントリコンポーネントで適切に機能しない領域、またはZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1の追加設定が必要になる領域について説明します。
インベントリサーバまたはインベントリデータベースをLinuxに再インストールする場合は、再インストールしたいコンポーネントを先にアンインストールしてから、もう一度コンポーネントのインストールを実行します。
LinuxクラスタにSybaseをインストールしようとすると、次のエラーが表示されます。
The installation of ZENworks Desktop Management has FAILED. (ZENworks Desktop Managementのインストールが失敗しました。)
The following component(s) experienced a fatal error: (次のコンポーネントに致命的なエラーが発生しました:)
Database Engine (データベースエンジン)
解決策: このメッセージは致命的ではありません。インベントリサービスには影響しません。 ただし、インベントリサービスおよびSybaseサービスが開始および実行されているかどうかを確認してください。
ZENworks 7 Desktop ManagementのインベントリサーバコンポーネントをNetWare 6.5 SP2/SP3またはNetWare OESサーバにインストールすると、インストール後にインベントリサービスが起動に失敗します。
解決策:インベントリサービスを手動で起動します。
インベントリ対象のワークステーションにNovell Clientがインストールされていない場合、インベントリサービスオブジェクトのスキャンディレクトリ(scandir)パスに2バイト文字を使用すると、.strファイルはインベントリサーバに転送されません。
ZENworks 7 Desktop Managementのインストール後にインベントリサービスオブジェクトを設定して手動でscandirパスを変更しない限り、デフォルトのscandirパスは、インベントリサーバ側のコンポーネントとデータベースがインストールされるインストールパスと同じになります。
[Crystal Report Viewer (Crystal Reportビューア)]ウィンドウはキーボードの機能をサポートしません。 ビューアウィンドウでは、すべての操作はマウスを使用する必要があります。
この章では、ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1を使用する際に発生する可能性のあるその他の問題、または回避策が必要になる可能性がある問題について説明します。
ZENworks 7デスクトップ管理エージェントは、NSure® SecureLogin 3.51.1よりも前のバージョンでは適切に機能しません。
SecureLogin 3.51.1より前のバージョンがすでにインストールされているワークステーションにZENworks 7管理エージェントをインストールすると、ユーザのログインの試行が失敗し、ワークステーションが再起動します。
すでにこの問題が発生している場合は、Novell KnowledgebaseのTID 10096513の手順に従ってワークステーションを動作状態に戻すことができます。
この節で識別されている問題はZENworksがどのようにNovell eDirectoryと相互運用するかに関連しています。
ZENworks 7 Desktop ManagementをすでにeDirectoryがインストールされているOES Linuxサーバにインストールし、続けてeDirectoryを8.7.3.8にアップグレードする場合、ZENworks Desktop Managementのワークステーションイメージングコンポーネントが失敗します。
この問題は、ZENworks 7がインストールされているサーバ上でOES LinuxをSP1以降にアップグレードしたときに発生します。 この問題を回避するには、Novell Support KnowledgebaseのTID 10098801を参照してください。
ENGL ZimおよびENGL Ztoolkit (サードパーティ製品)のユーザは、ZENworks 7 Desktop Management with SP1を適用する前にENGL Zim 4.0 SP1およびZtoolkit 4.0 SP1にアップグレードする必要があります。アップグレードしないと、イメージングの実行時またはENGLを使用した自動Windowsビルドの展開時に問題が発生します。
詳細については、Novell KnowledgebaseのTID 3619822を参照してください。
この章では、ZENworks 7 Desktop Managementを使用する際に発生する可能性のあるその他の問題、または回避策が必要になる可能性がある問題について説明します。
Windows XP SP2ワークステーションでLaunch ItemガジェットからRDPまたはICAアプリケーションを起動すると、次のエラーメッセージが表示されます。
To help protect your security, Internet Explorer stopped this site from installing software on your computer.(セキュリティを確保するため、Internet Explorerはこのサイトからコンピュータへのソフトウェアのインストールを中止しました。)Click here for options...(ここをクリックしてオプションにアクセスします...)
ユーザがWindows XP SP2(またはこれ以降)ワークステーションを使用している場合は、ユーザは
ダイアログボックスの最上部にある情報バーをクリックしてCitrix ICA/RDPクライアントをインストールできます。または、ユーザがCitrix ICA/RDPクライアントのインストールについて問い合わせることもできます。ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1はDNSルートツリーまたは連合ツリーをサポートしていません。
VPN経由で接続すると、ワークステーションインポートおよびワークステーション管理(ワークステーションまたはユーザに適用されたポリシー)は正常に機能しません。 詳細については、Novell Support KnowledgebaseのTID 10096902を参照してください。
デスクトップ管理データベースまたはインベントリデータベースをNetWareサーバにインストールした場合、データベースの処理中にSybaseエンジンコンソールに次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Connection terminated abnormally(接続が異常終了しました)
これは誤ったメッセージであり、無視してかまいません。
2つの異なるネットワーク上で2つの異なるIPアドレスを使用して設定されているWindowsコンピュータ上でConsoleOneを実行していると、ConsoleOneはデータをeDirectoryに送信することができずにエラーコードが生成されます。
この動作は、SUSE Linuxサーバ上で実行しているeDirectoryに対するストリーム属性を作成しようとすると発生します。
ZENworks 7 Desktop Managementがインストールされているクラスタリソースオブジェクト用のアンロードスクリプトは、現在、別のクラスタリソースオブジェクトに移行するときにSybaseサービスの失敗を引き起こします。
ConsoleOneでこの問題を回避するには、アンロードスクリプト内で次の行を見つけます。
#ZENworks Cluster Support: lines=1
opt/novell/zenworks/bin/ZDMstop stop cluster
スクリプト内のこれらの行を次の行のすぐ後に移動します。
#!/bin/bash
iManagerでこの問題を回避するには、次の手順に従います。
ConsoleOne (上記参照)からエントリをコピーしてiManager内に貼り付けます。
ZENworksがインストールされているLinuxクラスタノードで、次のコマンドを実行します。
dos2unix /etc/opt/novell/ncs/DATA_SERVER.load
dos2unix /etc/opt/novell/ncs/DATA_SERVER.unload
Linuxクラスタノードを再起動します。
Novell eDirectoryでは個々のユーザに対してNWlanguage変数が中国語に設定されていないため、次のZENworksコンポーネントが正常にロードされない場合があります。
この問題は、適切なローカライズリソースが配置されているパスをNWlanguage変数が定義することにより発生します。 ローカライズされたNovell製品(Novell Clientなど)が以前にインストールされていない場合、この設定は行われていません。
次の手順に従ってNWlanguage変数を手動で編集し、中国語コンポーネントが正常にロードされるようにします。
Consoleoneを起動します。
ZENworks 7 Desktop ManagementコンポーネントをインストールしたeDirectoryツリーにログインします。
このeDirectoryツリーで、ユーザオブジェクトが存在するコンテナに移動し、ユーザオブジェクトを選択してオブジェクトを右クリックし、
をクリックしてユーザのプロパティを表示します。[プロパティ]ダイアログ ボックスで
をクリックして、 をクリックします。[使用環境]ページで、適切なNWLanguageパラメータを入力します。
(繁体字中国語ユーザの場合)[使用言語]フィールドに「CHINESET」と入力します。
(簡体字中国語ユーザの場合)[使用言語]フィールドに「CHINESES」と入力します。
をクリックして新しい言語変数を適用します。
ユーザをログアウトしてからもう一度ログインし直します。
NWlanguage変数は適切なバージョンの中国語リソースを指すようになり、エージェントディストリビュータおよびsnAppShotが正常にロードされます。
中国語バージョンのWindows上のリモートコントロールコンポーネントをロードするには、regedit.exeを実行してHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Novell\Parametersに移動し、NWLANGUAGE変数をENGLISHから適切なバージョンの中国語に手動で変更します(上記の手順5を参照)。
現在、Linux上のZENworks 7 Desktop Management Servicesで作成されるログファイルは、UNIXフォーマットで書式が設定されています。つまり、Windows環境で一般的なテキストエディタ(メモ帳など)で通常使用されるCR/LF文字を含みません。 このため、これらのファイルをテキストエディタで読み込むのが困難になっています。
この問題は、ログファイルを開くときにMicrosoftのワードパッドを使用することによって回避できます。 ワードパッドで[表示]>[オプション]>[右端での折り返し]の順にクリックして折り返しオプションを選択してください。
このドキュメントでは、大なり記号(>)を使用して、ユーザインタフェースのメニューを操作する順序を示します。
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